七十八話 Dランクの依頼2
初めての投稿です。
誤字•脱字や矛盾点も多いと思いますがコメントでお教えください。よろしくお願いします!
〜お知らせ〜
この小説のタイトルを
『スライムを主とした仲間達と異世界を生きていく』
から
仲間の従魔達の力と規格外ステータスで異世界を楽しく生きていく 〜戦闘は規格外ステータスで、生産は従魔のスキルで簡単にこなしちゃいます。自分達に出来ないことってあるかな?〜
に変更します。
sideセイヤ達
セイヤ達はゴブリンの群れに向かっていた。
「500匹もの群れをどうやって倒そうかな?」
〔魔法でドーンって倒せばいいんじゃない?〕
〔強い魔法だと森を破壊しちゃうからダメだよ〕
〔多分大丈夫〕
「ゾク、大丈夫って?」
〔ゴブリン達は地下にいるみたい〕
「地下に?どう言う事だナビー?」
『はい。ゴブリン達は確かに地下にいます。それもダンジョンです』
「ダンジョン?群れはダンジョンにいるのか?依頼書にはそんな事書いてなかったよな?」
『おそらく、ゴブリンの群れが増え、魔素が溜まった事によりダンジョンになったのでしょう。ダンジョンと言っても出来立てなので一階層しかありません』
「そんな事があるのか。でもダンジョンなら魔法を放っても大丈夫だな」
〔やった〜!〕
「でも500匹なら一人当たり19匹くらい倒せば全滅だ」
〔そうだね〜〕
「〔なんなら私一人でも大丈夫だぞ?〕」
「それは心強いけど皆でやった方がいいから遠慮しとくよ」
「〔そうか〕」
「作戦はどうする?やっぱり皆で個別に倒していくのがいいかな?」
〔それがいい〜〕
「〔それだと面倒だろう〕」
「じゃあこうしよう。皆同時に一人一発ずつ技を放つ、でどうだ?」
「〔それならいいな〕」
「ダンジョンになってるみたいだし、環境に影響を及ぼす心配はないだろう」
『おそらくは大丈夫ですが、念の為にバリアの〈空間断絶〉と〈結界術〉で防御した方がいいです』
「ナビーがそう言うならわかった。バリア、ダンジョンを守ってくれ」
〔わかったよ〜。でも守りに集中するから攻撃はしないね〜〕
「わかった。頼んだぞ」
〔は〜い〕
〔マスター、私も攻撃はしないでよろしいですか?〕
〔私もです〕
〔俺達もです〕
「ヒールとライフにコウ達のパーティーか。わかった。二人とも戦闘系じゃないし、パーティーは一撃より手数で勝負だからな」
そうこうしてる内にダンジョンの目の前まで着いた。
「じゃ、最終確認だ。中に入ったと同時にバリアがダンジョンを守る。それが終わってから皆で同時に技を一発ずつ放つ。放つ技はあまり広範囲にならない奴だ。大丈夫か?」
〔うん!〕
「〔大丈夫ですよ〕
「〔大丈夫だよ〜〕」
「〔わかっておるわ〕」
「〔任せておけ〕」
「じゃいくぞ」
ダンジョンに入った。パッと見ただけでもすごい大群だな。それに上位種もいるみたいだ。
〔〈空間断絶〉発動。〈物理攻撃吸収結界〉〈魔法攻撃吸収結界〉発動!〕
2枚の結界が張られ、一番外に空間のズレによる絶対防御の領域が出来た。
〔マスター、準備できたよ〜〕
「よし、皆いくぞ!」
〔は〜い〕
「〔わかりました〕」
「〔うん〕」
「〔うむ〕」
「〔ああ〕」
皆がそれぞれ準備して行く。
〔〈煉獄灼熱砲〉!〕
〔〈激流大津波〉!〕
〔〈暴風嵐天刃〉!〕
〔〈星天球直下〉!〕
〔〈輝光覇光線〉!〕
〔〈暗黒球連撃〉!〕
〔〈氷結領域〉!〕
〔〈雷轟電撃雨〉!〕
〔〈虚無崩壊〉!〕
〔〈時間停止〉!〕
〔〈次元断絶斬〉!〕
〔〈重力圧殺〉!〕
「〔〈永久吹雪〉!〕」
「〔〈爪斬撃・一閃〉!〕」
「〔〈竜の息吹〉!〕」
「〔〈白炎羽弾〉!〕」
『マスター、想定外の事態です。従魔の全員がマスターに良い所を見せようととても張り切り、想定の威力をかなり上回ってます』
大丈夫なのかそれ?
