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七十七話  Dランクの依頼

初めての投稿です。

誤字脱字や矛盾点など多いと思いますが、コメントなどでお教え下さい。

よろしくお願いします。


〜お知らせ〜


この小説のタイトルを

『スライムを主とした仲間達と異世界を生きていく』

から

仲間の従魔達の力と規格外ステータスで異世界を楽しく生きていく  〜戦闘は規格外ステータスで、生産は従魔のスキルで簡単にこなしちゃいます。自分達に出来ないことってあるかな?〜

に変更します。



今日は冒険者活動をするのとスライム商会を始める日だ。スライム商会にはクローバーゴーレムと動物スライムと従魔のスライムを何体か配置してる。基本従業員はゴーレムと動物スライムだ。屋台を出す時にゴーレムとスライムがついていく。

そうそう、動物スライムが一体増えたんだ。コウ達が狩ってきたホーンラビットよ肉を食べて進化したラビットスライムってのが増えた。もこもこの耳と尻尾がとても可愛いスライムだ。スキルは〈周囲警戒〉と〈聴力強化〉だ。

さて、依頼を見に行こう。メンバーは前回と同じメンバーにゲイルが加わった。


5分ほど歩いて。


「今日はどんな依頼があるかな?」


「〔確かランクが上がったから受けれる依頼も増えてるのですよね?〕」


「そうだな。俺達はDランクだから依頼はEランクのとDランクのを受ける事が出来る。折角だからDランクの依頼を受けてみよう」


「〔そうですね〕」


どれどれ、Dランクの依頼はっと。ゴブリンの群れやウルフの群れの討伐、オークの討伐か。討伐系が多いな。後は護衛依頼も少しだけあるな。


「皆、討伐依頼と護衛依頼どっちを受けたい?」


〔討伐〜〕


「〔討伐がいいです〕」


「〔討伐〜!〕」


「〔どちらでも構わぬが討伐の方が気はのるな〕」


「〔初めての依頼だ。どうせなら派手なのがいいな〕」


「わかった。じゃあ討伐依頼を受けよう。今回はゴブリンの群れとウルフの群れの討伐だ」


〔は〜い〕


「〔わかりました〕」


「〔やった〜〕」


「〔グループ分けはどうするのだ?〕」


「〔初めての依頼だ。必ず活躍するぞ〕」


「皆頼むぞ。それと今回はグループ分けしないで行こうと思う。二つともサンの森だから片方を終わらせて次に向かえば大丈夫だろう」


「〔わかった〕」


「じゃ、少し待っててくれ。受理して貰ってくる」


「あら、セイヤ君、今日は綺麗な耳飾りをつけてるわね。今日はどんな依頼を受けるの?」


「ありがとうございます」


実は装備を一つ追加してある。それがこの“不死鳥の耳飾り”だ。ゲイルの素材を使って作った耳飾りだ。効果は一度だけ死んでも復活する事が出来るのと自然回復力が上がるの二つだ。


「今日はゴブリンの群れとウルフの群れの討伐です」


「二つを同時に受けるの?」


「ダメでしたか?」


「大丈夫よ。ただ群れともなると大変だから気を付けてね。このゴブリンの群れは50匹くらいいるみたいだから」


「わかりました。気をつけます」


「はい、受理したわ。頑張ってね」


「ありがとうございます」


〔おかえり〜〕


「よし、行くぞ」」


南門を出てサンの森へ向かう。


〔マスター、どうやって行くの〜?〕


「そうだな。魔法の絨毯とジークとゲイルに乗せてって貰おう。大丈夫か?」


「〔ああ、問題ない〕」


「〔大丈夫だぞ〕」


「じゃあ、ジークとゲイルに7人ずつ魔法の絨毯に9人だ」


二分ほどで分かれた。コウ達のパーティーとグラビティがジーク。

ファイア、ウォーター、ウインド、アース、ライト、ダーク、ヌルがゲイル。

俺、アイス、サンダー、タイム、スペース、バリア、ヒール、スノウ、フェルが魔法の絨毯だ。


「じゃ、行くぞ。二人とも他の人に見られない様にな」


「〔心配するな〕」


「〔任せておけ〕」


飛び出してから10分くらいが経った、


「もう着くな。さて群れは何処にいるかな?」


〔任せて〕


「わかった。頼んだぞ、ゾク」


〔うん〕


ゾクが目を閉じて集中する。


〔見つけた。ここから南に歩いて一キロの所にウルフの群れがいる〕


「ありがとう、ゾク。皆行くぞ」


〔は〜い〕


歩きながら作戦を練る。


「どうやって倒す?」


〔ウルフは5〜60匹くらいの群れだった〕


「じゃあ一人二匹ずつくらい倒せばいいな。それともでかい攻撃でまとめて倒すか?」


〔でもマスター、ここは森だから木を壊しちゃうよ?〕


「そうだな、やっぱり少しずつ倒していこう」


〔は〜い〕


「〔それがいいですね〕」


「〔わかった〜〕」


「〔ああ〕」


「〔派手なのがよかったがしょうがないな〕」


〔マスター、見えてきました〕


「わかった。じゃあ分かれて各自討伐していこう。気を付けてね」


〔は〜い〕


「じゃ、行くぞ!」


皆が飛び出して行った。


「ウォン!」


一体のウルフが吠えた他のウルフも此方に気付いた様だ。


「ウォ、」


他のウルフが吠えようとしたが吠える前にウインドの魔法で倒された。他のウルフ達もどんどん倒されて行く。残ってるのはもう数匹しかいない。楽勝だったな。


「おつかれ。ウルフの死体を回収し終わったら次はゴブリンの群れだな。俺達はアイテム袋に〈戦利品自動回収〉があるからとても楽でいいな。ゾクはゴブリンの群れを探してくれ。コウ達のパーティーは周囲を警戒してくれ」


