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終末世界の乙女達  作者: 温泉たまご
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廻り道

 ここがゲームの世界だったらなんて誰しもが言う。それを聞きながら私は思うのだ。

 それはどれほど残酷な世界なのだろうかと。


~〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 人類は、これまで進化を続けてきた。いや厳密に言うならば進化ではなく、周りのものを解き明かすことにより適応してきたのだ。では、その環境がが変わってしまったら?

 少女はその結果とも言えるクレーターの前でため息をつく。正直なところクレーターがあろうがの世界ならばこの、3輪助手席付きのバイクを持ち上げて草むらから迂回すれば通常通り走って行けるのだ。

 だがしかしながら、いくら問題ないといってもバイクは重いし、草むらはガジガジして嫌いなのだ。いくら人が死ににくくなったからとぃて、痛いものは痛いし、苦しいものは苦しいのだ。それに、

 襲いかかってくる獣はいるのだ。

 私はナイフをポケットから取り出し、ナイフカバーを外す。野犬が5匹おり数的に不利だと判断した私は腰に付けたポーチから投げナイフを2本、左右から取り出すと同時に脳天めがけて投げる。見事に命中し2匹倒れる。それに驚いたのか倒れた犬の方を向く。その隙に腰を低くして前に進み右から左に、無限を書くように切り、最後の1匹の脳天にナイフを突き刺し戦闘は終了する。

 錆びてもいないのに血の匂いがするナイフをハンカチで拭きながら。

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