How to 脱出
研究者達が、部屋を出ていったあと、数十分ぐらいたったのだろうか、もう一度部屋に人がやってきた。
「飯の時間だ。」
そう言って拘束具を外そうとしたその瞬間を待っていた。
この人物は研究をメインにやっているはずだから、こういった不意の暴力に対応ができるはずがない。
俺は、研究者の首に思いっきり、チョップをおみまいした。
ちょっと痛かった。
そして、手放した拘束具の鍵を手に取り、拘束をといた。
研究者には悪いが俺を拘束していたものに拘束しておいた。
外に出ると、近代的な施設の風景が広がっていた。
「ここは何を研究する場所なんだ?」
気になる点は多いが、今は仲間の救出をするのか、このまま脱出をするのかということを考えることにした。
といってもそんなに考えている時間なんてない。
そして仲間を救出することを決断した。
特に京坂さんを救えば戦闘面ではかなり楽になる、それと色々と協力をした仲なので見捨てることはできない。
救出したいが、扉が複数あるため、全部開けるというのもリスキーすぎる。
そのため、とりあえず武器になりそうなものを探したい。
だが、武器を手に入れるためにも、部屋に入らないといけないというジレンマにかかっていた。
「しかたがない、開けるか。」
扉の先がクラスメイトであることを祈るぐらいしかできない。
そして、扉を開けた。
中には、幸運なことに、京坂さんがいた。
なんか運良すぎじゃね、と思ったが、ふと頭の中をよぎったのが、部屋の配列通りに収容してるのでは?と思った。
なぜなら、俺の部屋と京坂さんの部屋の距離感と大体おんなじだからだ。
まあこんなことはどうでもいい。
研究者の鍵のお陰で拘束具を解除することができ、二人で脱出することにした。
京坂さんはどうして君がいるんだ?みたいな顔だった。
これから脱出することを考えて人員が多いほうが良いと思い、一応隣の部屋を確認したが、もう誰もいなかった。
「まいったな。」
2~3部屋確認したが、誰もいなかった。
何も起きていないことを祈るぐらいしかできない。
そして、なるべく足音を出さないように、そして足音を聞くようにして、施設内を歩いていた。
「警備が全然いない?」
「そうみたい。」
今のところ、研究者ぐらいしかこの施設にいないような感じになっている。
それと窓らしきものが一つも見当たらない。
ガラスの場所があったりするが、外の風景が一切見えないため、推定ここは地下にありそうだ。




