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百十九話  スタンピード3

初めての投稿です。

誤字•脱字や矛盾点も多いと思いますがコメントでお教えください。よろしくお願いします!



side調査チーム。


〔戻って来たな。よし、過去で見た怪しい男を追おう〕


〔はい〕


〔確かこっちの方の林の中の小屋に入って行ったよね?〕


〔そうだな。今も居るかは分からないけど確認に行こう〕


タイムに言われて3人で確認しに行く。


魔物の大群から5分ほど王都と真逆に言ったモロ平原の中にある林にたどり着いた。


〔ここだよね?〕


〔ああ、この林の中に小屋がある筈だ〕


〔行こう〕


3人が林の中に入って行く。するとすぐに小屋を見つけた。


〔あったね〕


〔あの小屋であってるよね?〕


〔ああ、近づいてみよう〕


3人が音を立てない様に小屋に近づいて行く。小屋のすぐそばまで来ると中から話し声が聞こえて来た。


「上手く行ったな」


「ああ、これで王都は壊滅だ」


〔(犯人はここにいるみたいだね)〕


〔(ああ。だが、2人居るみたいだぞ)〕


〔(おそらく最初から小屋に1人いたんだろう)〕


〔(どうするの〜?倒す?)〕


〔(“記録の水晶”で記録はしたから、捕まえよう)〕


〔(わかった〜)〕


〔(でもどうやって捕まえるの?)〕


〔(僕が捕まえてもいいけど、)〕


〔(ねーねー!僕にやらせて!タイムさん!)〕


〔(ディビィがか?出来るのか?)〕


〔(うん!任せて!初任務だから活躍したいの!)〕


〔(わかった。気をつけてやるんだぞ)〕


〔(うん!じゃ、行くよ〜!)〕


うにょ〜ん。


〔(え!びっくりした!)〕


ディビィが2人になった。


〔(分裂体だよ〜!)〕


〔(そうか。ディビィは〈分裂〉スキルを持ってるもんな)〕


〔(じゃ、行って来るね〜!)〕


そう言ってディビィの分裂体がスライムの姿でドアの隙間から小屋の中に入って行った。スライムは小さい隙間さえ有れば何処にでも入れる。


〔(多分大丈夫だと思うけど、少し離れてて〜)〕


〔(わかった)〕


〔(そろそろだよ〜)〕


ディビィがそう言った瞬間、


パァン!


何かが破裂したような音がした。


〔(な、何だ!何が起きたんだ!?)〕


〔(えっとね〜、僕の分裂体が自爆したの〜)〕


〔(じ、自爆!ああ、〈自爆〉スキルか。でもそれでどうやって捕まえるんだ?〈自爆〉スキルは攻撃スキルだろ?)〕


〔(〈自爆〉は威力を調節できるんだよ〜。今回は威力をかなり抑えて使ったよ〜。本気でやればこの森の半分くらいは吹き飛ばせるからね〜)〕


〔(そうか。中に入ってみよう)〕


〔(は〜い)〕


3人で小屋の中に入って行く。中に入ると男が2人倒れていた。近づいてみると、


「「ぐー」」


寝息が聞こえて来た。


〔ね、寝てるのか?〕


〔そうだよ〜。自爆した時に〈鋭利化〉スキルで体をトゲトゲにして、〈状態異常付与〉で睡眠の状態異常を付与したんだよ〜〕


〔中々、えげつないコンボのスキルだな。よし、早く縛ろう〕


にゅるん。


〔おわっ!びっくりした!何だ!?〕


〔僕の分裂体だよ〜〕


〔え?自爆したんじゃ無かったっけ?〕


〔〈忍耐〉スキルがあるからね〜。〈忍耐〉スキルは体力がゼロになる時に一回だけ体力が1で耐えれるんだよ〜〕


〔そ、そうか。確か分裂体はディビィが魔力を与えている限り消えないんだよね?〕


〔そうだよ〜。もう戻っていいよ〜〕


〔は〜い〕


そう言ってディビィの分裂体がディビィに戻って行く。


〔今度は何が起こったんだ?〕


〔えっとね〜、〈分裂〉スキルは自分の体力を削って、削った分の体力と同じ体力の分裂体を作るスキルなんだよね〜。それで最近〈融合〉スキルを貰って気づいたんだけどね〜、分裂体と僕が〈融合〉スキルで融合すれば僕の体力も削った分回復するし、分裂体の経験した事もわかるんだよ〜〕


