決戦②
『蘇りの加護』これは俺の持っている加護だ。
効果は、死亡後十分が経過すると、死亡地点から半径十メートル以内に復活する。この効果は回数制限なく発動するといったものだ。
目が覚めたら、俺は一人ぽつんと大広間にいた、それと同時に『あなたは死にました。』と文字がでていた。
戦闘はどうやらもう終わって居るようだった。
血があまり見えないので、京坂さんは、俺みたいにざっくりやられたわけではなさそうだ。
「よし、じゃあ、行動に移しますか。」
大広間を見ると複数の剣があった。
これは多分ナイツサードの能力だろう。
「能力は剣を生み出す能力といった感じかな。」
俺はとりあえず剣を2本手に取って、ここから出た。
施設内は、また別の意味で混乱しているようだった。
なぜかって、
俺が急に消えたからだよ。
忘れてはいけない俺の加護は
『死亡地点の半径10m以内に復活』するわけだ。
そう、俺を殺して運んだんだろうけどそんなこと関係ない、復活する場所はここになっているのだ。
もちろんこれは狙ってやっていた。
なるべく京坂さんにナイツサードの能力を引き出してもらうように努力してもらった。
そうすればこのように俺が能力を推察することができるのだ。
あらかじめ作戦として、伝えてはいるので俺が剣を渡しにいかなくてはいけない。
場所は大体わかっている。
奴らのことだ倒したと思ってもう一度同じ場所に拘束するだろう、というかあそこ以外あり得ない。
多分だがあの拘束具は魔法、魔術、加護が封印されるものだと思う。
でなきゃ俺達10人全員を拘束し続けることができない。
俺はなるべく早足で向かった。
内部は混乱しているおかげであっさりたどりつくことができた。
なんと扉も空いていたという。
「不用心すぎだろ。」
そう言いながら俺は部屋の中に入った。
「やってきたぜ。」
とりあえず、かっこよさげなセリフを言った。
一度こういうセリフを言ってみたかったからだ。
京坂さんはあまり目立った外傷はなかった。
「大丈夫か?」
「ん、これぐらいなら、まだ行ける。」
「はい、剣だよ。」
「ありがと。」
そして、今度こそは脱出を成功させて見せる。




