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あらすじ
いつまでも続く平らな地面、サバンナのように点々と生える木々と雑草。
終末世界というのに相応しい光景だ。
どうやってはしっているかわからないバイクに乗って私は思う。
―――――今日も世界は生きていると。
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世界が終わったのを覚えている。
突如、機械が壊れた。そう、本当にそれだけ。
人は機械というものに頼りすぎていた。コンセントに繋がれた機械はそもそも電源がはいることはなく、電池式のスマホなんかは立ち上がるのだが、ネットに接続することがなく通信なんかも例外なくダウンした。つまり例外なく懐中電灯と同じ扱いだ。
これがよくなかった。あまりにも、現代を生きるには情報が足りなかった。混乱し集団ヒステリーがおきた。これに連なり、機械の爆発
――――機械に見える何かが襲いかかってきた。
結果から言ってしまえば、世界は崩壊した。人々は散り散りになり文明を恐れるようになった。あらすじは終わり。
ここからは、終わった世界で動く私の物語。