表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【暗殺者達の群像劇】F 不老不死の殺し方  作者: 愛良絵馬
第三章 アンチテーゼの証明。
35/62

やな記憶

   *由奈由*


 もしかして、自動車事故とか?

 なつきちゃんの声が、耳の奥に残っている。

 とっくの昔に切り捨てたと、取り除いたと思っていた過去が、音を立てて背後に迫っているような感覚。


 お父さんが運転する車。お母さんと並んで座った後部座席。

 遠くに行くのよ、とっても楽しいところよ、と笑っていた母。

 

 そして、絶叫。


 今までのものが全て裏返って。生から死へ。繋がれたチューブ。

 這い出して、這い出して。


「あ。あ。あ。あ。あ」

 

 どうしようもない衝動を、憤りを、細かく吐き出しながら走り出す。そうしていないと、涙がこぼれ落ちそうだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