第三十二話 gdgdで、見ると作者の手抜き加減が分かる
何かいきなりシリアス兼コメディの中の、
どっちでもないつなぎ話がでました。
手抜きですみません。
「あ~あ……」
見渡す限り、敵はいない。
まあ、さっきの、初めて実践で使ってみた『土属性付与魔法』によってできる、
波動?のようなものを発射したが、
いかんせんパワーが「俺TUEEEEEE」状態になっているので、
なんとも制御が難しい。
とりあえず、今は超能力をほんの少しだけ併用して使いこなしている。
だが、威力だけはどうにもならないので、
一部の敵を吹っ飛ばすつもりが、周りにいた元村民が全員塵になった。
それに男爵芋もいない。
妹はとっくに行ったよ?
「こんなもので死ぬか」
「……なんだ、まだ生きてたんだ」
目の前にいきなり現れた男爵君。
服は元々着ていなかったが、なんか体がボロボロだ。
「そうは言ってもさ、もう満身創痍って感じだぜ?」
「悪魔を甘く見るなよ人間?
さては悪魔と戦うのは初めてか! そうかそうか!」
「そうだけどさ、何かムカつくなお前、何が言いたい?」
「ふん、『土属性』如きで悪魔を倒そうなど、温いわ!
男爵を舐めるな! 『ヘルキメラ』!」
詠唱も何もない魔法で、いきなり地中から出てくる、
まあ俗に言うキメラ。キマイラでもいいよ。
「悪魔の使い魔に勝てるか?」
「……付与、『水』」
刀に薄く水の膜が張っていく。
「だれが負けるかよ、雑魚が。話数稼ぎに出てんじゃねーよ。さっさと消えろ」
シュイイイイン!
と音がして、そして次の瞬間、キメラの体から真っ黒な血が噴出し、消滅した。
「な! なんだ今のは!」
「……答える気はない。今話で終わらせてやる!
さっさと消えろ!
現世に存在する根源に宿りし全ての光よ。我、世界の跳躍者に従い、敵を正し滅せよ!
光の幻想、『ファンタズム・ホーリー』!」
「え? それって! しかも『跳躍者』って! 嘘だろ!?
ってギャアアアアアアアア!!!!」
ここでまた悪魔についての話をしよう。
悪魔、というものは、普通の属性魔法は効かない。
いや、効くには効くが、すぐに再生するのだ。
それがたとえ『光』属性であろうと。
だからこそ、『魔』にたいする唯一の属性。そう、『天』属性である。
闇には光だが、魔には天だ。
だから、こんな次の話のつなぎ程度にしかならない所に、
あの『悪魔の王』と戦をした時に発現した魔法を使ったのだ。
「……やりすぎたか」
俺の目の前には、荒地が広がっている。
俺を中心にクレーターが出来ていて、多分半径50mはあるだろう。
妹とその他の皆さん。どうか範囲内に居ない事を祈ります。
「……おい作者、いつまでこのgdgd話を続けるんだ?」
…………次回、久々にアイツが!
次回からは思いっきりシリアスになります。
多分。