表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/6

技能


ハガキを出して2日後の朝、起きると部屋の真ん中に小包が置いてあった。

何これ天界コワイ。俺が寝ている間に天使が部屋に忍び込んだの?神や天使がそんな事をしていいのか?サンタさんなの?今は夏だよ!

夏で暑いからって窓を開けておくんじゃなかった。


まぁ、何か盗まれたわけでもなさそうだし、わざわざ届けてくれたんだし別にいいか。

部屋を荒らされた感じは無いので気にしないで小包を開ける事にした。


中には1冊の本と取り説と思われるペラペラな紙が入っていた。


本は最初のページに手形が書いてあって、他のページは真っ白だった。

良く分からないので取り説っぽい紙の方を見てみる。


・・・


【技能ランダムくじのやりかた】


1・最初のページにある手形に手を載せてください。


2・『スキル読み込み開始』と叫んでください。


3・スキルがランダムであなたに付加されます。5分間は手形から手を離さないでください。(途中で手を離すとスキルの取得が失敗となり本も消滅します)スキルは付加し終えると終了を知らせる音と共に手形のページが消滅します。


4・付加されたスキルの説明は白紙のページに記入されます。説明を良く読んで有効的にお使いください。


・・・


スキルを貰っても直ぐには使いこなせない可能性が出てきた。

能力は貰えても使い方は自分で調べて考えないといけないようだ。面倒くさい。


とりあえずやってみる事にする。

手形に手を置いて「スキル読み込み開始!」と叫ぶ。何か小声とかだと良いスキルが入りそうもないので力を込めて叫んだ。

すると本から目が痛い程の強い光が溢れてくる。

さっきまで本物かどうか半信半疑だったが、どうやら本当に天からの贈り物だったみたいだ。


そんな事を考えていると光は徐々に弱まっていく。

本が光を放つのを止めて数秒後、ポンッ!と俺の頭に直接変な音が響き、手形が書かれているページがボロボロになって消えていった。


手形のページが消えたら今度は本が勝手に動き出した。小刻みに振動している。

ちょっと気味が悪かったので俺は本から手を離して本から離れる。


ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ――――


軽いホラーといっても間違いはないだろう。

本の振動が収まるのを待って、恐る恐る本のページを捲ってみると、そこには技能の説明らしき文章が挿絵付きでビッシリと書かれていた。


1つ目の技能は【霊能力】だった

これは技能なんだろうか?使い方が長々と書いてあったが、要約すると自分の中の生命力を自在に操れるようになる技能らしい。幽霊や妖怪も見えるようになるそうだ。


2つ目の技能は【超能力】だ。

こっちは自分以外の、自然とかそんな感じの力を操れるようになるらしい。

使いこなせば空だって飛べるし瞬間移動もできるみたいだ。


しかし、これは2つセットみたいな技能だと思う。

1つ1つでも強力だと思うが、2つあったら更に凄い、みたいな。


……本当にランダムで決まっているんだよな?

何か作為的な物を感じてならない。


・・・


「まぁ、せっかくだし使ってみるか。」


スキルの説明を読んだ俺は手に入れた技能をさっそく使ってみる事にした。

霊能力に関しては自分を覆うなんかモヤモヤした力を感じるので多分これがそうなんだろうと思う。モヤモヤは俺の意思である程度は動かす事ができて面白い。


問題は超能力だ。

試しに象が踏んでも壊れない筆箱を圧縮するイメージで超能力を使ってみたところ、筆箱が一瞬でビー玉みたいに丸まってしまった。

これは酷い。この平和な日本では使う所がない技能だ。

まぁ、練習すれば空も飛べるらしいから、ちょっと楽しみなんだけどさ。

それでもちょっとした事で人を殺してしまいそうで怖い。早めにこの技能を使いこなせるようにならないとマズイな。

幸いなことに今は夏休みだ。いつもなら学校に行っている時間も練習に使う事が出来る。

使いこなせれば色々と面白い事になりそうだし頑張ってみるか。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