八十話 王都に向かう準備
初めての投稿です。
誤字•脱字や矛盾点も多いと思いますがコメントでお教えください。よろしくお願いします!
〜お知らせ〜
この小説のタイトルを
『スライムを主とした仲間達と異世界を生きていく』
から
仲間の従魔達の力と規格外ステータスで異世界を楽しく生きていく 〜戦闘は規格外ステータスで、生産は従魔のスキルで簡単にこなしちゃいます。自分達に出来ないことってあるかな?〜
に変更します。
他の皆の様子でも見に行こう。
「アルケミー、調子はどうだ?」
〔あ、マスター!調子はいいよ〜〕
アルケミーは眷属スライム達とポーションを増産して貰ってる。そういえば眷属スライムだけど毎晩毎晩魔力を与えてたらめちゃくちゃ増えていた。ナビーに聞いたところ、1人の眷属スライムが50,000匹はいるそうだ。それが他のスライム達の分もいるから全部で約175万匹いる事になるな。ただしこれは最低でもと言うだけで実際はもっといる。
特に、アルケミー、クックとキング、スミス、クリーン、ファーム、サークルの眷属スライムは他のスライム達の倍はいる。それぞれ生産系だからスライム商会で扱う商品を生産してもらってるので他のスライム達より多いのだ。クックとキング、クリーンはそれぞれ料理作りとお花畑の手入れに結構な人手を使ってる。
皆、暇さえあれば生産してくれてるから料理やポーションはとても沢山ある。セレナダンジョンに倉庫街を作ったけど、随時拡張している。建物一棟で俺達がくらす主屋敷と同じくらいの容量だけどそれがもう満杯だ。しかもヒールポーションだけで。だから今度は丸々一階層を倉庫街にしようかと思ってる。
そうそう。スライムといえば新しくスライムが生まれたんだ。生まれたと言うか進化した。
種族はドランクスライム、メディスンスライム、ビルドスライムの3種だ。俺はこいつらの事を派生スライムと呼ぶ事にした。理由はそれぞれクッキングスライム、クリエイションスライム、スミススライムから進化したからだ。それぞれにドランク、メディスン、ビルドと名前をつけた。
ドランクスライムは酒造りに特化したスライムで、スキルに〈酒生成Lv.MAX〉、〈泥酔Lv.MAX〉、〈酩酊Lv.MAX〉、〈酒耐性Lv.MAX〉〈酒蔵Lv.MAX〉がある。
〈酒生成〉はお酒を作るスキルだ。ただし材料が無いと作る事はできない。厳密に言えば空気中の酸素や水素等を使ってアルコールを作る事はできるけど味はしないから美味しくない。
〈泥酔〉や〈酩酊〉は自分や相手をその状態にする事だ。〈酩酊〉の方が弱く、〈泥酔〉の方が強い。
〈酒耐性〉は酔う事がなくなるスキルだ。このスキルはオンとオフを切り替える事ができて普通にお酒を楽しみたいときはオフにする事で酔う事はできる。さらにベロンベロンに酔った状態でこのスキルをオンにすると瞬時に回復する。
〈酒蔵〉はクック達の〈厨房〉のお酒を作り、保管するバージョンだ。
他にも〈時間魔法Lv.MAX〉を覚えてる。
〈時間魔法〉は俺達と変わらない効果だ。おそらく酒を熟成させたりする為に覚えたのだろう。
面白いのが〈酔拳Lv.MAX〉だ。
〈酔拳〉は酔えば酔うほど強くなる武術だ。〈酩酊〉や〈泥酔〉と合わせて使えば強いだろう。ちなみに〈酔拳〉も〈魔闘術〉と組み合わせて使う事ができる。
次はメディスンだ。メディスンが新しく覚えたのは〈薬生成Lv.MAX〉、〈工房Lv.MAX〉、〈顕微眼Lv.MAX〉、〈薬鑑定Lv.MAX〉、〈健診Lv.MAX〉、〈検診Lv.MAX〉〈神聖魔法Lv.MAX〉だ。
〈工房〉と〈神聖魔法〉は今までと同じだ。
〈薬生成〉は〈調薬〉の上位のスキルでどちらかと言えば〈錬金術〉に近いかもしれない。〈薬生成〉は例えばヒール草やキュア草から特定の物質だけを抽出し、合成して薬を作るスキルだ。
〈顕微眼〉は顕微鏡を使わずに自分の目で顕微鏡と同じ事ができるスキルだ。
