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五十八話  商業ギルドに行って土地を買おう2

初めての投稿です。

誤字脱字や矛盾点など多いと思いますが、コメントなどでお教え下さい。

よろしくお願いします。



「ナビー、商業ギルドまで案内をお願い」


『お任せ下さい』


徒歩10分ほど、、


『つきました』


「ここが商業ギルドか。冒険者ギルドと同じくらいの大きさだな。入るか」


ギィッ。


ドアを開けて入ると商人のような人達がが大勢いた。そのまま受付に歩いて行く。


「ようこそゴトクの商業ギルドへ。どのような御用件でしょうか?」


「土地を買いたいのですが」


「と、土地ですか?」


「はい。冒険者ギルドのゴルドさんからの紹介状もあります」


「本当ですか!見せてもらってもよろしいでしょうか?」


「もちろんです。どうぞ」


懐から取り出すフリをしてアイテム袋から取り出して渡した。


「お預かりします」


目を通して


「確かに本物のようです。疑って失礼しました」


受付嬢さんが頭を下げて謝った。


「頭を上げて下さい!疑うのは当然の事です」


「ありがとうございます。改めて自己紹介をさせて頂きます。商業ギルドのギルドマスターレイアと申します。以後お見知り置きを」


ギルドマスターだったのか!


「セイヤと言います。よろしくお願いします」


「では、土地の購入の件ですが、どのような土地でどのような使い方をするのでしょう?」


「用途は住む家を建てようと思いまして。この人数なので宿に泊まるのは大変なので」


「確かにそうですね」


「土地は500メートル四方でお願いします」


「そんなに広い土地をですか!」


「はい」


「そこまでとなるとあるかどうか、」


「家があってもいいですし、無くてもいいのでありませんかね?」


「それならあるかもしれません。少々お待ちください」


レイアさんがそう言って後ろに引っ込んでいった。すぐ戻ってきたが手には分厚い本のような物があった。


「お待たせしました。こちらなんかどうでしょうか?」


「う〜ん。広さは問題ないんですが家が少し狭いですね」


「それならこれはどうですか?」


「これは悪くないんですが冒険者ギルドや商業ギルドと真逆の位置にあるのでダメですね」


「う〜ん、そうなるともうありません」


「これはダメなんですか?」


二つのギルドの丁度真ん中くらいにある場所だ。


「ここですか。条件とは一致しますがおすすめはできません」


「何故ですか?」


「ここはある大商人の屋敷だったんですが彼が亡くなった後にこの屋敷に住もうとした人が言うには出るらしいですよ、幽霊が」


この世界にも幽霊とかあるんだな。


「そうなんですか」


「はい。なのでおすすめできません」


大丈夫だろ。幽霊って言ってもどうせアンデット系の魔物だろうし。


「大丈夫です!こう見えて強いですからその幽霊も倒せますよ!」


「ほんとにいいんですか?」


「はい!」


「では、大金貨5枚になります」


大金貨5枚、500万ゴルか。安くね?


「土地の広さの割には安いんですね?」


「いわくつきの土地で買い取りたいという人も長い間居ませんでしたから」


なるほど。


「ではこれでお願いします」


大金貨5枚を出す。


「はい。確かに受けとりました。こちらが土地の証明書になります」


「ありがとうございます。早速行ってみようと思います」


「ご利用ありがとうございました。お気をつけ下さい」


「はい」


商業ギルドを出て購入した場所に向かう。徒歩10分ほどで着いた。


「いいな!ダンジョンにある家と同じ形だ!」


何故ここを買ったかと言うとダンジョンの家とほとんど同じだったのだ。屋敷が三つある。正面の一番大きい屋敷は俺達が暮らす家として、向かって右側の屋敷を生産屋敷として、向かって左側の屋敷をクランハウスにしようと思っている。


「住む前に幽霊とやらを探さないとな」


正面の一番大きい屋敷に入ってみる。


「ふむ。特に変わりはないが」


カタカタカタカタ!


「なんだ!」


『出て行け、この家に近づくな!』 


これが幽霊か?全然幽霊っぽく無いんだが。


「聞いてくれ!俺達に害意は無い!姿を見せてくれないか!話をしよう!絶対に危害を加えないと誓うから!」


『嘘だ!そう言って何度も攻撃された!』


「信じてくれ!それに俺は強い、その気になれば一瞬でこの家を消し飛ばす事もできる。そんな事はしたくない。だから姿を見せて話をしよう」


『・・・わかった』


しばしの沈黙の後に返事をしてくれた。


「ありがとう」


スウッ。


「初めまして。俺はセイヤ。こっちは俺の従魔の皆だ。君が幽霊でいいのかな?」


『私はリファ。それと幽霊ではない』


幽霊じゃない?ならなんなんだ?見た目はとても美しいメイド服を着たお姉さんだ。でも体が少し透けてる。


『彼女は幽霊では無く家妖精シルキーです』


家妖精シルキー?なんだそれは?


『家妖精シルキーは気に入った人の家にいつの間にか住み、家事等をしてくれる妖精です』


へ〜。じゃ、いい奴なのか。それが何で幽霊みたいな事をしてたんだ?


「なんでこの家を買おうとした奴らを脅かしてたんだ?」


『人間は強欲だ。私とトシキ様の思い出の詰まったこの屋敷を平気で荒らして行く。何回も何回も荒らして行く。しまいにはマスター私とトシキ様の思い出の品までも奪って行こうとする。だから人間は嫌いだ』


そんな事があったのか。


「確かに人間は強欲な生き物だ。だけど全ての人間が悪い人間じゃないんだ。俺達の事を今すぐに信じてくれとは言わない、だから俺達の生活を君が見て判断してくれ。それじゃだめかな?」


『・・・わかった。でも変な事をしたらすぐに追い出す』


「ありがとう。これからよろしくね」


『よろしく』



気に入っていただけたら評価の方よろしくお願いします。

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