九十五話 全てを喰らい尽くす者2
初めての投稿です。
誤字•脱字や矛盾点も多いと思いますがコメントでお教えください。よろしくお願いします!
〜お知らせ〜
この小説のタイトルを
『スライムを主とした仲間達と異世界を生きていく』
から
仲間の従魔達の力と規格外ステータスで異世界を楽しく生きていく 〜戦闘は規格外ステータスで、生産は従魔のスキルで簡単にこなしちゃいます。自分達に出来ないことってあるかな?〜
に変更します。
それとステータスの表示を少し変えて項目から【幸運値】をなくします。
「それで八魔天将って何ですか?」
「八魔天将と言うのは悪魔教団の最強の8人の事だ。なんでも全員レベルが200代後半、強い奴は300代になってる奴もいるって噂だ。全員がこの国では指名手配されている悪魔教団の中でも特にやばい奴らだ。なんでもそれぞれが火、水、風、土、光、闇、氷、雷の八属性の魔法を得意としているから八魔天将と呼ばれている」
「そうなんですか」
「八魔天将を倒すなんてセイヤの仲間はとんでもないな」
「ええ、自慢の仲間ですから!」
「それよりもお孫さんは保護しました。なので盗んだ物を渡して貰えると嬉しいのですが、」
「そうだな、すまん。私とした事が他の事に熱中してしまった。これだ」
そう言ってバーダックさんが取り出したのはすごく禍々しい宝玉だった。
「これが太古の昔に存在したと言われている全てを喰らい尽くす者、封印されているのにすごいオーラだ」
セイヤが手に取って見たその時、
パキンッ!
「!なに!?宝玉にヒビが入っただと!?」
少しのヒビなのにすごいオーラが流れてくる。
「なんでだ?」
『おそらくですがマスターが手に取った時にマスターの魔力を喰らったのかと、』
宝玉に封印されてる癖に食い意地を張るなよ!?
「それって、俺のせいで復活するって事?」
『申し上げにくいのですが、、』
な、な、なんてこったぁぁぁぁあ!やばいぞ!?まさかここに来てこんな事になるなんて!?ど、ど、どうする!?どうすれば良いナビー!?
『もう復活は止められません。復活した後に再封印するか倒すしかないでしょう』
まじかよ。でも仕方ないな。俺のせいで復活してしまうのだから。自分の失敗は自分でなんとかしなければ!
「バーダックさん!これからこいつが復活するみたいです」
「な、なんだと!?ど、どうするんだ!?」
「バーダックさんは逃げて下さい。こいつの相手は僕がします。どうやら僕の魔力を喰らった事で復活するようですから。今、僕の仲間が来ますので」
〈従魔念話〉発動!
「(スペース、緊急事態だ!こっちに来てくれ)」
〔!わかった〜。すぐいくよ〜!〕
ヒュン!
ほ、ほんとにすぐ来たな。
「いきなり呼び出してすまんな」
〔それで、どうしたの、マスター?〕
「実は僕のせいでこいつが復活するみたいなんだ。僕が相手するからスペースはバーダックさんを連れてゴトクの家まで逃げてくれ。家に着いたら、冒険者ギルドに行って事情を説明してくれ。そうすれば冒険者ギルドが対応してくれる筈だ」
〔僕達も戦うよ!〕
「すまんな。その気持ちは嬉しいがお前達では相手を出来ないそうだ」
〔!で、でも〜!〕
「だめだ!危険すぎる!」
〔うっ!〕
ああ、スペースが泣きそうに、。でもすまない。少しの差なら手伝って貰うんだけど今回は流石に差が開きすぎている。
「ごめんな。だけど今回は家で待機していてくれ」
〔わ、わかったよ〜、、。気をつけてねマスター!〕
「ああ。バーダックさんを送ったら戻ってきてくれ。キョウカ達も後で連れて行って貰うからな」
〔うん〕
スペースがバーダックさんを連れて行った。そうこうしているうちに宝玉にどんどんヒビが入っていく。
ピキピキッ。バキンッ!
!宝玉が割れた!空が曇っていく。どうやら復活したようだな。宝玉から出てきた黒いモヤがどんどん人の形になって行く。
浅黒い肌に、額の二本の角、蝙蝠みたいな翼、真っ赤な瞳、鋭い牙、筋骨隆々な体、これが全てを喰らい尽くす者か。
「やっと忌々しい封印が解けたか。何百年ぶりだ?外の空気を吸うのは」
「お前が全てを喰らい尽くす者か?」
「ん?おお!お前か。我に魔力をくれたのは!」
ぐっ!?本人に言われると余計に傷つくな。
「好きでやったんじゃない!お前が勝手に食べたんだろう!」
「細かいことは気にするな。どうせこの暴食のベルゼブブ様の胃の中に収まるのだから」
ゴウッ!
