七十四話 初めての依頼5
初めての投稿です。
誤字脱字や矛盾点など多いと思いますが、コメントなどでお教え下さい。
よろしくお願いします。
早速家に帰って、ゲイルの紹介をして歓迎パーティーとランクアップ記念パーティーをする準備をしないと。
「ゲイル、ここが俺達の家だ」
「〔ここがご主人の家か。広いな〕」
「ただいま〜」
『お帰りなさい』
「ただいま、リファ」
リファはもう俺達の事を認めてくれている。だから帰ってきたらちゃんと迎えてくれるんだ。
〔お帰り〜!マスター!〕
「ただいま〜」
スライム達が飛び付いて来た。可愛い奴らだ。
「〔マスター、この人誰〜?〕」
フェルがゲイルの事を聞いて来た。
「ゲイルって言う新しい家族だ。神獣だぞ。神鳥フェニックスだ」
「〔へ〜!よろしくね〜!〕」
「〔ああ、よろしくな〕」
「〔帰ったか。ん?何か懐かしい気配がするな〕」
「〔久しぶりだな。ジルクニフ〕」
「〔おお!お前はフェニックスではないか!久しぶりだな〕」
二人は昔からの友達だもんな。
「〔私もご主人の仲間に加えてもらった。今の名前はゲイルだ。改めてよろしく頼む〕」
「〔そうか。我はジークだ。よろしくな〕」
「みんな、今日はゲイルの歓迎パーティーとランクアップ記念パーティーをやるぞ!準備しよう」
〔は〜い〕
「その時に今日の事を聞くからな〜」
〔楽しみにしててね!〕
一時間ほど経った。
「こほん。では、新しい家族とランクアップを祝ってカンパーイ!」
『かんぱ〜い』
『かんぱい』
〔かんぱ〜い!〕
「〔乾杯です〕」
「〔乾杯〜!〕」
「〔乾杯だ!〕」
「〔乾杯〕」
「じゃあ、今日の話を聞かせてくれるか?」
〔は〜い!まずは僕達から話すよ〜〕
「コウ達か、頼む」
〔うん!えっとね、、〕
sideコウパーティー
〔よし、ミリアさんの所で受理されたし行くか〕
〔何処に行くの?〕
〔ホーンラビットはゴトクを出て南東の平原にいるらしい〕
〔ゾク、何で知ってるんだ?〕
〔周りの人達の話を聞いた〕
〔凄いな、ありがとう。よし皆南東の平原に向かって出発だ!〕
〔はい〕
〔おう!〕
〔はい〕
〔わかった〜〕
〔うん〕
歩いて20分ほど、
〔ここが南東の平原、通称モロ平原か〕
〔広いね〜。ホーンラビット探すの大変そう〜〕
〔索敵は任せて〕
〔頼んだ〕
〔うん〕
〔支援かけとく?〕
〔大丈夫〕
〔わかった〕
ゾクが目を閉じて集中しだした。他の皆は周りを警戒しながらゾクの邪魔をしない様に注意する。
〔見つけた〕
〔何処ら辺にいる?〕
〔ここから東に1500メートルの所に群れが一つ、ここから南東に2000メートルの所に群れが一つ、ここから南に3000メートルの所に群れが一つ〕
〔どこから行くかな〕
〔一つずつ行くか、三手に分かれるか、どっちがいいか〕
〔一つずつ行ったら他の所が逃げちゃわない?〕
〔そうだな。じゃあ三手に分かれるか〕
〔メンバーはどうするの?〕
〔俺とキョウカ、トウとゾク、モルとホウだ〕
〔それが良いね〕
〔じゃあ俺とキョウカが南に行くから、トウ達は南東に、モル達は東に行ってくれ〕
〔わかった〕
〔任せとけ!〕
〔終わり次第ここに集合。何か有ればすぐに連絡を取れよ〕
〔はい〕
〔うん〕
〔行くぞ。また後でな〕
〔ああ〕
〔うん〕
コウ達。
〔もう少しだな〕
〔そうだね〕
〔作戦はどうする?〕
〔ホーンラビットは150匹くらいだから逃げられない様に結界で囲って後は普通に倒していけば良いんじゃない?〕
〔そうだな。じゃあ結界は頼む〕
〔任せといて。支援はいる?〕
〔いや、大丈夫だ〕
〔わかったわ〕
〔見えて来たな。キョウカ、結界を頼む〕
〔わかったわ。〈逃走防止結界〉!〕
ブォンッ。
コウ達とホーンラビットの群れを囲うように四角い結界が張られた。
〔これで逃げる心配は無いわ〕
〔ありがとう。今度は俺の番だな〕
コウが刀の柄を持って腰を落とした構えを取る。
〔魔闘術・烈風剣!〕
コウの刀に風が逆巻く。
〔行くぞ!〈抜刀術・飛竜一閃・烈風の舞!〉〕
ビュビュビュンッ!ザンッ!
