決戦
俺達は言われた通りに大広間と言われた場所の扉を開けた。
そこはかなり広く闘技場ぐらいの広さはあった。
中央にはただならぬ雰囲気を出している一人の男が立っていた。
「やあ、そんなところにいないでこっちに来ないかね。」
「バレてるか。」
こいつは相当な強者だと思う。
雰囲気も貫禄もすごい、大罪使徒以下ではあるが、イフリートと同じぐらいの威圧感はある。
多分戦っても、手も足も出ずに終わる未来しか見えない。
「そうだな、とりあえず名乗ろうか」
「僕の名前はパンゲア教団・ナイツサード・ベルゼル=クライシス」
ナイツは役職だろう、それでサードだから、三人目かな、それならナイツは複数いるのだろう、その中の一人ってところだな。
まさにクライシスって感じの状況だな、まあこんなことはどうでもいい、どうする。
今剣が無いから、京坂さんの加護が発動しない。
剣ならどんなものでも発動するらしいが、まず剣がないからな。
警棒だけでこいつを倒すなんて、まるで市場の事件並に無謀なことをしないといけないとは、
「まいったな。」
ナイツサードがどんな能力者なのか不明、しかも奴らは俺達が加護持ちであることを知っている。
圧倒的に情報戦でも負けている状況。
俺は加護の詳細までは言っていないが、そのそも俺の加護はこの戦闘で一切意味のない、効果しかない。
「まあ、とりあえず話そうじゃないか。僕だって、君たちみたいな大事な研究対象に怪我をさせることをしたくないんだ。今でも間に合う、武器を捨てて、投降してくれないか?」
「もし、断るって言ったら?」
「そのときは切る。」
「はは、」
とりあえず京坂さんと相談しておこう。
「ちょっと仲間と話時間を取ってくれないですかね?」
「ああ、良いぞ。」
随分と余裕そうだな。
っま負ける自信しかねえけど。
「どうする、京坂さん、これじゃあ俺達切られてまた拘束されると思うけど。」
「勝手に負ける前提で話を進めないでほしいけど、この状況じゃそうなるよね。」
「でもここまで逃げて来たわけだしこのまま、投降というのも嫌だな。」
「じゃあやれるところまでやろう。」
「ほんとにそれでいいの?」
「ん。」
これから数分作戦会議をした。
「結論は出たかね?」
「ああ、ぶっ飛ばしてやんよ。」
「ガキが、痛い目にあわけないと行けないようだ。」
「それじゃあ。」
目視できなかった。
俺はこの瞬間斬り殺されたようだった。
もはや痛みは感じなかった。




