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第2奪

俺は内心困惑した。

なぜなら、俺が一番信頼していた親友と俺が一番愛していた彼女が、

俺の目の前で男女の中になっていたからだ。

すこし落ち着こうと思ったが、次の瞬間に治人が発した言葉によって俺の理性は飛んだ


「あ、誠也。これはそのな、まあ、しょうがないよな。」


俺は理性が飛んでしまい、治人を殴ってベットから追いやると


「なにがしょうがないんだ!!治人!!人の彼女を取っておいて何がだ!!」


そう激昂してしまった。だが、次の瞬間更に驚くべきことが起こる。

碧が彼氏である俺の側に寄り添おうとせずに、治人の元に寄り添い

「大丈夫??なおくん!!」と声をかけたのだ。

俺は更に激昂することはできず、あまりの衝撃に考えることを放棄し、茫然とした


すると、治人が立ち上がり、今度は俺に殴りかかり、壁まで飛ばされた

「チッ!本気で殴りやがって!!痛いだろうが!!お前が悪いんだろうが!!」


瞬間、俺の脳裏には「俺が悪い?」なぜ?という疑問が出てきたと同時に、さっきまで冷えていた脳が

急激に熱くなった。


そして俺と治人は殴り合いになり、碧は治人の方を見ていたが突然

「治人も誠也ももうやめてよ!!」と叫んだ。

その声に気を取られてしまい、俺は治人の一撃を避けることができずに、顔面を殴られた。

そのため、急に意識が遠のき、床が眼前に迫っていた。


そこからの記憶はない。


目が覚めると、俺はなぜか車に乗っていて、どこかに向かっているようだった。

しかし、普通の車でもなく、同乗者も普通ではなかった。

両隣りには黒い服を着た人、そして運転席、助手席に座っているのも黒い服

そして一番、普通ではなかったのが、いつの間にか俺は黒いフードをかぶされていたことだ。

俺はこの光景に見覚えがあったが、俺とは縁のないものだとばかり思っていた。

そう、いつの間にか俺は警察に捕まれ、連行されている最中だったのだ。


挙動不審な俺の動きにやっと気づいたのか、隣にいた男はこちらを見ると

「君、おとなしくしてなさい。もうすぐ着くからな。」

その言葉は本当だったようで、それから10分も経たないうちに警察署につき、車から降ろされた


次回に続く

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