七話 別れと新たなる人生
初めての投稿です。
誤字脱字や矛盾点など多いと思いますがコメントなどでお教えください。
よろしくお願いします。
オ:「では、そろそろお別れだね」
はやいな。もう、お別れか。あまり長い時間はすごしてないけど、寂しいな。
ル:「大丈夫だよ!僕達はいつも見守ってるから!」
オ:「もし相談したいことがあったら、<神託スキル>を取得するといいよ。短い時間だけど僕達と話すことができるから」
ル:「それと、言っておかなきゃならないことがあるんだよ」
なんかいつも元気なルタが落ち込んでるように見えるぞ。真面目モードか?
ル:「そんな感じかな。実はね、君みたいな転生者って過去にもいたんだよ」
そうなのか。それと何が真面目モードに繋がるんだ?
ル:「その転生者たちの中にはね君みたいないい子もいれば、異世界転生だって浮かれたり、自分は選ばれた存在だって勘違いしてフォーラムで暴れたやつもいたんだ」
そんな奴もいたのか。
ル:「でね、そんな奴らが“おれは転生者だぞ!”とかって暴れたせいで転生者が良く思われてないところとかもあるんだ」
そんなことがあったのか。
ル:「もちろんそんな奴らはフォーラムでも嫌われたり、疎まれたりしたよ!でもなまじ強いから国も手も出せなくて、、、」
そうだったのか。ん?転生者ってみんな俺みたいに強かったのか?よくフォーラムの国々残ったな。
シ:「違う。みんなそんな強くはない。それに私達からの贈り物だってセイヤみたいに多くない」
そうなのか?
ル:「そうだよ!普通は、4~6個で悪い奴だったら1~3個でいい子だったら7~10個くらいだよ!ちなみに今までに一番多くあげたのは11個だよ!」
過去最高が11個って!俺50個くらいもらってなかったか?
ル:「そうだね!セイヤ君は歴代ダントツでトップだね!」
いいのか?そんなに良くしてもらって?
ル:「いいんだよ!それだけ皆君のことを気に入ったってことさ!(それに君は歴代ダントツトップで不幸だった子だからね)」
そうなのか。ん?最後なんかポツリと言ったか?
ル:「(ギクッ)き、気のせいだよ!」
そうか。
ル:「(あ、危なかった~)」
オ:「では、そろそろ本当にお別れの時が来たようだね」
そっか。
「皆、本当によくしてくれてありがとう。皆のくれた力間違ったことに使わないように楽しく生きてくよ」
オ:「あまり気負いすぎずに過ごすんだよ」
ル:「そうそう!君は前の世界では頼れる人がいなくて全部一人で抱え込んで生きてきたみたいだけど、フォーラムでは頼れる仲間もできるだろうから抱え込みすぎないようにね!」
ス:「前の世界ではできなかった恋愛も楽しむのよ。<神託スキル>とってくれたら相談にものるからね」
マ:「お前はその力を制御するのに苦労するかもだが頑張れよ!」
ユ:「なんでもごり押しすればいいってものではない。力を制御し、作戦を立て、相手との駆け引きも上手くなれ。魔導士たるものいつでも冷静にな」
ラ:「生き物は自分の意思を持っているからね。力やスキルに物言わせて無理やり従えてもいつか反発されてひどい目に逢うことになるからね。気を付けなよ。ま、君なら大丈夫だろうけど」
ウ:「時間は止まることなく過ぎ去っていくけどね~人と人の間で正しく結ばれたものは時間が過ぎ去ろうとなくなることはないからね~大切にするんだよ~」
シ:「進化の可能性は無限大。時には自分の思ってたものと違うものになるかもしれない。でも、自分も相手も責めずにその結果を受け入れれば新たなる力に進化するかも知れない。たった一回の失敗でくじけることのないように」
「皆の言葉、魂に刻みつけたよ。絶対に忘れることなく生きてくよ」
オ:「君の生き方、楽しみにしてるよ。では行くよ」
俺の体が金色の光に包まれ何とも言えない気持ちよさが体の中を通り抜けていく。
オ:「そうだ。君が目覚めたら<収納>の中を確認するといい。ガイドブックみたいなものを入れておくからね」
「わかった。なにからなにまで本当にありがとうな」
ああ。だんだん意識が薄れてきた。
「「「「さあ!君の旅路を祝福しよう!」」」」
「「「「君の新たなる人生に幸多からんことを!」」」」
どんどん暗くなっていく。
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