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物知りな妖精は  作者: さつ木
1/1

妖精モノくん

よろしくお願いします。こまめにちょっとずつ投稿します

母目線で書いてますが、私はまだ中学生なのでちゃんとかけるかどうか・・・

初めて書きます、読まれてなくても、完結させたいです。

でわ、はじまりー



私には溺愛している今年5歳になる娘の夕夏ゆうかがいます

元気いっぱいで正直疲れることもあるけど、そんなのは気にならないくらいに私は娘が大好きです

夕夏は言葉を覚えるのは早かったけど、字を書くのはなかなか覚えられなくて、どうしようかと考えた結果、

夕夏が最近はまっているアニメに出てくる物知りな妖精のノムというキャラクターを使うことにしました。

でも、アニメにノムくんがいて、家にもノムくんがいたら混乱しそうなので、ノムくんの弟のモノくんというキャラクターを作りました。

好きこそものの上手なれ、というのだからきっと夕夏も頑張ってくれるかな

ちょっと罪悪感もあるけど、


その日の夕夏が幼稚園から帰って来たときにさっそく作戦開始

リビングでテレビを見ている夕夏を膝に乗せて、

「夕夏、今日は凄いことが起こったよ!びっくりするよー?」

と言いました

夕夏は嬉しそうに目を輝かせて

「なに?なに?なにー!!」

と、ぴょんぴょん跳ねながら私のスカートをひっぱってはしゃぎます

「なんと!物知りな妖精の弟のモノくんがおうちにやってきましたー!」

「えー!ほんと!?ほんと!!?指切りげんまんできる??」

「ほんとほんと!せーの、「「ゆーびきーりげーんまーんうーそつーいたーらはーりせんぼんのーます!指切った!」」

夕夏はクフクフという嬉しそうな笑い声を上げました

「モノくんはどこなのー?」

「モノくんは恥ずかしがり屋だから、隠れてるんだって!」

「ええー」

あからさまに不機嫌になって、ほっぺたをぷーっと膨らませた夕夏に笑いそうになるのをこらえて、

昼間作った小さなカラフルな箱を取り出しました

「でもね、夕夏が不思議に思うことがあったらこの箱にお手紙を入れると、明日にはモノくんがお返事書いてくれるんだよー」

「ほんと!?やったあーー!!じゃあね、じゃあね、夕夏字覚えたい!!」

夕夏は素直な子だなーと思いつつ、作戦成功で顔がにやけます

「じゃあ、ご飯食べたら一緒にがんばろーね!」

「うん!」


夜、寝る前に夕夏が手紙を書いていたのでなにかいてるの?と、聞きましたが、だめ!!と言って隠してしまいました。

少し残念(笑)


夕夏が寝たのを確認してカラフルな小箱、『れいんぼー』(夕夏命名)を開けます。

そこにはオレンジのクレヨンで、『なにをきけはい゛いですか!』とかいてあって思わず笑っちゃいました。


「ままー!!お返事きてる!!みて!みてーー!!」

今朝は夕夏のほうが早起きで、私が起こされちゃいました。

寝ぼけ半分で、

「なんて書いてある?」

と聞くと、

「『ぼくはなんでもしってるから、なんでもきいてね!ものしりなモノより』だってー!!」

「へえー!よかったねぇー」

あ、ひとつ言い忘れてた

「夕夏、モノくんのことは誰にも喋っちゃだめ、モノくんは恥ずかしがり屋だから、みんなにばれたら妖精の国に帰っちゃうの。」

「だいじょうぶ!モノくんは夕夏のお友達だから!」

いい子―と言いながら夕夏を抱きしめると、私の腕の中でクフクフと笑い声を上げました。


そしてまたその夜に手紙を見ると、『わたしはしょうらいぜりーになりたい!でもみんなにぜりーになりたいっていったら、わらう!ぜりーはぷるぷるしてておいしいの

どうしてみんなわらったの?ぜりーはもしかして、おわらいげいにんなの?でもてれびでみたことがないのに…』

ごめん夕夏、盛大に笑っちゃった

でも、なんて答えたらいいんでしょう…

なれないとはっきりいうべきか、がんばって!というべきか…



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