閑話 新権能者 鷹橋海咲
静かな場所に一人の女性がいた。
彼女の名前は鷹橋海咲ついさっき、まで異世界召喚者だったものだ。
しかし、今の彼女はもはや世界の敵となってしまったのであった。
もう仲間には会えない、だが彼女はもう悲しむ感情を持っていなかった。
「私、化け物になっちゃったんだ。」
今の状況を嘆きたいが、涙が出ない、と言うか悲しみさえわからない。
「ああ、私いったいどうしてこうなっちゃったんだろうな。」
ついさっきまでの、記憶も、今までの記憶もちゃんとあるのに、いったい何が変わっちゃったんだろうな。
いったい何が変わったら今の状態になっちゃうんだろうな。
ああ、誰か教えてくれないかな。
「そうだな。教えてあげよう。」
「誰?」
「ああ、そうだなまず名乗って置かないと私は■■■■■■というものだ。」
「私になにかよう?」
「まあ、そんなに警戒しないでくれ。」
「あなただよね、私をこんなのにしたのは。もとに戻して。」
「まあ、戻せるが今は計画のため戻せないな。」
「その計画ってなに?」
無性にこの■■■■■■という男を殺したいが、一切能力が効かないことを知っているから、何もしない。
「計画を伝える前に、今君がいる場所がどんな場所か知っているかね?」
「はあ?」
周りを見渡したが、ただの荒廃した都市みたいな場所という感じだった。
「それで、何なんですか?ここ。」
「ここは─────────────────────────────────────
─────────────────────────────────────
それから■■■■■■からとても信じられないようなことを聞かされた。
「それって本当なんですか?」
「ああ、全部事実だ。だから私は今行動しているのだ。」
「まだ信じてませんけど、それだったら私をこうした理由も少しはわかります、だけど.......。」
この男を罵倒しようとしたが、どこか悲しげな様子を見て、やっぱり言うことをやめた。
「計画がうまく行ったら、ちゃんと君を治す。それと君たちも元の世界に帰す。これは私の過去と命に誓う。」
「信じていますよ。」
「これ以上話すこともないな。」
そう言って、男は去っていった。




