◆主な登場人物など(第1部のネタバレあり)
(人物紹介)
◆メアリー
ヒロイン
ウォールデン商家分家筋で、婚約者はアラン。
ウォールデン商店から独立を認められ、父親と二人で洋装店ポリーブティックを構える予定。
◆アラン
ヒーロー
コールリッジ一族本家筋の嫡男で、家督を継ぎ、カドガン伯爵となった。
父親に定められた婚約契約を一度解消し、再びメアリーと婚約し直した。
◆ルドウィック
エインズワース一族本家筋で、ファルマス公爵の三男。
アランの学友でアンジェリカとは幼馴染。
学園での通り名は「麗しのエルフの君」
メアリーからは「エインズワース様」
アランからは「エインズワース」
アンジェリカからは「ルド」
◆アンジェリカ
第二王女で、愛称はアンジー。
美しい恋物語が好き。
◆真珠姫
メアリーの母でメアリーと容姿が似ている。
ウォールデン商家直系の娘で、ギルバートの愛人。
愛称はポリーで、娘と名前は同じ。
◆ギルバート
アランの父でアランと容姿が似ている(瞳の色は違う)
コールリッジ一族本家筋で、前カドガン伯爵。
スカーレットとセシルの姉弟とは幼馴染で、イーサンは恩師。
愛称はギル。
◆スカーレット
アランの母で、オルグレン一族分家筋。
ギルバートとは祖父の代の決め事にて、生まれる前から婚約が決定されていた。
愛称はレティ。
◆セシル
アランの叔父で、オルグレン一族分家筋。
スカーレットの弟で、アスコット子爵。
◆レッドフォード侯爵
ルドウィックの叔父で独身。
エインズワース一族分家筋。
◆イーサン
オルグレン一族本家筋の四男で、セシルの兄貴分。
スカーレットとセシル姉弟に同様、後述の「オルグレンの妖精一族」らしい容貌をしている。
(各家の紹介)
◇ウォールデン商家
国内有数の大商店を営む一族。
次代はメアリーの叔父で、当代はメアリーの祖父。
(メアリー、真珠姫)
◇コールリッジ=カドガン家
コールリッジ一族本家筋で、代々カドガン伯爵を就任。
アスコット子爵と領地を隣り合う。
アランの曾祖父が、災害によって窮地に陥ったアスコット子爵に支援を開始する。
養蚕業に絹糸紡績業、撚糸業、織物業を一手に担い、財政豊か。
中央政治には積極的に関わらず、静観の構え。
(アラン、ギルバート)
◇オルグレン=アスコット家
オルグレン一族分家筋で、代々アスコット子爵を就任。
オルグレン=アボット家の寄子。
カドガン伯爵からの支援によって、どうにか領地経営をしている。
(セシル、スカーレット)
◇オルグレン=アボット家
オルグレン一族本家筋で、代々アボット侯爵を就任。
オルグレン=アスコット家の寄親。
家系図を遡ると、降嫁した公女があり、王家の血を引く。
公女降嫁当時は、王宮で力を持つ大貴族だった。
所有鉱山から鉱脈が途絶え、王宮での派閥争いにも敗れて以降、財政・権力ともに尻すぼみ。
(イーサン)
◇エインズワース=ファルマス家
エインズワース一族本家筋で、代々ファルマス公爵を就任する大貴族。
現在、筆頭公爵家であり、当代は宰相を務める。
(ルドウィック)
(その他)
◆オルグレンの妖精一族
赤みがかった淡い金髪に銀の目。
食べても太れず、鍛えても大した筋肉がつかない。
背は小さくひょろひょろと華奢。
男女問わずオルグレン家の人間に共通する特徴を称して言われる。
◆薔薇族の男達
熱狂的なファンを抱え、目下大流行中の、男達の熱すぎる友情を描いた小説、及びそのシリーズ。
現在、あまりの人気に品薄で希少本となっている。
出版社はローズ出版社。
人気が高じ、芝居にもなった。