六十四話 肉ダンジョン攻略5
初めての投稿です。
誤字脱字や矛盾点など多いと思いますが、コメントなどでお教え下さい。
よろしくお願いします。
よし、ボス戦だ!
「作戦は簡単だ。俺がダンジョン牛、ナビーがダンジョン豚、グラビティがダンジョン鶏、フェルがダンジョンシープ、コウ達のパーティーがダンジョンボアと戦う。以上だ」
『簡単ですね』
〔わかった〕
「〔任せて〜〕」
〔〔〔はい!〕〕〕
「準備ができたら行くぞ!」
『問題ありません』
〔大丈夫〕
「〔行けるよ〜〕」
〔全員に支援かけるよ!〈攻撃力上昇〉!〈防御力上昇〉!〈魔法攻撃力上昇〉!〈俊敏性上昇〉!〕
〔サンキュー、キョウカ〕
〔〔〔行けます!〕〕〕
「よし!行くぞ!」
sideセイヤ
「やっぱり大きいな。さてどうするかな」
どんな魔法を込めるか、、
「決めた!まずは〈時間停止〉を装填。これでも喰らって止まってろ!」
タァン!
セイヤに向かって突進して来たダンジョン牛の動きがピタリと止まった。
「〈輝光覇光線〉装填。これで終わりだ」
タァン!
セイヤの撃った弾丸が光線となってダンジョン牛を貫いた。
「皆はどうかな?」
sideナビー
『ふむ。どのようにして倒しましょうか、』
ダンジョン豚からの攻撃をひらりとかわしながらナビーがつぶやいた。
『マスターは終わったようですね。ならばこちらも早急に終わらせねば』
ダンジョン豚が〈鉱石槍〉を放って来た。
『では、終わりにしましょう。〈絶対零度〉』
パキィン!
あたり一帯が一瞬で生物が生きることのできない氷の世界に閉ざされた。
『初めての戦闘、上手く出来たでしょうか?』
sideグラビティ
〔どうやって倒すかな?今までの経験を活かして倒さないとな〕
ダンジョン鶏の怒涛の連撃をかわしながらグラビティは考える。
自分の〈重力魔法〉は魔法を放つよりも何かに纏わせて使った方が良いという事にこのダンジョン攻略で気づいた。ならば何に纏わせるか?一番信じられる物それは自分だ。
〔よし!これでいこう〕
〈重力魔法〉でダンジョン鶏を引き寄せる。ダンジョン鶏はあらがう事ができない。そしてグラビティは自分の拳に〈重力魔法〉で重力を加える。加える方向は自分の拳を振り抜く方向、つまり真横だ。
〔じゃあね、〈重力崩拳〉!〕
バゴン!
グラビティのステータスに加えて〈重力魔法〉がダンジョン鶏を吹き飛ばす。ダンジョン鶏は壁に当たって倒れた。
〔上手く出来たかな?〕
sideフェル
フェルは獣型で攻撃をかわしながら考える。
「〔あの羊毛は生半可な攻撃は弾くよね〜。どうしようかな〜?〕」
ダンジョンシープが〈真空刃〉を放って来た。それをかわしながらフェルは考える。
「〔生半可な攻撃が弾かれるなら極限まで高めた一撃を加えよう。マスターが死神に放ったあのカッコいい一撃を、〕」
ダンジョンシープがフェルの攻撃を察知したのか〈鉱石壁〉を発動した。
「〔〈爪斬撃・覇〉、〈爪斬撃・剛〉〈爪斬撃・連〉を発動して、準備完了!〕」
フェルが走り出す。
スパパンッ!
フェルが放った攻撃が〈鉱石壁〉を切り裂きダンジョンシープの姿をあらわにさせた。
マスターが放ったカッコいい一撃を、
「〔〈爪斬撃・一閃〉!〕」
ザンッ!
フェルの攻撃がダンジョンシープの首と胴を別れさせた。
「〔マスターみたいなカッコいい一撃を放てたかな?〕」
sideコウパーティー
〔あの突進は厄介だな〕
〔そうだね。ホウ、あの突進を止める事は出来る?〕
〔多分できるよ〕
〔なら合図したらお願い。キョウカはあいつに阻害をかけてくれ〕
〔わかった〕
〔オッケー〕
〔ゾクとモルはホウがあいつの動きを止めるまで時間稼ぎを頼む〕
〔任せろ〕
〔わかった〕
〔〈攻撃力減少〉!〈防御力減少〉!〈俊敏性減少〉!〕
キョウカの〈強化魔法〉によってダンジョンボアの動きが遅くなった。
〔〈影分身〉〕
〈影魔法〉によって増えたゾクがダンジョンボアを牽制しながら注意を引きつける。
〔オラァッ、〈盾突撃〉!〕
ガンッ!
モルの盾による攻撃もダンジョンボアを傷つけている。
〔魔闘術・閃光拳!〕
〈魔闘術・重力剣!〕
〔よし!ホウ、頼む!〕
〔わかった!〈氷結領域!〕
ピキィン!
ホウの放った魔法によってダンジョンボアの足元が凍り、さらにダンジョンボアの足も凍らせて固定した。
〔次は僕だ!喰らえ!シャイニングフィスト!〕
トウが閃光が弾けたように拳を叩き込んでいく。
〔ハアッ!〕
バコン!
トウがダンジョンボアをコウのいる場所に吹き飛ばした。
〔トドメだ!グラビティスラッシュ!〕
ザンッ!
重力によって強化されたコウの剣がダンジョンボアを真っ二つにした。
〔ふうっ。お疲れさん〕
〔お疲れ様です〕
〔お疲れ様だ〕
〔お疲れ様〜〕
〔お疲れ〜〕
〔お疲れ様〕
「皆、お疲れ。見ていたけど皆素晴らしい戦いだったな。ナビーは初戦闘なのにそれを感じさせない戦いだったし、グラビティとフェルはこれまでの攻略が活きていたな。コウのパーティーは連携がとても上手かった」
『ありがとうございます』
〔よかった〕
「〔ありがと〜、マスター!〕」
〔〔〔〔〔〔ありがとうございます〕〕〕〕〕〕
「よし、ダンジョンコアを同期して帰るか」
『では、私は一旦戻ります』
「わかった。じゃ、ゴーレムは回収しとくからいつでも言ってくれ」
『はい』
ブンッ。
魔法陣に乗ってダンジョンコアがある場所に転移する。
ピトッ。
『他のダンジョンのダンジョンマスターを承認。このダンジョンとあなたのダンジョンを同期しますか?』
「ああ」
『了解しました。これより、この特殊ダンジョン、リアはあなたをマスターと認証しました。よろしくお願いしますマスター』
これでセレナダンジョンもここと同じように出来るな。816階層から837階層までをリアダンジョンと同じにした。
「セレナダンジョンの816階層からリアダンジョンと同じにしたから最初から攻略したかったら、挑戦してくれ」
〔は〜い〕
「帰ろうか。俺達のダンジョンへ」
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