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百八話   久々の神様達

初めての投稿です。

誤字•脱字や矛盾点も多いと思いますがコメントでお教えください。よろしくお願いします!



ル:「セイヤ君。家を建てたら教会に来てくれるかな?」


「(ルタか?どうしたんだ?)」


ル:「ちょっとお願いがあってね」


「(わかった。なるべく早く行くよ)」


ル:「あまり急がなくてもいいからね」


「(ああ、また後でな)」


ル:「待ってるよ」


神様からの神託が終わった。それにしてもお願いってなんだろう?気になるな。よし、早く終わらせて教会に行こう。


「皆、そろそろ着くぞ」


商業ギルドから徒歩20分くらいで買った土地に着いた。


さて、家を建てよう!


「家を建てるって言ってもビルドの〈建築魔法〉で一瞬なんだけどな」


ビルドが目の前でゴトクと同じ屋敷を作って行く。ゴトクの屋敷と同じく正面が僕達の家の主屋敷、向かって右側がポーションを作ったり、装備を作ったりする生産屋敷、左の屋敷は最初と変えて3階をクランハウスにして1階と2階がスライム商会の店にした。


「よし、家はこれで大丈夫だろう。後は中だな。中は皆の自由にするか」


警備ゴーレム達も出したし、クロとシロも警護に当たってるから大丈夫だろう。


「皆、僕は出かけてくるから何かあったら〈従魔念話〉してくれ。ジーク、皆の事頼んだぞ」


「〔うむ、任せておけ〕」


〔気をつけてね、マスター〕


「ああ。じゃ、言ってくる」


家を出てナビーの案内で創世教会に向かう。歩いて30分くらいで着いた。王都も創世教会はスラム街の近くにあるんだな。それにしても大きいな、ゴトクの教会の3倍はあるな。まあ、前の教会の時の話だが。あとやっぱりボロいな。ゴトクに比べたら多少マシだけど。


「(ジーク、聞こえるか?)」


「〔(どうした、セイヤ?)〕」


「(ちょっと、頼みたい事があってな)」


「〔(どんな事だ?)〕」


「(王都の創世教会も助けてあげたいと思ってな)」


「〔(ああ、そう言うことか。わかった、ゴトクと同じだな。任せておけ)〕」


「(すまんな、頼んだ。僕は寄付だけしてお祈りしてるから気にしないで作業してくれ)」


「〔(わかった。こっちが終わり次第行くとしよう)〕」


「(任せたぞ。じゃあ、また後でな)」


「〔(ああ)〕」


ジークとの〈従魔念話〉を終え創世教会に入る。中には1人のシスターが八柱の神々に向かって祈っていた。声をかけてみるか。


「すいません」


「はわっ!だ、だ、誰ですか!」


「お祈りをお邪魔してしまい申し訳ありません」


「こ、こちらこそ取り乱してしまいました。すいません。それでご用件はなんでしょうか?」


「まずは自己紹介を。僕はセイヤと言います。今日はお祈りと寄付をしに来ました」


「あ、私は創世教会スタッグ王国本部の助司教ビビと言います。ご用件お祈りと、寄付ですか?」


「はい」


「お祈りは歓迎いたしますが、寄付をすると言うのは、ちょっと、」


「ダメでしたか?」


「いえ、セイヤさんのような子供から寄付をもらうと言うのは、」


「大丈夫です!こう見えても僕は冒険者ですから!かなり儲かってるのですよ!」


「そ、そうなんですか?」


「はい!なので気にせず受け取って下さい」


「わ、わかりました。ありがたく受け取らさせていただきます」


「では、こちらをどうぞ」


そう言って一つの袋を渡す。ビビさんが受け取ると、


「こ、これはどう言う事ですか?全く重さを感じないんですが、」


「それはアイテム袋ですからね。その袋もあげますよ」


「う、受け取れません!ア、アイテム袋なんて貴重品を!」


「いいんですよ。そのアイテム袋は容量無限に時間停止ですから教会で自由に使ってください。中に入っている物もです」


ビビさんに渡したアイテム袋の中には白金貨が200枚、宝石鹿ジュエルディアの角を各二本ずつ、後は〈上位回復薬ハイポーション〉と〈中位回復薬ミドルポーション〉を200本ずつ、そして、〈上位治癒ハイヒール〉、〈状態異常治癒リカバリー〉、〈上位状態異常治癒ハイリカバリー〉の魔法巻物スクロールを入れておいた。使い方とあまり人には言わないでね、と言う手紙付きで。ちなみに白金貨と宝石鹿ジュエルディアの角、ポーション、魔法巻物スクロールの三つは別々のアイテム袋に入っている。だから合計で四つのアイテム袋もついてるわけだ。


