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百二十七話  商業都市ハンゴーに向かおう

初めての投稿です。

誤字•脱字や矛盾点も多いと思いますがコメントでお教えください。よろしくお願いします!



冒険者ギルドを出て皆と屋敷に帰る。


「あ!そう言えばダンディスさんの事を聞くの忘れてた」


「〔そうだね〜。ランクアップしにいった筈がいつの間にかギルドマスターに面会する事になって、〕」


「〔魔物討伐の依頼を受ける事になったからな〕」


「また今度だな。さて、今回はどうしようかな、」


「〔何がだ、ご主人?〕」


「ハンゴーに行くメンバーだよ。全員で行っても良いんだけど、」


「〔ああ。私達はかなりの大所帯だからな。かなり目立つだろうからな〕」


「そうなんだよな」


「〔皆で相談して決めよ〜〕」


「だな。早く帰ろうか」


「〔うん!〕」


冒険者ギルドから帰って屋敷で昼食を食べながら相談する。


「と、言う事何だけど、誰と行くかで悩んでいてね。ベルゼブブの時は僕一人で戦ったけど、今はもう大丈夫だと思うからね」


〔そうだね〜。まだ一対一じゃ勝てないけど、〕


「それは仕方ないよ。相手もかなりの強者きょうしゃ何だから」


一応世界最強クラスの筈だからな。


「それでスライミル領の開墾かいこんをしてるメンバーは一緒に行けないけど大丈夫?」


〔大丈夫だよ〜!〕


開墾かいこん、頑張るからね!〕


「頼んだぞ。後はそうだな、スライム商会を運営する為にアルケミー、クック、スミス、サークル、エンチャントの5人は残って貰おうかな」


スライム商会は形式上のトップは僕だけど、実際はナビーがトップだ。セバスはナビーの補佐兼統括責任者だ。統括責任者とは責任者の統括つまりそれぞれの責任者のトップって事だな。それで責任者って言うのが、アルケミー、クック、スミス、サークル、エンチャント、ビルドの6人だ。

アルケミーが〈回復薬ポーション〉の責任者、クックが料理部門の責任者、スミスが武器と防具の責任者、サークルが魔道具の責任者、エンチャントが付与の責任者、そしてビルドが新しく作った建築部門の責任者だ。

その下に他のスライム達やゴーレム達がいたりする。

アルケミーの下にメディスンが、クックの下にファームとプラント、ドランク、そして新しくクリーンが加わった。サークルの下にはゴレムが、ビルドの下にはサンドがいる。


「ハンゴー組はクックとキングがいないから保存してある料理を食べる事になるな。夜は皆で食べるのは絶対だぞ」


「〔他にはどうするのだ?〕」


「そうだな。冒険者組も何人かは王都に残して行きたいから、ジーク責任者として頼めるか?」


「〔任せておけ〕」


「頼むぞ。補助グループは王都に残るとして、戦闘グループはファイア、ウォーター、ライト、アイス、ヌル、スペース、コウ、トウ、モル、ホウ、キョウカ、ゾク、スノウ、フェルの14人だ。

一緒に行くのはアース、ウィンド、ダーク、サンダー、タイム、ヒール、バリア、グラビティ、ヒート、ディビィ、グラトニー、ゲイル、クマラの13人だな。あ、ライフは着いてきてくれ」


〔〔〔わかったよ〜!〕〕〕


「〔王都は任せて下さい〕」


「〔マスター達も気をつけてね〜!〕」


「頼んだぞ、皆。何かあったらすぐに連絡してくれよ」


〔〔は〜い〕〕


「ハンゴー組は行く準備をするぞ〜。1時間後に出発だ」


〔〔は〜い!〕〕


1時間後。


「皆、準備できたか?」


〔うん〕


「忘れ物は無いか?」


〔大丈夫〜〕


「じゃ、出発するぞ〜」


〔〔お〜!〕〕


皆でいつもの馬車に乗り込む。馬車を引くのはシロとクロの2体だ。


「〔みな、気をつけてな〕」


「〔あまり無茶をしないようにして下さいね〕」


「〔頑張ってね〜〕」


〔〔王都こっちは任せて〜!〕〕


「ああ。頼んだぞ、皆」


馬車が動き出す。王都の中なので速度はほとんど出していない。王都の西門を抜けて街道に出る。街道と言っても剥き出しの地面だし、でこぼこだらけだ。だから前みたいにシロとクロの2体が〈大地均整ロックフォーミング〉で地面の平らにして、〈微風誘導エアリアルウィンド〉で街道上の小石なんかを取り除いて行く。


