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十月の手紙

お兄様へ


十月になりましたね。ついに折り返し地点です。長かった!本当に長かった!この六ヶ月!何が怖いってこの状況に慣れてしまったことです!早く残り半月を迎えねば私は変な性癖を持ってしまうかも知れません(もう持ってない?という疑問は考えないようにしています)!

話は移ります。ええ、もちろん上司のことです。

実は私刺客に襲われました。ええ、驚きです。刺客です。刺客。殺し屋ですよ。暗殺者です。狙われるかなあと思いながらもまあ、大丈夫でしょう、と思っていたのですが、全然大丈夫じゃなかったです。

あの一撃を避けられたのは、(不本意ながら)上司のおかげだと言わざるを得ません。仕掛けらたトラップを避けていた日々がなければあの瞬間私は自分が襲われたと理解しないうちに死んでいたかもしれないのです。なんと恐ろしいことでしょう。その後はすぐに駆けつけて来てくれた上司に助けられました。瞬殺でした。ええ、所詮避けていただけの私。油断していた敵を避けれただけで、次の攻撃がきていたら死んでいたでしょうし、まして、果敢に立ち向かう力もありません。本当に上司が助けてくれて良かった!

ですが、問題が起きたのです。なんと、私、吊り橋効果にやられてしまったのです!まさか!あの上司にドキッ!とくるなんて!恐るべし!吊り橋効果!!思わず吊り橋ぃ!と叫んでしまい、実は頭を打っていたのでは、と上司に心配され(上司でも心配することがあるようです)あやうく医務室に連れてかれそうになりました。

本当に吊り橋は恐ろしい。だって何が恐ろしいって、私いまだにドキドキしてしまうんです。もうあれから数日経ったというのに。

本当にどうしたらよいのでしょうか……?


吊り橋でゆらゆら揺れているメアリーより

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