〔そ、そんな事が出来るのか!?〕


〔そうだよ〜〕


〔それって、分裂体が1人いて、その分裂体が本体と修行なんかをしたら、2倍経験を得る事が出来るって事か!?〕


〔そうだね〜。でも経験値は増えないみたいだよ〜〕


〔経験値まで増えたら〈分裂〉スキルが強すぎだよ〕


〔それよりもこの人たちどうするの〜?〕


〔そうだな。2人の話を聞く限り、魔物の大群を転移させた魔道具がある筈だ。それを探して見つけたら、2人をマスターの所へ連れて行こう〕


〔わかった〜〕


sideコウパーティー達。


〔魔物の大群が中々いなくならないね〕


〔ああ。だけど確実に数は減って来ているよ〕


〔でもジークさん達の方はかなりいなくなってるよ〕


〔ジークさん達は別格だからな〕


ジーク、ゲイル、クマラの3人は3人なのにコウパーティーよりも多くの魔物を倒していた。ジークは爪を使った攻撃で、ゲイルは自分の翼での攻撃で、クマラに至っては〈補助王〉の〈平行詠唱〉と〈無詠唱〉のコンボで大量の魔法を放ち続けている。


〔流石にあの人達には勝てないよな〕


〔同感だ〕


〔〔手伝いに来たよ〜〕〕


ファイア、ウォーター、ダーク、アイス、サンダー、ヌル、スノウ、フェルの8人が魔物の大群と戦っているメンバーに加勢に来た。


〔助かるよ!〕


〔どうすれば良いの〜?〕


〔各自撃破でお願いします〕


「〔わかりました。ジークさん達の方は手伝いは要らなさそうですが、一応私とフェルが行きましょう〕」


〔2人が行ってくれるなら心配ありませんね!〕


「〔みんな頑張ろーね!〕」


〔〔おう!〕〕


フェルの掛け声と共に散っていき各自で魔物を倒して行く。


〔王都の防衛と救助の方は大丈夫なのか?〕


〔そっちにはウィンド、アース、ライト、スペースの4人が行ったよ〕


〔なら大丈夫そうですね〕


〔うん。こっちを早く片付けたら向こうの被害も減ると思うからね〕


〔そうですね。ちゃっちゃと終わらせましょう!〕


仲間が助けに来てくれた事で魔物の減るスピードが倍近くになった。


side王都防衛、救助チーム。


〔〈聖光浄複結界サンクチュアリ〉の中にどんどん入れてけ〜〕


ウィンドが魔法で風を操り怪我人を〈聖光浄複結界サンクチュアリ〉の中に入れて行く。


〔怪我人が多過ぎるよ〜!手が回り切らない〜!〕


〔ほら!文句ばっかり言ってないで手を動かす!〕


ヒールがライトにそう言った。


〔わかってるけど〜!〕


〔(確かに今のままだといずれは死者が出ちゃう。何とかしないと!)〕


ヒールがそう考えていると、いきなり怪我人が何人も〈聖光浄複結界サンクチュアリ〉の中に現れた。


〔な、何が起こったの?〕


〔手伝いに来たよ〜!〕


〔スペース!〕


〔こっからは僕も加わるからね〜!〕


〔スペースの〈次元魔法〉があったら百人力よ!〕


〔そうだ!ライト〜。僕の事隠す事って出来る?〕


〔出来るけど、何で?〕


〔あんまり〈転移門ゲート〉とか使ってら所を人に見られるのは良く無いからね〕


〔それもそうだな。わかった。〈光学迷彩インビジブル〉!〕


ライトが魔法を使うとスペースが見えなくなって行く。


〔ありがと〜!じゃ、行って来るね〕


〔姿が見えなくても声は聞こえるんだな〕


〔それよりもスペースのお陰で救助がはかどりそうね。これで死者が出る心配も無いわ〕


同じ頃、バリアとグラトニーは。


〔あ、危なかった〜!もう少しで王都に攻撃が当たる所だったよ!〕


バリアは西門を結界で覆うかと考えたが、流石に目立ち過ぎるという事で、攻撃が来たらそこに合わせて結界を張る事で王都への被害を防ぎ、グラトニーは攻撃が来たら〈暴食〉スキルで飲み込んで王都を防御していた。バリア達が来てから王都への被害はゼロだ。


〔そろそろキツくなって来たなぁ〕


バリアがそう言った時にまた王都に向かって攻撃が放たれた。しかも離れた場所五、六箇所に向かってだ。


〔や、やばい!全部は間に合わない!〕


〔どうしよう〜!!〕


バリアが〈結界術〉で結界を張り、グラトニーが体を広げて〈暴食〉を発動させるが、防げたのは四つだけだった。


〔王都に当たる!〕


バリアがそう思った瞬間、


〔〈鉱石壁アースウォール〉〕


土が盛り上がり攻撃を防いだ。


〔助けに来たよ〕


〔アース!〕


〔ここからは僕も手伝おう〕


〔助かる!本当に今のは危なかった!〕


〔ありがと〜!〕


〔頑張って王都を守ろう!〕


〔うん!〕



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― 新着の感想 ―
[気になる点] ここまで来ると小説というより会話集だな(笑)
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