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異世界召喚された、落ちこぼれの俺にできること  作者: ヨッシーだ
第一部アルセリア王国編第一章
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市場での一戦

新也は、自分の仲間鷹橋、西園寺、吉川、前川、の五人で王都の市場に行っていた。

目的は、王都の探索と情報収集だ。

方向性は決まっても、現状エンゼル教についての情報は、かなり少ない。

アストレアさんにエンゼル教大罪使徒について聞いてみたが、現状一番困っているのが大罪使徒支配で、王都にも町一個が、やつに支配されているとのことだった。

そのため僕はちは、大罪使徒支配を倒そうと、これからの方針を決めたのだった。

支配以外の情報は王城では手に入らなかったので、町に出れば情報が入るのでは、と考え行動に移したわけだ。


「にしても、すごい活気だな、新也。」


「ああ、そうだな。」


「この景色は私たちの住んでた場所では見れなかったからね。」


そして、目印になりそうな銅像がある中央の広場で、集合することにして、それぞれ情報収集に出ることにした。


「にしても、すごいな。」


新也は、人に尋ねることはせず市場の雰囲気を感じることにした。

そんな時、信じられないものを目にした。


「あれは確か。」


目の前に見えた人物、忘れもしない、あの森での事件のときにいた、黒服だ。

でもなぜだ。

どうして馴染んでいるのだ?

あの威圧感はどうやって消しているんだ?

疑問に思うことはたくさんあるがとりあえず、勇気を出して声をかけて見ることにした。

万が一人違いだったら勇者としての信頼はなくなるだろうから、普通の口調で聞いてみることにした。


「あの、あなた、反転ですか?」


客観的に見たらだいぶ失礼なやつに見えるが、


「ああ、そうだが。なにか?」


まさか、否定もせずそのまま肯定してきたので、三秒ばかり思考が止まってしまった。


「私だって、人だ。食べ物を食べることぐらい普通だろ。」


しかし、新也は冷静ではいられなかった。

目の前には、倒すと決めたやつがいるのだ。

新也は持っていた剣を反転に向けていた。

市場にいた人たちはいったい何が起こっているのだ、と混乱していた。


「こいつはエンゼル教大罪使徒反転だ。」


新也は市場にいる人に聞こえるように大声で言った。


「まったく、人々が買い物を楽しんでる中、君は何をしてるんだか。」


「貴様のようなやつが言うんじゃない。」


「確かに勇者様が言う通りですな。」


「煽ってるのか。」


「私はそんなつもりはなかったのだがな。そう捉えれしまったのなら、すまない。」


「ほんとにお前らはああああああ。」


新也は怒りを剣に乗せて反転に切りかかっていた。

しかし、新也はなぜか180°反対に振り落としていた。


「向きが反転している。」


「どうした?」


「うおおおおお。」


掛け声と同時にまた振りかぶった。

今度は、片手で簡単に止められてしまった。


「もうやめないか?」


「まだだ。」

「喰らえ、カムイ。」


「反転。異能を打ち消せない右手から異能を打ち消せる右手。」


新也が放った一撃は、右手が触れるやいなや、何もなかったように消えてしまった。


「まだだ。」


「それなら仕方がない。」

「アンチマジック」


新也の魔力が爆発した。

出力を抑えているおかげか、周囲には破壊活動は見られなかった。

そして、新也も気絶程度ですんでいた。

反転は何も言わずに、スッとこの場から消えていた。

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