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百三十二話  アスモデウス戦への準備3

初めての投稿です。

誤字•脱字や矛盾点も多いと思いますがコメントでお教えください。よろしくお願いします!



「さて、報告会を始めよう。まずは王都冒険者組から頼む」


ちなみにグループ分けはこうなってる。

王都冒険者組:ジーク、ファイア、ウォーター、ライト、アイス、ヌル、スペース、コウ、トウ、モル、ホウ、キョウカ、ゾク、スノウ、フェル。

ゴトク冒険者組:不動、金剛夜叉、軍荼利、大威徳、降三世、人化したザンケイ、ウーケイ、エイケイ。

スライム商会組:セバス、商人ゴーレム、接客員ゴーレム、動物スライムのウルフ、シープ、ベアー、ラビット、フェン。

領地開墾組:サリー、ビルド、ビルドの眷属達、ファーム、ファームの眷属達、プラント、プラントの眷属達、メディスン、キング、キング、クイーン、ジャック、ナイト、ビショップ、ルーク、兵士ゴーレム達。


こんな感じだ。それぞれリーダーがいて、王都冒険者組のリーダーがジーク、

ゴトク冒険者組のリーダーが不動、

スライム商会組のリーダーがセバスだ。スライム商会組はスライム商会統括責任者のセバスがゴトク、王都、いずれはハンゴーの三つの報告をまとめて報告してくれる事になっている。

領地開墾組のリーダーがサリーだ。


「〔うむ。では、報告しよう。特にこれと言った問題は起きなかった。冒険者ギルドで依頼を5〜6個程度クリアしたくらいだ。後はどうやら近くに“クラン対抗戦”なる物が開かれるらしい。報告はそんな所だな〕」


「お疲れ様、ジーク。それで“クラン対抗戦”ってなんだ?」


「〔詳しくは分からんが、今130あるクランの中で競い合う物らしい。冒険者ギルドの職員の意見、クランに所属する冒険者の質、一年でクランが達成した依頼、そしてクランに所属する冒険者への人々の信頼、この4つを総合して上位30位以内のクランで最終的に競うそうだ。何やら特別な魔道具を使って、特殊なフィールドを形成し、そこで上位30位以内のクランで陣取り合戦の様な事をするみたいだ。

6位〜8位が入賞、4位、5位が特別賞、3位が準優秀賞、2位が優秀賞、1位が最優秀賞と言う格付けだ。入賞すると順位に応じて賞金が出て、5位からは賞金以外にも景品が有るそうだ。

開催日は毎年決まっていて12月28日だ。

上位30位以内のクランになると、12月の中旬頃に冒険者ギルドから報告があるそうだ〕」


「なるほど。そんな事もあるのか。面白そうだけど、僕達は参加するのは難しそうだ。クランだって出来たばっかりだし、開催まで後1ヶ月くらいしかない」


「〔そうでもないみたいだぞ。過去にはクランを作って半年で上位30位以内に入ったクランもあるそうだ〕」


「そうなのか。でもまずは今の問題の事を考えないとな」


「〔そうだな。余計な事を言った〕」


「いや、いい情報だったよ。今後もなんでも報告してくれ。そのための報告会なんだからな」


「〔ああ、任せておけ〕」


「次はゴトク冒険者組、頼む」


[はい。私達も同じく依頼を達成しました。ジーク様と同じくクラン対抗戦の話も聞きました。後は最近サンの森での勢力図が少し変わったとの事です]


「サンの森の勢力図が変わった?どう言う事だ?」


[はい。サンの森は中心に向かえば向かうほど生息している魔物の強さが上がっていきます。どうやら一定のラインの魔物が急に居なくなった様でして、]


「それって詳しい時期わかるか?」


[11月の第4週辺りだそうです]


「その頃に何かあったと言う事か」


『おそらく王都のスタンピードでしょう』


ああ!そうだな!確かにスタンピードはその時期だったな!って事は悪魔教団の奴等はサンの森から魔物を連れて来たって事か。


「不動。どうやら原因は王都のスタンピードみたいだぞ」


[王都のスタンピード、。なるほど。それは盲点でした。ありがとうございます。明日冒険者ギルドに報告しますね]