〔は〜い〕


「〔わかりました〕」


「〔わかった〜〕」


「〔簡単な依頼だったな〕」


「〔そうだな〕」


二分ほどして。


「ゾク、見つかったか?」


〔うん。ここから南に五キロくらいの所〕


「結構あるな」


〔それとゴブリンだけど50匹所じゃない。500匹はいる〕


「マジか。ま、問題はないな。このメンバーなら楽勝だろう」


『はい。全く問題ありません』


「向かいながら作戦を立てるぞ〜」


〔は〜い〕




sideスライム商会


セイヤ達が出発して少しした頃。


〔では、スライム商会を開店させますよ。準備はできてますか?〕


〔できてます。セバスさん〕


〔では、開店します。動物スライムとクローバーゴーレムの何人かで宣伝してきて貰えますか?〕


〔わかったよ〜〕


[わかりました]


宣伝に行って10分くらい経った頃に初めてのお客様が来店してくださいました。見たところ冒険者パーティーの様です。パーティーの皆は品物を見て、


「なんだこれは!安すぎる!」


「アイテム袋が売ってるだと!」


「この装備、付与がしてある!」


等とおっしゃってます。そのままポーションを10本ほど買って行ってくださいました。それからは宣伝が効いたのか、さっきの冒険者パーティーが広めてくれたのか、お客さんがいっぱい来てくれました。ほとんど冒険者でしたが。お昼休憩を挟んでスラム街に屋台を出しました。何事も無いとよろしいのですが。


スラム街の屋台では、


〔安くて凄く効くポーションだよ〜〕


[安くて美味しい料理もありますよ〜]


と、スライムとゴーレムが数人で屋台を引きながら宣伝して歩いていた。


〔あんまり来ないね〜〕


[そうですね〜。なんででしょう?]


皆で話していると1人の少女がこちらに寄ってきた。


「ほんとに料理があるの?」


〔あるよ〜。食べたい?〕


「いくら?」


[料理一つ大銅貨1枚だよ]


少女は少し悲しそうな顔をすると


「じゃあ一つください」


[どんな料理がいいかな?]


「元気が出る料理がいい」


〔君が食べるの?〕


「お母さんにあげるの。病気で動けないから」


〔君は食べないの〜?〕


「お金がないから。お母さんが何か食べてきなさいって大銅貨1枚くれたの。これならパンの4分の1は食べられるから」


〔そっか〜。じゃあ僕達をお母さんの所に案内してくれる?〕


「なんで?」


〔いいからいいから〜〕


「変なことしない?」


〔しないよ〜〕


「わかった。ついてきて」


〔は〜い〕


歩いて15分くらいで


「着いたよ。ここが私達の家だよ」


そこには家と言って大丈夫なのか?という建物が建っていた。ボロボロで所々穴も開いてる今にも崩れるんじゃないかと思える家だった。


「お母さんただいま」


「ゴホッ。おかえり。ちゃんと食べれたかい?」


扉をくぐると奥に寝ていたのは20代くらいに見える痩せ細った女性だった。痩せてはいるがちゃんとしたらとても美人だろうと思える女性だった。


〔こんにちは〜。僕達はスライム商会って言います〜〕


「ゴホッ。こんな所になんの様ですか?ゴホッ。お金はありませんよ」


[さっき屋台を開いていたら娘さんが来てくれて事情を聞かせて貰いました。お客様第一号と言う事でサービスしますよ〜]


「ゴホッ。サービス?何の事ですか?」


[まずはご飯をどうぞ〜。貴方は栄養失調と肺に少しバイ菌が入った事によって呼吸が苦しくなる病気ですね〜]


「ゴホッ。そうなんですか?」


[そこでこれです!スライム商会特性キュアポーション!これを飲めばすぐ良くなりますよ]


「ゴホッ。病気にキュアポーションは効きませんよ」


〔大丈夫だよ〜。スライム商会のポーションは特別だから〜〕


「ゴホッ。わかりました。せっかくここまでご足労いただいたので飲まさせて貰います」


[どうぞどうぞ〜]


コクコク。


「あれ?さっきまでの息苦しさが嘘の様に消えてる!?苦しくないわ!?」


「お母さん!」


娘さんが泣きながら飛びついた。


「ああ、エナク。今まで迷惑かけたわね」


「ううん。全然だよ。治ってよかった、お母さん!」


泣きながら二人が抱き合っている。


〔よかったね〜〕


[良かったですね〜]


「あ、ありがとうございます!こんなポーション初めて見ました。お代は働いて返しますので!」


〔いえいえ〜。サービスなんでお代なんて入りませんよ〜〕


「いえ、そう言うわけにはいきません」


[いやいや〜。ほんとに大丈夫ですよ〜。それよりもせっかくの料理が冷めちゃうので食べてください]


「何から何までありがとうございます」


「ありがとう」


そう言って二人は料理を食べ始めた。それから少しお話しして仕事に戻り、この親子がキッカケとなり屋台もとても繁盛した。



気に入っていただけたら評価の方よろしくお願いします。

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[一言] 狼の王・上で命令したら自害すんじゃない?とか惨い事を考えてしまった(笑)
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