堕天戦②
「じゃあおつぎは、」
「させると思うな、打て。」
「だから意味ないって。」
しかし今度は魔法ではなかった。
ドーンと火薬が爆発する音が聞こえた。
そう、大砲を使ったのだ。
「魔法耐性はいくら強かろうとも、物理耐性は限度があるはずだ。」
高柳が考えた通り、これは聞いている感じだった。
「チッ、姑息な、でも、嫌いじゃないね。」
あちらこちらに傷跡があるので、効果はあるようだ。
「流石にまずいから消しま〜す。」
そう言って、今度は紫色の剣が空に召喚されていた。
そして大砲がある場所めがけて飛んでいった。
これには高柳も苦い顔をしていた。
確かに2〜3回使ったら、迎撃されるだろうと考えていたが、まさか一度で迎撃されるとは思っていなかった。
「あれ〜、打つ手無しって感じ?」
その言葉の通り、今回の作戦の主力に近いものが一度で消えてしまったので、かなり痛手だ。
これでも、この状況は考えてはいた。
だけど、こうなると流石に許容範囲外って感じになってきている。
「このまま、上空にいられるとまずいな。」
「どうする?」
「いややはり問題ない。」
高柳がこう言った瞬間、騎士団長がセフィラムよりも上から剣を振り落としていた。
「!!」
これには、流石に対応できないようで、そのまま地上に落とせた。
「ありがとうございます、騎士団長。」
「これからだろ。」
「はい。」
騎士団長のお陰で、一方的な状況は終わった。
「まあ、確かに、俺様だけが攻撃し続けるというもの、君たちが負けた時言い訳に使うだろうし、正面から殺るか。」
謎の持論のおかげで、なんとか戦闘はできそうだ。
「銃撃隊打て。」
高柳の合図と、とにも銃声があちらこちらから響いてきた。
この攻撃にはセフィラムは翼でガードしていた。
「京坂、やれ。」
「ん。」
京坂さんは空間を切る斬撃を飛ばし、セフィラムの両翼を切り落とした。
「どうだ?」
約30秒間銃を撃ち続けた。
これでダメージが通っていないとこれからがまずくなるので、効いていてほしい。
「あ〜痛って〜、あ〜ムカついた。」
その瞬間二枚の羽が4枚に増えた。