「相変わらず揺れがほぼ無いな。感覚を集中させないと気づかないレベルだ」


地面が平らで、障害物が無く、御者の腕がよくて、馬車の性能がピカイチだから何だろうな。普通の場合はこの百倍以上は揺れる筈だ。


「さて。“商業都市ハンゴー”までは300キロくらいある。“要塞都市ゴトク”から“王都スタッグ”までは500キロくらいであまり急いでいなかったから1日くらいかけて行くつもりだった。ハプニングがあって早く着いたけど。だけど“商業都市ハンゴー”までは急いで行くぞ。復活までは一週間くらいしか無いみたいだからな」


〔〔は〜い〕〕


「〔ご主人、ハンゴーに着いたらどうするのだ?〕」


「まずはいつも通り商業ギルドで家か土地を買う。その後は冒険者ギルドに行って情報を集めて、対策を練る。その後は準備だな。まずはこんな所だ」


「〔なるほど。承知した〕」


「〔家はどうやって建てるのですか?〕」


「僕が〈建築魔法〉で建てるよ。わざわざビルドを呼ぶのも悪いからね」


ビルドは領地の開墾かいこんグループで頑張ってるからな。


「〔そう言えばセイヤ殿はその気になれば従魔全員のスキルや魔法を使えるんでしたね〕」


「ああ。〈従魔王〉のお陰だな」


皆と話しながら街道を進みあと少しで着く頃に、


『マスター、前方で馬車が襲われています。どうされますか?』


襲われてる!?またか!?また悪魔教団じゃ無いよな?


『違います。襲われているのは商業都市ハンゴーの商人です。どうやら5〜60人程の盗賊に襲われているようですね』


「わかった。皆、どうやら前方で商人の馬車が盗賊に襲われているみたいだ。助けに行くぞ」


「〔うむ〕」


「〔はい〕」


〔〔は〜い〕〕


馬車を止めて降りて行く。アース、サンダー、タイム、ディビィは馬車の警護のために残しておく。


「ライフ、後からこっちに来てくれ」


〔わかりました〕


「皆行くぞ!ヒールは怪我人の回復を、バリアは商人達を守ってくれ。他の皆は盗賊の捕縛だ」


「〔承知した〕」


「〔殺さない方が良いですよね?〕」


〔〔わかったよ〜〕〕


「基本的には殺さない。でも危なくなったら手加減抜きで良いよ。あと、死ななければ怪我はさせても問題ないからな」


「〔わかりました〕」


襲われてる現場の近くで声を出す。


「通りすがりの冒険者です!助けに来ました!」


「!子供が何を言ってるんだ!早く逃げなさい」


盗賊と戦っていた男の人が応答する。商人の護衛の人かな?


「大丈夫です!Aランクですから!」


「その年でAランクだと!そうか、すまないが手を貸してくれ!」


「わかりました。皆、行くよ!」


それぞれが戦闘に入って行く。盗賊もかなりやられているみたいだ。護衛の人達がやったとしたら結構強いな。それでも盗賊は5、60人いるけど。盗賊、多いな。


「何だテメェらは!」


盗賊の一人がそう言いながら襲いかかって来た。


「ナビー、頼むぞ」


小声でナビーに呼びかける。


『お任せください』


「行くよ。〈死の気デスオーラ〉!」


セイヤから真っ黒なオーラが出て、盗賊に触れる。その瞬間盗賊がまるで死んだように足から崩れ落ちた。


「ナ、ナビー、死んで無いよな?気絶させただけだよな?」


『はい。気絶させただけです』


「ならよかった。凄い倒れ方したから心配しちゃって」


僕達は8人だからな。ノルマは1人当たり7人くらいだ。これで僕は終わりだ。バリアの加勢に行くか、他の皆の加勢に行くか、どうするかな?


『問題ありません。もう終わります』


「えっ?」


他の皆を見てみるともう殆どの盗賊が倒れていた。あっ、今最後の1人も倒れた。終わったか。


「みんなお疲れ様」


「〔セイヤ殿もお疲れ様です〕」


近くにいたクマラが声をかけてきた。ふと、クマラの周りに倒れている盗賊をみると、血を流しながらも恍惚の表情で倒れていた。どうやったらこうなるんだ?


「クマラ、殺してないよな?」


「〔大丈夫ですよ。少し〈魅了〉で眠って貰ってるだけです〕」


〈魅了〉か。クマラの美貌とスキルレベルMAXが合わさるとこんな事も出来るんだな。


「〔そっちも中々のようだが?ご主人〕」


僕が倒した盗賊達は泡を吹きながら倒れている。あと、下からも色々垂れ流してるな、。やりすぎたか?


『問題ありません』


なら良いんだけど。


「ゲイルも結構酷いな」


ゲイルが相手した盗賊達は身体中に火傷をおっていた。


「〔なに、少しな。それにちゃんと死なないように回復させている〕」


「そうみたいだな。っと、それより商人さん達は無事か?」



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