〈薬鑑定〉はどんな薬が一番効くのか、薬の作り方はどんな物か、薬の効果はどんなものか、等を調べるスキルだ。正直に言って一番重要なスキルだと思う。このスキルは〈顕微眼〉と一緒に使う事でこの病原菌にはこの薬が効く、と言うのを見つける事ができる。
〈健診〉は健康状態を調べるスキルで、〈検診〉は病気にかかってないかまたは、病気を早期に発見するためのスキルだ。
次はビルドだ。ビルドが新しく覚えたスキルは〈家魔法Lv.MAX〉〈建築魔法Lv.MAX〉と〈三次元映像Lv.MAX〉の三つだ。
〈家魔法〉はリファと同じだな。
〈建築魔法〉は〈家魔法〉に似ているが少し違くて、〈家魔法〉よりも精密で、頑丈な家を建てたり、家を解体したりする魔法だ。
〈三次元映像〉はその名の通り三次元の映像を作り、見せる事ができるスキルだ。これを使って作る家の相談をしたり、内装を決める事でイメージ通りに家を作る事ができると言うスキルだな。
それと新しく職業が変わったスライムが何人かいる。ヒール、アルケミー、キョウカ、に今紹介した3人だ。
ヒールは大聖女、アルケミーは錬金術師、キョウカは補助神、ドランクは醸造人、メディスンは医者、ビルドは建築士だ。これで職業補正がつくから今までよりも凄い物が作れるだろう。それとクック達が〜スライムから〜人や〜士になった。クックとキングだと料理スライムから料理人、スミスは鍛治士、クリーンは清掃人、ファームは農家だ。
ちなみにセレナダンジョンにいるプラントスライムとサンドスライムの一番最初の一体も派生スライムとして従魔になっている。
プラントは果物や樹木を育てるのに特化しているスライムで、サンドは砂を使ってガラスを作る事ができるようだ。ドランクの酒作りには果物や木が大事だからプラントとドランクは気が合いそうだ。
これを機にスライム商会でも酒を取り扱おうと思う。飲み過ぎると身体は良くないけどちゃんとした量なら普通に美味しいからな。ちなみにこの国ではお酒は15歳から飲める。成人は12歳だ。
さて、次は何をしようかな?たまにはコッコ達の相手をしようかな。
肉ダンジョンで弟子になったワイルドコッコ達はセレナダンジョン804階層でジュエルディアと過ごしている。
その日の夕方。
いや〜驚いたな。コッコ達が凄い事になったよ。何があったか説明しよう。たまにはコッコ達の相手をしようと思いコッコ達の所に行った。するとコッコ達が稽古をつけてくれ!と言うから稽古というか組手をひたすらやった。コッコ達にも個性があった徒手空拳でやる物、自分の羽根を剣にして使う物、弓やを使ったり自分の羽根を暗器がわりにするものなんかがいた。コッコ達にはスキルを与えているけどそれは皆にも与えてるスキルだけだから剣とかは使うのに苦労するはずなんだけどなぁ。
それでずっと組手をしてるといきなり3体のコッコが光出したから何かと思えば、なんと!進化していたんだよ。徒手空拳のコッコはブシン・コッコに、羽根を剣にした奴はケンセイ・コッコに、羽根を暗器がわりににしてた奴はアサシン・コッコに進化してた。レベルもめっちゃ高くなってた。どうやら強い相手と長時間戦うと経験値が貯まるみたいだ。おそらく従魔限定だとナビーは言ってる。ステータスは三体ともスライムと同じくらいだ。それぞれに名前をつけてケンセイ・コッコをザンケイ、ブシン・コッコをウーケイ、アサシン・コッコをエイケイとした。この三体はコウ、トウ、ゾクと良く訓練をしている。ほとんど組手だけど。にしてもザンケイとかの訓練を見てるとコウが使ってる刀とよく打ち合えるなと思う。
エイケイは新しいスキル〈暗殺神〉を覚えてた。これは〈暗殺術〉〈暗器術〉〈影魔法〉〈気配遮断〉〈一撃必殺〉が統合進化したスキルだ。それと〈羽弾〉も覚えてるし、〈状態異常付与〉や〈斥候神〉も覚えてる。もはやこいつらは鶏とは呼べないのでは?と最近思うようになってきた。ちなみに三体はレベルが5000だ。
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