「それでお願いがあるんですが」


「なんでしょうか?」


「はい。お祈りには個室を使わせて貰いたいのです。それとスラムの人や貧しい人達にスライム商会の事を広めてほしいのです。詳しい事は後で分かりますので」


「わかりました。個室は自由にお使いください。ですが、スライム商会というのは、」


「それは今は大丈夫です。頭の片隅にでも入れておいて下さい」


「わかりました」


「では、お祈りさせて貰います」


「ごゆっくりどうぞ」


そう言ってシスタービビと別れ個室に向かう。途中でビビさんが、


「な、なんですかこれはー!!!」


なんて叫んでいたようだけど気にしない。そのまま個室に入る。


「一応〈結界術〉で防音結界を張っておこうかな」


よし、これで大丈夫だろう。お祈りをしようか。息を鎮めてお祈りを始める。すると、


パアアアッ!


体がまばゆい光に包まれた。あまりの眩しさに目を開けていられず、目を閉じ、再び目を開けるとそこはさっきまでいた部屋ではなく真っ白な空間だった。


オ:「やあ。久しぶりだね」


後ろから声をかけられて振り向くとそこには八柱の神様達がいた。


「みんな!元気だったか?いや、神様達に元気だったか聞くのは変か、」


ラ:「セイヤ君こそ毎日楽しんでるみたいだね〜」


「ああ、家族みたいな仲間も出来て、信用できる人達も増えた。これも全て神様達のおかげだよ、本当にありがとうな」


ル:「いやいや!それはセイヤ君の行いのおかげだよ」


ス:「そうよ!私達はただ背中を押しただけ」


「そうかな、それなら嬉しいけどな。それよりも今回俺を呼んだ理由は何なんだ?」


オ:「それはね、君に紹介したい者達がいるんだよ」


「俺に紹介したい人達?」


マ:「おう!まあ、人っても神だけどな!」


「それで誰なんだ?」


オ:「今呼ぶよ。2人ともおいで」


「「はっ!」」


オルドーラ様が上に向かって声をかけると、返事と共に2人の男性が降りてきた。


オ:「紹介するよ。小柄な方が技功神グリムで、ふくよかな方が商業神ロータスだよ。君のおかげで新しく上級神になった者達だよ」


ぼ、僕のおかげで上級神になった?どういう事だ?


ユ:「それはだな、」


こ、心を読まれた!


ユ:「今更驚く事か?」


「それもそうですね。久しぶりに読まれたからつい、それで、どうして僕のおかげで上級神になったんですか?」


ユ:「それを説明するにはまず我々の説明からせねばなるまい」


「お願いします」


ユ:「ああ。まず、我々上級神は何か?という点だが、これは人々の思いや行動などが具現化した者、と言うのが1番正しい表し方だ」


人の思いや行動を具現化?どう言う事だ?


ユ:「まあ、いきなり言われて“そうなんですね”と理解する事はできないだろう。当然だ。もっと詳しく説明するにはまず思い出すのだ。我々が最初にあった時自己紹介をしただろう?その時に言っていた“司る物”の事だ」


「ああ、そんな事も言ってましたね。確か、オルドーラ様が創造と破壊で、ルタが生命と死で、スキュが感情と理性で、マグナが武道と戦争で、ユリウス様が魔法と魔術で、ライドが獣と魔物で、クロノス様が時間と空間、そしてシリカ様が進化と転生だったよな?」


ユ:「そうだ。私の場合は魔法と魔術が具現化した」


それと神様とどう言う関係なんだ?


ユ:「まずはこの世界の成り立ちから説明しよう」


いきなり壮大な話になったな!



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