「ああ。頼む。ナビーの話だと、」


『スタンピードの魔物はサンの森のなかばくらい、中心部と外縁部の間の魔物を使用したもようです。今は急激な変化で中心部と外縁部の魔物が興奮しているので、危険度は少し上がりますが、その内に収まるでしょう』


「との事だ」


[承知しました。そのむねも冒険者ギルドに報告します]


「よし。最後はスライム商会組の報告を頼む」


〔はい。スライム商会は順調に売り上げを伸ばしております。売り上げの内訳は〈回復薬ポーション〉部門が3割、武器・防具部門が2割、魔道具部門が2割、料理部門が2割、付与部門と建築部門を合わせて1割、と言った所です。

そしてゴトクのスライム商会ですが、新しく従業員を雇いました〕


「新しい従業員?誰だ?」


〔スライム商会を始めて開店した時にスラム街でお客様第一号となった親子です〕


「ああ!確か母親と娘の2人だな。母親がエルマで、娘がエナクと言ったな。それでどうして従業員に?」


〔母親のエルマは昔はとある商会で働いており、読み書き計算が高レベルであり、助けてくれたお礼に娘と2人で働かせてくれ、と頼まれましたので、契約を交わし、従業員として雇いました。今はエルマは会計を、エナクは品出しや接客を教えています〕


「そうか。助けた人が働かせてくれって来てくれたのか。嬉しいな。今後もこの調子で頑張ってくれ」


〔はい〕


〔次は開墾組からです。建物の建設の方は順調です。家やギルドにする予定の建物などは三割がた完成しております。ですが、作物の方は難航しております。どうやら死の大地は土地の魔力含有量が普通の土地に比べて非常に高いのです〕


「そうなのか?」


〔はい。調査の結果、普通の土地の約5倍近くの魔力含有でした。それが原因となって、普通の作物を育てる事は難しくなっています。作物の魔力含有量が多く、人が食べる事は出来ない状態です〕


「そうか。わかった。今の案件が片付いたら俺も行こう」


〔わかりました。それまでに改善できる様に努力します〕


「よし。後は僕達の報告だな。僕達はハンゴーに行く道中で商人を助け、その商人が大商会のヴィール商会って商会のトップの孫娘でお礼に土地を貰った、ってくらいかな。明日から情報収集を始めるつもりだ」


その他にも色々あった事を報告した。


「〔ふむ。そんな事になっていたのか〕」


「ああ。明日はハンゴーで起こっているミイラ化事件や昼間でも真っ黒いローブを着た怪しい人物とアスモデウスとの関係があるかを調べるつもりだ」


「〔ミイラ化か、〕」


「どうした、ジーク?」


「〔うむ。何百年か前にも同じ様に人がミイラ化する事件があったのだ。その時は確か吸血鬼ヴァンパイアが犯人だったはずだが、〕」


吸血鬼ヴァンパイアか。その線でも調べてみるとするか。ありがとう、ジーク」


「〔役に立ったら幸いだ〕」


「ああ。また、明日の夜にな」


「〔気をつけてな〕」


[此方はご心配なく]


〔ハンゴーにスライム商会を開く時はお声がけ下さい〕


〔開墾も進めて行きます〕


「頼んだぞ、皆。何かあったらすぐに報告する様にな」


そうして報告会を終わった。


「さて、明日の予定を決めよう」


「〔どうするのだ?〕」


「まずはやる事だ。アスモデウス関係の情報集め、吸血鬼ヴァンパイアらしき怪しい人物の捜索、主にこの2つだ」


「〔うむ〕」


「まずはアスモデウス関係の情報集めから取り掛かろうと思う。その一環で、冒険者ギルドと創世教会によろうと思う」


「〔一応聞いておこう。なぜその2か所によるのだ?〕」


「情報と言えば冒険者ギルドってのが1つ、創世教会は歴史もあるし、神殿だからな。何か知ってるかもしれないだろ?」


「〔その通りだな。わかった〕」


「もちろん、途中で怪しい人物を見かけたり、その情報を聞いたらそっちになるかも知れない。そこは臨機応変にだな」


「〔わかった〕」


「〔わかりました〕」


〔〔は〜い!〕〕


「よし。明日に備えて寝るとしよう」


そうして皆で眠りにつくのだった。



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