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百九話   久々の神様達2

初めての投稿です。

誤字•脱字や矛盾点も多いと思いますがコメントでお教えください。よろしくお願いします!



ユ:「この世界はオルドーラ様が作った」


「それは知ってるけど?」


ユ:「そしてオルドーラ様は生き物を作った」


「生き物って言うと人間か?」


ユ:「そうだな。後は魔物だ。魔物は魔素から生まれるからな。世界を作ると魔素は必ず出てくる。魔物はオルドーラ様が作ったと言ってもいいだろう」


「なるほど、確かにその通りだな」


ユ:「そして生き物と言う事は必ず死ぬと言う事だ。その定義が元になってルタが生まれた」


ル:「だから僕の司る物は“生命と死”なんだよ!」


ユ:「そして同じくして、生き物の感情を元にしてスキュが生まれた」


ス:「だから私の司る物は“感情と理性”になったのよ」


ユ:「それからしばらくして人間達は魔物を見つけ争うようになった。そして生まれたのがマグナだ」


マ:「俺の司る物は“武道と戦争”だからな!」


ユ:「そして同じ頃に魔族と亜人種が生まれた」


「突然変異か?」


ユ:「違う。魔族と亜人種は魔物と人間の交配で生まれたのだ」


「そうだったのか。魔物は子孫を残そうとする物だからな」


ユ:「そう、それが本能だ。そして同じ頃に魔物の中から魔力を持たない個体が生まれた。それが獣だ。それを元にしてライドが生まれた」


ラ:「それで僕の司る物は“獣と魔物”になったのさ〜」


ユ:「そして魔族が生まれ、人間は魔族と敵対し出した。それで生まれたのが私だ」


「なんでそれでユリウス様が生まれたんだ?」


ユ:「魔族は魔力がとても高いからな。戦うとなると魔法を主体としている。身体能力も高いがやはり魔法よりが多いからだ」


「そうなんだな」


ユ:「ちなみに亜人種は魔力が低い代わりに身体能力がとても高い」


「亜人種は近接戦に特化してるんだな」


ユ:「もちろん例外はあるがな」


「あれ?でもクロノス様とシリカ様はいつ生まれたんだ?」


ユ:「クロノスとシリカは特別なんだ。最初からいた。オルドーラ様と同じだな」


「なるほどクロノス様の司る“時間と空間”とシリカ様が司る“進化と転生”は必ずある物だからな」


ク:「その通りだよ!」


シ:「そう。あらゆる物は必ず進化と転生をする」


「なるほど。それでその話が何で今回の話に繋がるんだ?」


ユ:「オルドーラ様とクロノスとシリカ以外の我々は生まれた当初は下級神だった」


「そうなのか?」


ユ:「ああ。私の場合は魔法と魔術を司っている。それから人間や魔族、亜人種から魔物まで様々な物が魔法や魔術を使う事によって私は上級神に進化したのだ」


「神様も進化するんですね」


ユ:「まあ、進化と言うよりは力がついたと言った方がしっくりくるがな」


「と言う事は技功神グリム様と商業神ロータス様が今回上級神になったと言う事は、」


ユ:「そうだ。グリムとロータスの司る物が活性化したと言う事だ」


グ:「わしの司る物は“技術と生産”だぞぃ」


ロ:「ワシの司る物は“商売と契約”だ」


「それらが今回活性化したと言う事ですか?」


ユ:「そうだな」


「活性化したのは僕のせいだと?」


グ:「そうじゃ。お主達の作った馬車や魔道具を見た職人達が、あんな子供達が作れるなら自分達も作れる筈だ!、と躍起になったのじゃよ」


ロ:「ワシの場合はアイテム袋が原因だな。本来ならダンジョンから持ち帰るか、過去の遺産として遺跡から発掘されたり、国や大商人が持ってるくらいしか無かった物がセイヤ達が作って売ったことによって商人達が手に入れた。それで物流が加速したのが原因だな」


