大罪使徒戦②
「解析部隊に連絡をいれてくれ、それと仮説ができ次第、伝えてくれ。」
騎士団長はそばにいた部下に向かって、そう言って解析部隊に向かわせた。
「化け物め。」
「あなたがたの方が、化け物ですよ。」
「はい、そうですかよ。おりゃあああ。」
そう言って、騎士団長も大罪使徒に攻撃をくわえていた。
「たしかに、斬った感覚はあるんだけどな。」
「せいああああああああああ。」
新也もまた攻撃をいれているが、全くやられる気配がない。
「何なんだこいつ、斬っても斬っても、傷がつかない。」
「ねえ、海咲回復魔法ってすぐ効果出てくるの?」
「いや、回復するまでちょっとラグはある。それとあんなに連発できるようなものじゃないと思う。」
あれから、ずっと攻撃をくわえているがいっこうにやられる気配がしない。
というか全く反撃をしてこない。
「全軍一旦攻撃をやめろ、火属性魔法を使えるやつは使ってくれ。」
「ああ...。随分と優秀ですね。あなたは。」
「随分と余裕そうですな。」
「ええ、自然がいつも味わっている辛さと比べれば、微々たるものです。」
「そうですか、全員打て。」
騎士団長の掛け声と同時に、上級魔法フレイムを大罪使徒に向かって発射した。
「効いてくれると嬉しいんだが。」
しかし、効いている感じはしなかった。
「だめだ、勝てない。」
誰かがそういった途端士気が一気に下がった。
もうだめだ、みたいな雰囲気がしていた。
「隊長、このまま逃げましょうよ。」
「何を言っている。我々は国民の命を背負っているんだぞ。引き下がるわけにはいかない。」
魔法の着弾したあとからずっと新也が攻撃をくわえているが、全くダメージを食らっている感じがしない。
それとさっきから、全く大罪使徒は攻撃してこない。
なぜだ?
なんであんなに無抵抗に攻撃を食らっているのか全くわからない。
「おらああああああああああ」
「そいやあああああああああああああ」
と新也はずっと攻撃をくわえていた。
これには騎士団長も、
「こいつはどうやって10部隊も打ち負かしたんだ?しかもあんなに被害をだして。」
わからない、ただそれだけがわかっていることだった。
「そろそろ、森の怒りを与えましょうか。いやまずは名乗ってからにしましょう。」
「私の名前は、エンゼル教・大罪使徒自然ガイア=ポントス。」
そういったものの、またツルの攻撃だった。
「いったいどういうことなんだ?」
どうやら誰もこのガイアを突破する方法がわからないようだった。




