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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

成らざる者

成らざる者の憂鬱

作者: ヒビキ

お試し投稿です。文章が稚拙なのはご了承くださいorz

「はあ・・はあ・・・・。」

黒髪の少女は息切れしている。追われて逃げ疲れているためだ。


「見つけた・・・・。」

少年とポニーテールの少女が笑みを浮かべる。


「・・・僕がやるよ。」

少年がそう言うと、染み出てきた紫の体液が身体を包み込み、さそり型の怪人の姿となった。


「グウウウウウウウウウ・・・・・・」

不気味な声でうめきながら、黒髪の少女に襲いかかる。


「・・・!」

黒髪の少女は避ける暇もなく、毒を含んだ怪人のしっぽに袋だたきにされる。


・・・が、彼女は傷一つ付いていない。

少年はそのことに気づく。


「・・・何で!?貴様・・・?」

少年は怒りをあらわにする。


「ちょっと!私に任せなさい。」

ポニーテールの少女はそう言うと、薄く笑いながら赤い体液に包まれ、薔薇型の怪人へ姿を変えた。


「さあ、逃がさない・・・。」

怪人の背後から無数のつるが伸びて黒髪の少女に突き刺さる。


黒髪の少女を宙に放り出し、彼女は地面に叩き付けられた。

・・・が、やはり無傷である。


「どうして・・・!」

ポニーテールの少女も訳が分からなくなる。



「・・・・・・それで終わり・・か。」

黒髪の少女がそっとつぶやく。


彼女はすっくと立ち上がり、言った。

「私を殺せないなら・・・私が貴様らを殺してやる!!」


彼女からどす黒い体液が染み出し、蜘蛛型の怪人に姿が変化した。

「な・・・!?」

少年と少女は言葉が出ないほど驚いた。

人間だとばかり思っていたからだ。


「・・・・・・死ね。」

蜘蛛怪人の口から粘着質の糸が吹き出し彼ら2体の動きを封じる。


「ウグウウウ・・・。」

そこにすかさず鋭い糸が2体に突き刺さった。


「!?」

鮮血の華が咲いたかと思うと、彼らの身体が崩れだす。


「ウッガアア!!」

傷を抑え苦しみもがきだす2体。


「グ・・グギャアアアアアアア!!」

断末魔の叫びを残して彼らは崩れ去った。


その様子を無言で見つめる少女。

人間の肌色の体液に包まれながらゆっくりと人間の姿に戻っていく。


「・・・まただよ。」

黒髪の少女は座り込む。


「またつい殺っちまった・・・。はあ・・・。」

少女はため息をつく。


「・・・生きている意味がないから、殺してほしいのに・・・。」

そう、この少女は死の願望がある。が、彼女の肉体が強すぎて簡単に死ねない。

毎日のように殺してくれそうな仲間を探すが、みんな彼女より弱い。

結果、仲間の弱さと自分の強さに怒って仲間を殺害してしまう。


「こんな身体なんて・・・本当はいらない・・・。普通の女の子に生まれかった・・・・・・。」

少女はなんだか泣けてきた。

「私を誰か殺してよ!!!」

少女は絶叫した後、姿を消してしまった。




その後少女はどうなったのか・・・?



それはまた別のお話


続きはありませんのであしからず。


追記:成らざる者に続きます!

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