大罪使徒戦④
ガイアが生み出した断層はとてつもないものだった。
城壁からだいぶ離れていたが、城壁の前までその断層が届いていたのであった。
「なんという威力だ。」
さらに戦場は絶望の包まれていた。
どんな攻撃も、効かない、しかもやつの攻撃は自然災害級、まるで自然災害に人が挑んでいるような状況だった。
「ああ、ああ、あああああああああ。」
ガイアはついに反撃をし始めていた。
大地を自由自在に動かして、まるで自身の腕を動かしているかのように岩盤で迎撃隊を薙ぎ払ってきた。
「ああ、ああ、あああああああああああ、あああああああああああああああ。」
「急にどうしたんだ。」
予想外の行動に鷹橋は困惑していた。
さっきまで怪我人ゼロの戦場だったのに一瞬で地獄絵図に変わったのだ。
岩盤に足を挟まれるもの、押しつぶされてしまったもの、などさっきまでの光景がまるで嘘のようだった。
「どッどうすれば。」
「落ち着いて、海咲。」
「今は怪我した人を治してあげて。」
「わかった真美。」
そうして、鷹橋はヒーラーとしての行動を取り始めた。
しかし、岩盤を腕をブンブン振るように動かしているため、相当危険な状況だ。
そのため、真美も一緒に行動していた。
「ありがとう真美。」
「どうってことないよ。それより早く負傷者の手当をしないと。」
そんななか、新也は勇敢にガイアに突っ込んでいた。
華麗に岩盤攻撃を避け、斬りかかりに言ったが、これもまた、岩盤で防がれてしまった。
「くっ、これはどうだ。」
そう言って、固有能力カムイを使用した。
さすがの威力で、岩盤を切り裂くことができた。
「お前たちは、お前たちは、お前たちはお前たちはお前たちはお前たちはああ、自然の怒りを知らないのかああああ。」
「お前のどこが自然の代弁者だ。」
「お前のやっていることはただの人殺しに過ぎない。」
「だから断罪してみせる。せいあああああああああああああ。」
自分を勇者だ、といっただけあって、かなりの善戦をしてる。
新也がいなかったら、この場はもう持っていなかっただろう。
ガイアの攻撃を避けながら攻撃をしている姿は、本物の勇者のようだった。
「はあああああああああああ。」
「そいあああああああああああああ。」
「ああ、お前たちは、お前たちは、いい加減にしろおおおおおおおおおおおおお。」
そういった途端岩盤が急に溶け始めた。
異変に気づいた新也はスッと距離を取った。
「溶岩...。」
騎士団長が言った通り、どうやら溶岩を出しているようだった。




