十五話 実践準備2
初めての投稿です。
誤字脱字や矛盾点など多いと思いますが、コメントなどでお教えください。
よろしくお願いします。
さて、スキルを取得できたし、じゃあダンジョン行こうかな。どのレベルのダンジョンに行こうか?
『超級でいいと思います』
ナビーがそういうなら信じて超級ダンジョンに行くか!
『お待ちください』
どうした、ナビー?
『ダンジョンに行く前にスキル〈スライム生産〉でスライムを生産してから行かれた方がいいです』
スライムを作ってから?なんでだナビー?スライムレベル1だし弱いぞ。
『パーティー登録をしておけば経験値は戦わなくても入ります』
そうなのか。でもパーティー登録なんてどうやってすればいいんだ?
『魔物はテイムすることでパーティーに登録されます』
テイムか。でもテイムは信頼がないとダメなんだろ?
『〈スライム生産〉で生産したスライムはいわばマスターが親なので信頼は十分です』
そうなのか。
『さらに生産したら名前をつけることで、信頼はもちろんのこと強くなりやすくなります』
そうなのか?でもなんで名前をつけただけで強くなるんだ?
『魔物は普通は野生なのである程度知性があったとしても名前という概念はありません。家族や群れなどで生活していても不自由はないからです。ですので名前を持っている魔物はいわばレアなのです。レアな魔物は討伐すると同種族より経験値を貰えます。その分魔物も強いのです』
そうなのか。わかったじゃあ名前をつければいいんだな。
『はい。さらに生産したスライムにスキルを付与すればさらに強くなります』
スキルを付与か。そんなスキルもあったな。どんなスキルを付与すればいいんだ?
『はい。基本、魔物は名前をつけられることで知能が上がりますので、会話も成立しますので意見が有れば聞くのもいいと思いますが、今回はこちらで選んで付与しましょう』
ナビーはいい案があるのか?
『はい。まず全員に〈限界突破〉を付与します』
いきなりとんでもないスキルを付与するのか!?
『はい。スライムは最弱の魔物なので、〈限界突破〉がないとマスターに釣り合いません』
おおう、辛辣な言葉ですなぁ。
『マスターの事を思うと当たり前です』
俺の事?別に俺は強いから問題ないけど?
『マスターの強さではありません。マスターは失礼ながら前世では人付き合いなどが苦手でいつも一人でしたよね?』
まぁ、そうだけど、それがどうした?
『そんな過去を持つマスターにとってスライム達はとても大切な存在になるはずです』
確かに、〈意思疎通〉スキルもあるし、名前もついたら一個人として認識するし、何よりスライムは可愛いだろうからな。
『そうなりますと、マスターについて外の世界に行ったりすることになるでしょう。さらにマスターが戦う事になった時に巻き込まれたりしてスライムが命を落としたらマスターはとても悲しまれると思います。なので強くなければなりません。ですが、最弱の魔物はレベルが上がってもまだまだです。なので〈限界突破〉スキルを付与することでさらに強くします』
なるほど。確かにその通りだな。わかった、〈限界突破〉は付与しよう。他に付与した方がいいスキルとかあるか?
『あります。その前にマスターには申し訳ありませんが取得して欲しいスキルが三つあります』
別に謝ることはないけどどんなスキルだ?
『はい。〈生活魔法〉と〈形態変化〉と〈念話〉というスキルです。全て最高レベルでお願いします』
なんでこの三つなんだ?
『はい。スライムに付与するためです』
スライムに付与するとどうなるの?
『詳しく説明させてもらってもよろしいでしょうか?』
詳しく?わかった頼むよ。
『ありがとうございます。まず最初にスライムに付与してもらいたいスキルを説明させてもらいます。
スライムは計15体生産してもらい、各種魔法10種類、〈時空魔法〉は〈時間魔法〉と〈空間魔法〉に分けて付与してもらいます。さらに、〈生活魔法〉、〈結界術〉、〈錬金術〉をそれぞれ一匹ずつ付与してもらいます。
さらに、〈限界突破〉、〈形態変化〉、〈念話〉、《武術系》スキル全てと《技能系》スキル一部と《耐性系》スキル全てと《魔法補助系》スキル全てを付与してもらいます。以上です』
多いな!魔法とか魔術を付与するのはなんでだ?魔法とか魔術を使えるスライムを量産したいのか?
『いえ、それぞれのスライムが進化した時にその系統に特化したスライムになるからです』
!
スライムは環境によって進化の要因が変わるんじゃないのか!?
『はい。それもありますが、〈スキル付与〉が新しくできたので少し変わりました』
なるほど。〈スキル付与〉と〈スキル選択〉は後から作られた新しいスキルだからか。
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