コウの刀から放たれた烈風を纏った八つの斬撃がホーンラビットの群れを全滅させた。
〔ふうっ。終わったな〕
〔お疲れ様〕
〔皆はどうしてるかな?〕
〔連絡もないしもう終わって集合場所に向かってるんじゃない?〕
〔そうだな。俺達も行こう〕
〔うん〕
トウ達。
〔もう少しで見える〕
〔わかったよ。さてどうやって倒すかな。僕は範囲攻撃は得意じゃないし、〕
〔私がやる〕
〔そうだね。ゾクの方が向いてるかな。僕は不足の事態に備えてるよ〕
〔任せて。すぐに終わらせる〕
〔頼んだよ〕
〔うん。行く。〈影縛り〉〕
ホーンラビットの影が紐の様になりホーンラビットを拘束していった。
〔これで終わり。〈影刃〉〕
スパンッ。
今度はホーンラビットの影が刃になってホーンラビットを切り裂いた。
〔終わった〕
〔お疲れ様。鮮やかで見事な手並みだったよ〕
〔ありがとう〕
〔他の皆はもう終わってるかな?〕
〔多分終わってる〕
〔そうだね。集合場所に向かおう〕
〔うん〕
モル達。
〔もう少しだね〜〕
〔そうか。どうやって倒す?〕
〔私の魔法で一掃するよ〕
〔だな。じゃ、俺はホーンラビットが逃げない様に囲うわ〕
〔わかった〜〕
〔見えたな。行くぞ!〈大地の盾〉!〕
ズゴゴゴッ!
ホーンラビットの周りの土が盛り上がり壁となって閉じ込めた。
〔じゃ行くよ〜。〈激流大津波〉!〕
ザバァン!
ホウによって生み出された大量の水が大津波となってホーンラビットを押し潰す。
〔終わったよ〜〕
〔お疲れさん!皆は終わってるかな?〕
〔多分もう集合場所に向かってるよ〜〕
〔なら俺達も向かうぞ〕
〔って感じだったよマスター〕
「皆、凄いぞ!よくできたな」
〔ありがとう!マスター!〕
「そうだ!ホーンラビットの肉はあるか?」
〔たくさんあるよ〜〕
「じゃあ、このスライムに食べさせても良いか?」
〔もちろん!たくさん食べてね!〕
「これで上手くいけば俺が思った通りになる筈だ。次は誰の話かな?」
〔次は僕だよ!〕
「クリーンか、確か依頼は街の下水道の掃除だったよな?どうだった?」
〔えっとね〜〕
sideクリーン
〔依頼は受理してもらったから下水道に向かおう〕
歩く事20分ほど。
〔ここが入り口かな?降りてみよう〕
梯子を使って降りていく。
〔ここだね。スペース、スライム達を呼んでもらえる?〕
〔は〜い。〈転移門〉!〕
〔ありがと〜。これで揃ったね〕
〔じゃ、僕はジークさんの所に戻るね〕
〔うん。ありがとね〜〕
〔頑張ってね〜〕
〔よし、じゃあやりますか。全体散らばって〈清潔〉をかけよう。スカベンジャースライム達は排泄物を食べていってね〕
作業を初めて一時間ほど経った。
〔よーしこれで終わりだ!ついでに脆くなってた所は〈修理〉かけといたし大丈夫でしょ。それに下水道のところどころに浄化の魔法陣を描いて置いたから匂いも気にならないし水も綺麗になるから病気とかの心配はいらないね!でも魔法陣は隠蔽しとこう。バレたら大変な事になるし〕
〔って感じで、終わったよ〜〕
「依頼された掃除だけじゃなく修理や魔法陣までやるなんて偉いぞ!」
〔えへへ〜。ありがとマスター!〕
「最後はジーク達だな」
「〔そうだな。では話していくか〕」
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