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第三話 養子

話が短いのは勘弁して下さい……

 受付嬢が大声出して奥の部屋行ってから、また戻ってきて、

今はその人に連れられて、この建物の一番上に来ている。


それで、今、前に一人の中年のおじさんが座ってる。

この人がギルドマスターかな?


「あの? あなたは誰ですか? それに俺は素材引き換えしに来ただけなんですけど」


するとこちらを見ていたその人はハァ、と溜め息をついてから言う。


「君があの狼を倒したのか?」


「はい。あっさりと、でしたけど」


「……あれはな、」


まさか、ファンタジーによくでてくる神獣とかじゃないよな?


「あれは、フェンリルと言われて恐れられる、この世界で最上位に位置する魔物の一つだぞ?

なのになぜギルドカードも作らないお前が倒せる?」


……その逆だった。

さてどう誤魔化すか……。


「いや、運が良かったんですよ。丁度寝てる所に出くわして、

そのまま頭に攻撃したら、倒せただけです」


「……そんな見え透いた嘘を言うなど、訳アリか?」


完全にばれた。


けど別に、この人はなぜか大丈夫なような気がする。

この人なら、俺が別の世界から来た事を教え、協力してくれそうだと思う。


「……これから話したい事は、他の人には聞かれたくないのですが」


「ああ、少し待て。…………良いぞ。これで部屋の外には一切聞こえない」


「ありがとうございます。

それで、話したいというのは……」


俺はそれから、ギルドマスターに、俺の事を全て話した。


俺が異世界?から来た事。

超能力の事。

向こうであった戦闘の事。

大切な人の為に戻らなければいけない事。

その戻り方について、捜すのを協力して欲しい事。


俺がここまで打ち解けたのは、多分この人の雰囲気が

総隊長さんに似ていたからだと思う。


別に、顔とか声、喋り方が似てるとかじゃない。

ただ、総隊長さんもそうだったけれど、

何か父親の様なものを持ってると感じられた。



案の定、ギルドマスターは俺の話を信じてくれた。


「まあ、お主の服装と、その、超能力?を見せられたら信じるしかあるまい」


「ありがとうございます……


……傲慢なのは分かっています。ですが!

どうか、元の世界に戻る方法を捜すのを手伝って下さい!

お願いします!」


目一杯の礼をする。

するとギルドマスターは、


「ハッハッハ! 恋人の為に戻ろうとするその意気や良し!

良いだろう! お前は私の養子になれ! 

私が養ってやるがその代わり!

元の世界に戻る方法を見つけるまでギルドで働け!

依頼の報酬は貰って良い! 朝飯夜飯と二食付いて、寝床も用意してやる!」


「え………………えっと、その、

あ、ありがとうございます!!

俺、ギルドの為に、元の世界に戻る為、頑張らせてもらいます!」


純粋に嬉しかった。

まだ会って間もない俺の、この世界の住人からしたらふざけた話を信じてくれ、

そして俺を養子として面倒を見てくれるなど、本当に、嬉しかった。


「でも……」


「ん?」


「あのデカぶつフェンリルって、どうなるんですか?」


「……考えてない」


主人公の性格がまったくと言って良いほど変わってるのは

気にしないで! 

お願いします。

俺は今、文才の無さで自分を責め、

自分自身で「俺のライフはとっくにゼロよ!」状態になってます。

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