閑話
誰もいない場所を一人の黒服の男が歩いていた。
周りの風景は、荒廃した都市みたいな感じだ。
物静かな自然の中にぽつんとあるようだ。
「私を呼び出した、理由は何かね?」
パット見誰もいない場所に向かって男は話し始めた。
「まあまあ、俺と君の仲じゃないか。」
「で、そっちはうまく言っているのかね、反転さんよ。」
「今のところは何も言えないな。」
「異世界召喚された奴らをお前が興味を示さねえはずがないだろ。」
「そうだな。」
「第一パンゲア教団を設立させるように仕向けたのはお前とアイツじゃないか。」
「まさか知っているとは。」
「そのせいで俺が教団のトップやる羽目になったんだけどな。」
「残りの6人は死んだようだな。」
「そりゃそうだろ、俺達みたいに寿命を延ばせる権能じゃなかったからな。」
「話はそれるけどさ、お前らどうやって権能持ちを作ってるんだ?」
「それは教えられない。」
「だろうな、どうせあいつとお前の権能で生み出しているんんだろ。」
「そうだな。」
その後数分の沈黙が続いた。
「で、お前託された夢を実現できそうなのか?」
「⋯⋯⋯⋯、どうだろうな、実現させようとはしているが。」
「お前ができなかったら、俺達パンゲア教団が実現することなんて不可能だからな。」
「と言うか、お前俺の部下殺してるんじゃねえよ、もう少し別の手段あっただろ。」
「いや、あれでいい、そうすればやりたいことができる。」
「ふっ、お前がやりたいことね、あの時みたいにならなきゃいいけどな。」
「いやあの時とは違う結果になる。これは確証がある。」
「そっか、そりゃ期待してるぜ。反転さんよ。」
「名前呼びはやめたのかね、ペロテ。」
「ああ、あの時■■■■■■という人間は死んだ。」
「ひどいな。」
「そりゃそうだろ、あの時以降お前らしくないことをするようになったからな。」
「そうだな。」
「今日はここまでのようだ。それじゃあさようなら■■■■■■。」
静かな荒廃した都市には、一人の人しかいなかった。




