第五話 魔法の階級と属性
タイトル通りのもの説明しただけです。
「次の説明は、魔法についてだ。
魔法は、まず大まかに、『初級魔法』、『中級魔法』、『上級魔法』
の三種類がある。
本当はこの三つの種類の他にも、『禁忌魔法』と『神気魔法』があるが、
これらは、はっきり言うと、使える奴が居ない。
Sランク保持者でも、『禁忌魔法』を使うと一発で死ねるからな。
『神気魔法』は伝説上のもので、現実に存在しているかは未だ分からない。
さっきの魔力の話でも言ったが、
初級中級は内的魔力だけで使うものだ。
上級禁忌は、内的魔力+外的魔力、という感じだ。
これは、中級と上級の差が大きすぎて、上級魔法を補助無しですると、
魔力の枯渇で普通に気絶するからだ」
「マスターはどうなんですか?」
「ああ。私は上級魔法なら補助無しで十発は撃てるよ。
けど、さすがに禁忌魔法は駄目だよ。
ギルドにある図書館の最奥部の禁書庫に行かなきゃ、呪文さえ分からないし。
これの事は後で説明するよ。これで良いかな?」
「魔法の階級は、初級、中級、上級、禁忌、神気がある、という事ですね。
そして、外的魔力を補助に使うのが上級以上。
更に、禁忌は存在してはいるけど使えない。
神気は伝説上のもの。これで良いですか?」
「そう。アイはもの分かりが良くて教えがいがある。
次は、魔法の属性だ。
魔法には、属性というものがある。
属性とは、人に生まれた時からある先天的な才能で、魔法は生まれ持った属性でなければ使えない。
いや……少し語弊があったな。
正確には、生まれ持った属性以外の魔法も使える事は使える。
だが、その分威力はとても低くなってしまう。
これは、自身の属性以外の魔法は、外的魔力も利用するからだ。
属性にはいくつか種類がある。
有名所から挙げていけば、『火』、『水』、『風』、『土』の四つがある。
そして、極稀に発現する属性で、『闇』、『光』がある。
属性発現は、血縁関係が関わると言われているが、この二つは、突然変異でできるもので、
今の所、闇属性、光属性から同じ属性の子孫ができた、というのを聞いた事がない。
そして、これにもまだ続きがある。
後二つ、これも伝説に出てくる属性で、『天』と『魔』がある。
どうだ? 分かったか? 無理して覚えなくてもいいぞ?」
「大丈夫です。
確か、属性は生まれた時から決まっていて、
自分の属性以外の魔法は大部分を外的魔力に任せるから、必然的に威力が弱まる。
属性の種類に、まず基本の四属性の、『火』、『水』、『風』、『土』があり、
突然変異で発現する、稀な属性の、『闇』、『光』がある。
そして、伝説上の属性である、『天』と『魔』。
これで良いですよね?」
「ああ。
言い忘れていたが、属性を複数持つ者も偶にいる。
そして、その様な奴らも、そうじゃなくても、属性複数を上手く掛け合わせ、
新たな属性を作る事もできる。
『火』×『風』=『炎』
『火』×『土』=『鉄』
『水』×『風』=『雷』
『水』×『土』=『木』
等、色々ある。
勿論、この四つ以外も組み合わせはあるし、
世界には、三属性混合属性、なんて滅茶苦茶なもの作ってるとこもあるらしい。
まあ、魔法の事で知っておく事はこれぐらいだ。次は、お前の属性と魔力値を測る」
「測る、ですか。
はい。分かりました」
自分が何属性か楽しみだ。これは純粋に。
タイトル通りに説明したら、すごい短いですね。
でも、いつのなったら本編始まるんでしょう?
因みに言うと、学園編は遠いです。