九十九話 王都に向かう準備7
初めての投稿です。
誤字•脱字や矛盾点も多いと思いますがコメントでお教えください。よろしくお願いします!
「それで、改めてジーク。俺が倒れた後の事を報告してくれ」
「〔わかった。まずは街に出た戦いの影響だが、崩れた建物はビルドが全て直し、怪我人は創世教会が治してくれた〕」
「そうか。今度お礼をしにいかなきゃな」
「〔後は、そうだな、う〜ん〕」
また、言いづらい事でもあるのか?
「どうした?また言いづらい事でもあるのか?」
「〔そう言うわけではないのだが、まぁ、百聞は一見にしかずだな。お〜い、ちょっと来てくれ!〕」
ジークがファイア、ライフを呼んだ。そして
「〔この二人とフェルを鑑定して見てくれ〕」
「わかった。まさか!スライム達が怪我とか病気になったのか!?」
「〔見てみれば分かる〕」
〈鑑定眼〉!
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【名前】 ファイア
【種族】 ボルケーノスライム
【レベル】 2300
【年齢】 なし
【職業】 なし
【体力】 5000000000/5000000000
【魔力】 60000000000/60000000000
【攻撃力】 8100000
【魔法攻撃力】 8100000
【防御力】 8300000
【魔法防御力】 8400000
【敏捷性】 8400000
【器用さ】 8000000
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【名前】 ライフ
【種族】 ヴァレットスライム
【レベル】 2300
【年齢】 なし
【職業】 なし
【体力】 5000000000/5000000000
【魔力】 60000000000/60000000000
【攻撃力】 8100000
【魔法攻撃力】 8100000
【防御力】 8300000
【魔法防御力】 8400000
【敏捷性】 8400000
【器用さ】 8700000
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【名前】 フェル
【種族】 神狼フェンリル(神獣・子供)
【レベル】 2400
【年齢】 5
【職業】 なし
【体力】 5000000000/5000000000
【魔力】 60000000000/60000000000
【攻撃力】 8600000
【魔法攻撃力】 8800000
【防御力】 8400000
【魔法防御力】 8300000
【敏捷性】 9400000
【器用さ】 8200000
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なんかメチャクチャ強くなっているんだが!?何があったんだ!?
『はい。マスターが眠っている間にレベルアップしました』
いや、レベルアップはレベルアップだけど1日では無理でしょ!?
『マスターは眠る前に私の体を出して貰ったのを覚えてますか?』
ああ、そう言えばそんな事もあったな。それがどうしたんだ?
『あの後、従魔達がマスターと一緒に戦えなかったのがとても悔しかったみたいで、強くなりたいと願いました。なので、セレナダンジョンをレベルアップ用に改装してそこで修行したのです』
そんな事が。ほんとうちの従魔はいい子ばかりだな。
『詳しく説明しますと、まず、全900階層から全950階層まで増やしました。838〜858階層の全魔物がレベル999だったのに対して、901〜950階層の魔物は最低レベルが2000です。そして最高レベルが5000になります』
強いな。そんなにレベルが高くて大丈夫なのか?
『大丈夫です。一人では無く、連携して攻略をメインとしているので。出てくる魔物は今までと同じですが、レベルが高くなった事により、ステータスも大幅に上昇し、知能もかなり上がったのでかなり手強くなっています。魔物の種類も増え、物理攻撃、魔法攻撃、状態異常攻撃、精神攻撃、など様々な攻撃をされる場合を想定してのダンジョンとなっております』
そうなのか。大変だったろうに、頑張ったな。
『ちなみに、スノウ、ジーク、ゲイルは更に強くなっています』
マジでか。まあ、従魔達が強くなるのはいい事だから別にいいか。
「皆、レベル上げお疲れ様。それで悪いんだけど、何人かでクマラのレベル上げも頼む」
「〔わかった、後で行こう。それよりもセイヤ殿。これからどうするのだ?〕」
「そうだな。まずは冒険者ギルドに行くかな」
その前にナビー。
『なんでしょう?』
さっきのステータスだけど、フェルのレベル下がってるよね?どうしたの?
『それは魔道具を使いました。〈時刻魔法〉を主体とした魔道具で効果はレベルを1に戻す事が出来る。但し、ステータスを戻すかどうかは自由、と言う魔道具を作りました』
それってどう言う事なんだ?メリットあるのか?
『はい。この魔道具は国に知られたら、戦争を仕掛けてでも奪取しにくるレベルの魔道具です』
そんなに!?いまいちメリットを理解できないんだけど。
『前の事ですがマスターに『この世界ではレベル200までは比較的に上がりやすい』と言ったのを覚えてますか?』
ああ、覚えてるぞ。
『だからです』
どう言う事だ?
『この魔道具の凄い所はレベルが1でもステータスは“レベルを戻す前のまま”の状態になる事が出来る所です』
それで?
『ですからレベルが1でもステータスが前のままと言う事はまた“レベル200までは比較的に上がりやすい”という事です』
なるほど!?
『お分かりいただけましたか』
ああ。その魔道具を使えば無限に強くなれると言う事だな。
『その通りです。ちなみに魔道具の名前は“時戻りの時計”と名付けました』
“時戻りの時計”か。他には使った奴はいるか?
『スノウ、フェル、ジーク、ゲイルの4人だけです』
そうか。これは広めないように気をつけねばな。よし!疑問も解決したし冒険者ギルドに行くか。クマラの冒険者登録もしたいからクマラと後はスライム達を何人か連れていこうかな。フェルもだな。
冒険者ギルドに到着。
冒険者ギルドに入ってミリアさんを探す。居た。
「ミリアさ〜ん」
「は〜い。って、セイヤ君!もう大丈夫なの!?いや、それを見る限り大丈夫とは言えなさそうね」
ミリアさんが全身に包帯を巻いている俺を見て言った。
「大丈夫ですよ。痛くはありませんから」
「そう、ならいいんだけど」
「それよりもどうやらすごくご迷惑をおかけしたようで、」
「そうよ!まずはギルドマスターの所へ一緒に行ってもらえる?」
「もちろんです」
そう言ってミリアさんに案内されたのはギルドマスターの部屋だった。
コンコン。
「おう」
「ギルドマスター、私です。セイヤ君達をお連れしました」
「入ってくれ」
「失礼します」
「失礼します」
「ご苦労。どうやら無事ではないようだな」
「これは支援の反動ですよ」
「そうか」
「それよりも、自分のせいでご迷惑をおかけしたようで」
「ああ、それは問題ない。お前のおかげで被害はゼロと言ってもいいくらいだ。本来ならこの街どころか、国が壊滅してもいいレベルだからな」
「そう言っていただけるとありがたいです」
「いや、実際本当に助かった」
「そうですか。それで、僕が呼ばれた理由は?」
「ああ、その件について詳しい説明をしてもらいたくてな」
「そうですね、結果から言うと犯人は“悪魔教団”の人達でした」
「悪魔教団だと!?」
「はい。そして実行犯ですがどうやら事情がありまして、」
「事情?なんだ?」
「実は、、、」
「そうか。宮廷魔術師長だったのか。それは仕方ないと、言いたい所だが」
「何か問題が?」
「ああ、盗まれた物がそのまま戻ってきたら問題は何も無かったんだが、封印されていた者が復活してしまったのがまずいな」
「それなんですが、実は復活させたのは僕なんですよ」
「なんだと!?どう言う事だ!?」
「実は封印された奴の能力が魔力を喰らって自分の力にする、と言う物があって僕がバーダックさんから宝玉を受け取った時に僕の魔力を喰らって復活したみたいなんです」
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