「そんな事があったのか」


ユ:「今回の場合はかなり特殊なケースだな。本来下級神から上級神になるには何百、何千年は経つのが普通だ」


「何千年が普通か。気が遠くなるな」


ユ:「我々神にとってはそうでもないな」


ル:「そうだね。僕達にとっては千年なんて一瞬だね」


「そうなのか」


ス:「でも、最近は毎日が楽しいわ!」


「そうなのか?」


マ:「おう!お前のおかげでな!」


「僕の?」


オ:「私達は君の事を見ているからね。こんな風に」


ブォン。


オルドーラ様が手を振るとスクリーンみたいな物が出てそこには王都に向かう道中でキャロとソフィーに詰め寄られている僕だった。


「うわぁ!見てたのか!」


ラ:「ばっちりね〜」


「こ、これからはあんまり見るなよ!」


ラ:「どうしようかな〜?」


ル:「僕達も暇なんだよ!だからセイヤ君達みたいな面白い事は見たいんだよ!お願い!」


「ま、まあ、プライバシーを守ってくれるなら見てても良いけど、」


ル:「ほんと!ありがとう、セイヤ君!」


「それよりも用事ってグリム様とロータス様の紹介だけか?」


オ:「いや、もう一つ。セイヤ君に伝えなきゃならない事があるんだよ」


「何だ?」


オ:「実は邪神が目覚めそうなんだよ」


「邪神?誰だそれ?」


オ:「邪神というのはね他の世界から攻めて来た神の事さ」


「他の世界から神様が攻めてくるのか?」


オ:「本来はしてはいけない禁忌なんだけどね、たまにいるんだよそういう奴が」


「それってやばいんじゃ無いのか?」


ル:「やばいね」


ユ:「もし、奴が復活したらどれだけの被害が世界に出るか想像もつかん」


ス:「少なくとも大陸の一つや二つくらいなら吹き飛ばせるくらいの力はある筈よ」


「でも復活ってどういう事だ?」


オ:「邪神が攻めて来たとき私達上級神でなんとか追い詰め後一歩で倒せるって所だったんだけどね」


マ:「あの野郎は自分の体を分裂させて世界に散らばって逃げやがったんだ!」


シ:「私達も探したんだけど、」


ク:「どうやら〈神気〉なんかのオーラを完全に抑え込んでね〜」


ル:「見つける事は出来なかったんだ」


ス:「そして力を溜め始め、」


ユ:「そろそろ復活してしまう時期だと言う訳だ」


ラ:「僕達が直接戦ったら、地上どころか世界が消えてしまうから〜」


オ:「セイヤ君、君に頼むと言う訳だよ。お願い出来るかい?」


「わかった。オルドーラ様達はろくな事が無かった本田星夜オレを助け、新たなセイヤとしてくれたからな。オルドーラ様達が困ってるなら手を貸すのは当たり前だ!」


オ:「ありがとう、セイヤ君。お礼と戦いに備えてプレゼントを送るよ」


「プレゼント?」


オ:「それといらないスキルは消しとくよ。あまり多すぎると使いこなすのが大変だからね」


「それはいいけど何を消すんだ?」


オ:「そうだね。〈形態変化〉と〈変身〉と〈空間隔離〉と〈空間断絶〉と〈環境変化〉と〈スキル付与〉って所かな?」


「わかった。でもいいのかせっかく神様達から貰ったスキルなのに?」


オ:「大丈夫だよ。君にはダンジョンがあるから〈環境変化〉はいらないし、〈スキル付与〉も〈創造魔法〉で同じ事が出来るからね」


「そうか、わかった」


オ:「はい、消しといたよ」


「ありがとう」


オ:「では、プレゼントをあげよう。私からは〈魔力視〉と言うスキルをあげるよ。これは魔力の流れを見る事が出来るスキルだから、鍛えればどんな魔法属性を放つか分かるようになるからね」


「それはまた凄いスキルだな。ありがとう」


ユ:「私からはこれだ」


そう言ってユリウス様が渡して来たのは二冊の本だった。


「これは?」


ユ:「こっちの本には“ルーン文字”の事が書かれている。ルーン文字を身につければ更なる力になるだろう」


「ルーン文字ってどんな物何ですか?」


ユ:「昔の人間達が使っていた魔法文字だ。文明が衰退した今の時代では古代遺跡を調べたらごく稀に出てくる」


「それって〈失われた魔法ロストマジック〉みたいな物ですか?」


ユ:「同じような物だ」


「もう一つの本は?」


ユ:「そっちには〈召喚魔法〉の事が書かれている」


「〈召喚魔法〉か。そういえばこの前キャロが使った〈ゴーレム召喚〉も〈召喚魔法〉の一つなんですか?」


ユ:「あれは違う。〈ゴーレム召喚〉はユニークスキルだ」


「そうなんですか。じゃあ〈召喚魔法〉ってなんなんですか?」


ユ:「魔物や精霊、悪魔を召喚して契約する事が出来れば力を貸してもらう事が出来る強力な魔法だが、召喚したものに襲われる事もあるかなり危険な魔法だ」


「なるほど。わかった、気をつけて使うよ」


ユ:「ああ。それらの力を使いこなし、仲間達と協力して頑張る事だ」


「ああ!任せておいてくれ!」


シ:「私からは〈融合〉スキルをあげる」


「どんな効果なんだ?」


シ:「このスキルはあらゆる物を融合することが出来る。セイヤが使っている複合魔法も〈融合〉の一つ」


「そうなのか?でもスキルが無くても使えてたぞ?」


シ:「〈魔力制御〉があったから、多少は使える」


「なるほど、ありがとう」


オ:「さて、そろそろ時間だね。最後に創世教会を助けてくれてありがとう」


ル:「創世教会は昔の転生者が僕達に感謝して作った教会なんだ!」


ス:「だからどうにかして助けてあげたかったのだけどね、」


ユ:「我々神が下界に干渉するのはダメだからな」


「そうなんだな」


オ:「これからも困っていたら助けてくれると嬉しいよ」


「わかった。創世教会はいい人達の集まりだからな、もちろん手を貸すのは構わない。それと帰ったらグリム様とロータス様の像も立てるよ」


グ:「おお!そりゃありがたい!」


ロ:「うむ。感謝する」


オ:「そろそろお別れだね。神界と下界では時間の流れが違うからまだ下界では1時間しか経ってないからね」


「わかった。またくるよ」


パアアアッ。


セイヤの体が光出した。セイヤが目を閉じて、再び開けるとそこはお祈りをしていた創世教会の部屋だった。



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