『ギリギリですが耐えれます。ですがマスターも攻撃すると耐えれません』
わかった。じゃ俺は更に守りを強化しとくよ。
『ありがとうございます』
バリアが使った物と同じ物を重ねがけして行く。
「よし、出来た。皆準備はできたか?」
〔できたよ〜〕
「〔できてますよ〕」
「〔できてるよ〜〕」
「〔無論できておる〕」
「〔バッチリだぞ〕」
「よし、なら俺が合図したら発射だ。行くぞ。3、2、1、発射!」
合図と同時に皆の技が放たれていった。
ドグォォォォォン!!!!!!
うん、明らかなオーバーキルだな。ダンジョン化していて良かった〜。ていうか本来なら皆の技一発でも充分なんだけどな。
〔終わったよ〜〕
「おつかれ。今回はダンジョン化していたから解体しないでも大丈夫だな。魔石とゴブリンの素材、それとゴブリンの上位種が使ってた武器がドロップ品だな」
「〔ご主人、私は活躍出来たか?〕」
「ああ、凄かったぞ」
「〔そうか!それはよかった!〕」
「それにしてもこのダンジョンどうしようかな?」
『それでしたらダンジョンコアを回収すれば良いと思います』
「ダンジョンコアを回収?できるのか?ダンジョンコアを取るとダンジョンが崩壊して巻き込まれて消えるんだろ?」
『確かにそうですが、〈空間魔法〉で転移すれば問題ありません』
「なるほど。その手があるのか。じゃあ皆を先に戻して最後に俺がダンジョンコアを取ってそのまま転移すれば良いんだな?」
『その通りです』
「わかった。じゃあ開くぞ、〈転移門〉!」
ブォン。
「よし。皆、これを通って先に帰ってくれ」
〔は〜い!〕
「すぐ行くからな〜」
よし、皆いったな。じゃあダンジョンコアを取るか。
「普通に触ってとれば良いんだよな?」
『そうです』
「行くぞ。取れたな」
ゴゴゴゴッ!
「おわっ!すごい揺れだな、急ぐか。〈空間転移〉!」
フッ。
〔おかえり〜マスター〕
「ただいま。ちゃんと持ってこれたな。これはアイテム袋に入れておこう。よし、じゃあゴトクに行って冒険者ギルドに報告だ」
5分ほど歩き門を通って冒険者ギルドに向かう。
「着いたな。皆はどうする?一緒に報告しに行くか?」
〔行く〜!〕
「〔着いていきますよ〕」
「〔僕も!〕」
「〔我もいくぞ〕」
「〔私もだ〕」
「じゃ、皆で行こう」
ギィッ。
冒険者ギルドのドアを開けてミリアさんの所へ向かう。
「あら、おかえりなさい。依頼はどうだった?」
「ただいま戻りました。依頼は無事完了です」
「それはよかった。じゃあウルフとゴブリンの素材を出してくれる?」
「良いですけど、量が多いのでここには収まりきりませんよ?」
「そうなの?じゃあ着いてきて」
そう言って買い取り場の隣のドアを通った。
「ここは魔物を解体する場所よ。ここなら大丈夫でしょ?」
「そうですね」
そう言ってアイテム袋の中からウルフの素材55匹分とゴブリン達の素材500匹分を出した。
「ちょ、ちょっと、どうしたのよ!この量は!」
「え?普通に倒しましたけど?」
「ウルフはいいけどゴブリンが多すぎるでしょ!それにゴブリンソルジャーにゴブリンナイト、メイジにアーチャー、ジェネラルやキングまであるじゃない!」
「まぁ、500匹の群れでしたから」
「5、500匹の群れですって!ギルドに上がっていた報告は50匹くらいだった筈よ!」
「それがですね、ゴブリンが大量発生したせいかダンジョンが出来てまして、ダンジョンと言っても一階層の広い空間ってだけだったんですけどそこにいましたよ。おそらく、食料を調達している所を発見して報告したのではないでしょうか?」
「ダ、ダンジョンですって!?それは何処ら辺にあったの!?」
「あ、ご心配なく。ちゃんと破壊してきましたから」
「ダ、ダンジョンを破壊ってどうやったのよ!」
「え?普通にダンジョンコアを破壊してダッシュで出てきました」
実際は俺の空間魔法の中に入ってるけど。
「そ、そう。確かにセイヤ君ならできるわね。事情はわかったわ。少し待っててちょうだい」
「わかりました。じゃ、受け付けの前で席に座ってます」
「わかったわ。後で行くわね」
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