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異世界召喚された、落ちこぼれの俺にできること  作者: ヨッシーだ
第一部アルセリア王国編第一章
18/59

協力者

俺、松田源はアルセリア王国で普通に生きていこうと決めた。

召喚された王城は、ぶっ壊れて修理中、しかも魔王討伐が目的だったのに魔王が消息不明のまま、そう俺が王城に住み続けられる理由はないのだ。

そのため、異世界で何かしらの行動を取ろうと思ったわけだが、想像よりもやることがほぼなかった。

銀行でも始めようかと思ったがもうすでに銀行はある。

株式を広めようかと思ったが、俺が金を稼げる自身はない。

料理なんてろくにやってこなかったから、醤油とかそういったのなんて作れるはずがない。

というか作る手持ちの金がねえ。

しかも、単独行動をしたらパンゲア教団にさらわれる可能性もある。


「いったいどうすれば良いんだよおおお。」


と泊まっている宿の一室で叫んでいたのであった。


「かと言って、冒険者みたいなのになるのはリスキーだしいったいどうすれば....。」


とりあえずこれから俺が行動を移そうとしても、人手が足りないから、仲間を作ろうと思い自室から出た。

友達だった白河と田仲はそれぞれ、魔法派と勇者派に行ってしまったわけだし、とにかく頼れるやつがいない。

そんなことを思いながら歩いていたら、人とぶつかってしまった。


「あ、すまん。」


とぶつかった人を見たら京坂だった。


「ん、松田くん暇?」


と聞かれたので


「今は暇だけど。」


いったい何を言われるのだ。


「ん、これ持って。」


「え?」


彼女の後ろを見たら、何やら荷物が沢山あった。

それを買うお金はどこにあったんだ?

疑問に思うことは山々だが荷物の運搬を手伝った。


「ありがと。これで始められる。」


「何をするの?」


と思わず聞いてしまった。


「日本にあった調味料を作る。」


「え、マジ作れんの。というか何作るの?」


「とりあえずマヨネーズ。どこかの異世界物でマヨネーズが人気が出たって書いてあったから。」


金稼ぎかよ。俺と全く考えていることおんなじかよ。

待てよ、ここは協力者になって、手伝えば俺も恩恵を受けられるのでは。


「俺手伝おうか?」


「今は手伝ってもらうことはない。」

「でも、試食とか、商品販売するから、それ手伝って。」


「わかった。」


ということで俺は、もしかしたら大船に乗っかれたかもしれなかったのだ。

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