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大罪使徒戦

そして王国率いる迎撃軍100名は、森へとたどり着いた。

100名と聞いて少なそうに聞こえるが、魔法騎士などがいるため、大勢連れて来ることはむしろ逆効果になることが多いからだ。

それと今回は森だ。

むやみやたら人が多いといざというときに、身動きが取れなくなってしまうかも知れないからだ。

そうして、軍勢は静かな森へとやってきていた。


「隊長随分と静かですね。」

「それと、だいぶ森が生い茂っていますね。」


「何だと。」


『森が生い茂っていますね』この言葉を聞いた時、騎士団長はまずいと思った。

なぜなら、この森は別の大罪使徒が大半を消し飛ばしたはずだが、森がもう再生しているということは、


『エンゼル教・大罪使徒─自然』やつの仕業だ。


「全軍退避だ。」


素晴らしい判断だった。

しかし、もう遅かった。

やつが目の前にいたのであった。


「森を、傷つけましたね?」


「全軍やつが大罪使徒だ。」


「あいつが。」


という声があちらこちらで出ていた。

見た目は、女神みたいな感じだった。

というか大地の神みたいな雰囲気をかもし出している。


「森が泣いている。」


「一つ教えてやる、大罪使徒。森を傷つけたのは同じ大罪使徒だ。」


新也は恐れることなく、そう言った。

普通の人だったら人違いだったの?みたいな感じになるだろうが、やつは大罪使徒だ。


「大罪使徒?同じ人間ですよね?」

「人間があったらそこを管理している人間が責任を取らないと。」


もはや、何が言いたいかわからない。

騎士団長が大声でこういった。


「奴らの言葉を聞くな。理屈も何もない。」


騎士団長にそう言われて、ハッとした。

思わず話を真面目に聞いてしまっていた。

次の瞬間、新也が聖剣で大罪使徒に攻撃をいれていた。


「やったか?」


誰かが、このセリフを言いやがった。

そう、あの典型的なフラグを。


目の前には何事もなかったかのように大罪使徒が立っていた。


「ひどい、ああ、なんてひどいことを。」


「黙れ、お前たちのしていることのほうがもっとひどい。」


「ああ、森の怒りが聞こえないのか?ああ、森の嘆きが聞こえないのか?あああ


その瞬間ツルが一瞬でこちら側にやってきた。

流石にここにいた人は、斬り伏せることができていた。


「お前の罪を今、断罪してやる。」


そう言って新也はカムイを発動させて、大罪使徒を斬った。

しかし、また無傷だった。


「どういうことなんだ?」


どうやらこの大罪使徒を倒すためには何らかの手順を踏まないと倒せそうにない。


「おかしい、確かに斬った。なぜだ。」


新也の言葉が正しいのなら、多分この仮説はあっているはずだ。


「なるほど、これは確かに討伐できないわけだ。」


騎士団長も、大罪使徒も異変を感じ取っているようだった。


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