ベルゼブブが殺気を放ってきた。にしてもベルゼブブって前世で聞いた事あるな。
『ベルゼブブは悪魔です。それも悪魔の階級では最高位、悪魔公と言われる種族です。悪魔公は七人しかおらず悪魔七大公と呼ばれる最上位悪魔です』
それって凄いのか?
『はい。悪魔にも階級があり、下から男爵級、子爵級、伯爵級、侯爵級、公爵級、大公級と言われています。
そして種族が下から悪魔、下位悪魔、上位悪魔、下位魔将、上位魔将、そして悪魔公となっています。
男爵級悪魔は主に悪魔が、子爵級悪魔は主に下位悪魔が、伯爵級悪魔は主に上位悪魔が、侯爵級悪魔は主に下位魔将が、公爵級悪魔は主に上位魔将が占めています。そしてその上に君臨するのが七人の大公級悪魔、悪魔公という訳です。
ちなみに冒険者ギルドのランクで表すと大公級悪魔はSSランク、公爵級悪魔はSランク、侯爵級悪魔はA+ランク、伯爵級悪魔はAランク前後、子爵級悪魔はBランク前後、男爵級悪魔は最低D〜最高Cまでのどれかに当てはまります』
SSランクってモノホンの化け物じゃん!?勝てるの本当に!?
『鑑定してみてはどうでしょう?』
そうだな。鑑定してみよう。〈鑑定眼〉!
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【名前】 ベルゼブブ
【種族】 悪魔公
【レベル】 5980
【年齢】 なし
【職業】 なし
【体力】 5000000000/5000000000
【魔力】 60000000000/60000000000
【攻撃力】 8300000
【魔法攻撃力】 8400000
【防御力】 8100000
【魔法防御力】 8000000
【敏捷性】 8400000
【器用さ】 8000000
【スキル】
〈剣術Lv.MAX〉〈格闘術Lv.MAX〉
〈物理攻撃耐性Lv.8〉〈魔法攻撃耐性Lv.9〉
〈状態異常耐性Lv.8〉〈暗黒魔法Lv.MAX〉
〈雷魔法Lv.MAX〉〈火魔法Lv.MAX〉
〈風魔法Lv.MAX〉〈無詠唱Lv.8〉
〈平行詠唱Lv.8〉〈連続詠唱Lv.8〉
〈魔力回復量上昇Lv.7〉〈魔力回復速度上昇Lv.7〉
《ユニーク》
〈暴食Lv.MAX〉
備考:自然、生き物、魔力、魔法、なんでも喰らいエネルギーに変える。
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半端ない強さだな。これは従魔達には厳しいわ。俺もマジで行かないとな。“封印の腕輪”の第五、第四、第三、第二の封印を解除!そして、
「キョウカ、支援頼む!」
〔はい!行きます!〈究極全強化〉!〕
パアアアッ!
おお、力がみなぎる。これが最強の〈強化魔法〉か。
〈強化魔法〉にはステータスを一つずつ上昇させる魔法と全てのステータスを上昇させるさ魔法の二種類がある。
キョウカがいつも使ってるのは前者だ。前者は体への負担がない代わりに上昇する値が自分のステータスの一割となっている。だが、後者は体への負担がある代わりにステータスが二割増しになる。
他にも魔法にもレベルがあって
一割増しの〈攻撃力上昇〉、
二割増しの〈超攻撃力上昇〉、
三割増しの〈極限攻撃力上昇〉、
四割増しの〈究極攻撃力上昇〉とある。
〈全強化〉は普通で二割増し、
三割増しが〈超全強化〉、
四割増しの〈極限全強化〉、
五割増しの〈究極全強化〉とある。
魔力消費の面で見ると前者は一つの魔法で500使う。攻撃力、魔法攻撃力、防御力、魔法防御力、俊敏性、器用さの六つだと3000だ。
後者だと同じ六つの強化だが魔力消費は2000で済む。だから魔力消費の面でみれば〈全強化〉の方が使い勝手がいいが、使えば体に負担がかかる訳だ。ここは魔法をかける者の判断だな。
さてキョウカ達も行ったし、やるか!
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