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百二話   王都に向かおう2

初めての投稿です。

誤字•脱字や矛盾点も多いと思いますがコメントでお教えください。よろしくお願いします!



「その言葉後悔なさい!“雷よ、槍となりて敵を貫け”〈雷撃槍サンダースピア〉!」


バチバチィ!


雷が槍となって音を立てながら飛んでくる。


「こんな物が効くか!」


バチィ!


セイヤが刀で弾く。


「この程度では効きませんか!ならばこれでどうです!“雷よ、敵にこがせ”〈雷撃雨サンダーレイン〉!」


バリバリィ!


空に暗雲が立ち込み、雷が降り注ぐ。


「バリア!結界を頼む!」


〔任せて!〈魔法攻撃無効結界〉!〕


バリアが魔法攻撃を無効にする結界を辺り一帯に張った。


ドォォン!


雷と結界がぶつかった。


「ば、馬鹿な!こんな子供が張った結界に私の魔法が弾かれただと!ありえない!」


「こんなものか?八魔天将さん」


「舐めるな!これでどうだ!“雷よ、獣となりて敵を喰い殺せ”〈雷獣狩猟ライトニングハント〉!」


バチィ!バチチチチ!


雷が獣の形になって向かってきた!


「〈縮地〉!」


ビュンッ!


セイヤが〈縮地〉を使い雷の獣を躱す。


「無駄です!その魔法は相手を仕留めるまで追いかけ続けます!」


「そうなのか。ならば、〈魔闘術・氷結剣〉!」


セイヤの刀を氷が包み込む。


「〈抜刀術ばっとうじゅつ神竜一閃しんりゅういっせん氷結の型ひょうけつのかた!〉」


パキィン!


セイヤの刀が雷獣を真っ二つにした!するとセイヤによって切られた雷獣がどんどん凍りついていく。


「私の魔法を凍らせただと!」


「これで終わりだ。〈氷結腕縛アイスバインド〉」


パキッ!パキパキパキィン!


氷の腕がフーガを拘束していく。


「ば、馬鹿な!こんな子供にこの私が!」


「反省して大人しく縄に着くならこれ以上はしない。だがこれ以上抵抗するならお前を封印する」


「封印だと!出来る物ならやってみろ!その前にお前を殺してやる!」


「残念だ。複合魔導〈永久凍土の棺エターナルコフィン〉」


パキパキパキィン!


〈氷結魔法〉と〈封印術〉の複合魔導がフーガの全身を覆う氷の棺となった。


「こっちは終わりだ。さて、皆はどうなったかな?」


sideコウパーティー


セイヤがフーガと戦い始めた頃コウ達は他の悪魔教団と対峙していた。コウ達はコウパーティー、タイム、スペース、ヌル、ヒート、ディビィがメンバーだ。


〔ディビィはこう言う状況は得意じゃないから休んでいて良いよ〕


〔ごめんね〜皆〜〕


〔いいのいいの。何事も適材適所だよ!〕


〔さてこれでこちはは10人です。相手は30人ほど1人3人を倒せば終わりですね〕


〔さっさと終わらせるぜ!〕


〔行くぞ!〕


〔〔うん!〕〕


〔取り敢えず全員に支援バフをかけるよ〕


〔ああ、頼んだ〕


〔〈攻撃力上昇ストレングスアップ〉、〈魔法攻撃力上昇マジックアップ〉、〈防御力上昇バイタリティアップ〉、〈魔法防御力上昇マバリアアップ〉、〈俊敏性上昇アジリティアップ〉、〈器用値上昇テクニカルアップ〉!〕


メンバー全員にキョウカの支援バフがかかった。


〔マスターの意向は“不殺”だ。1人も殺すことなく、戦闘不能にするんだ〕


〔はい〕


〔そうですね〕


〔よっしゃ!行くか!〕


コウパーティーが戦闘態勢をとる。すると相手も、


子供ガキが、舐めるなよ!」


「行くぞ!“火よ、弾丸となりて敵を焼き尽くせ”〈火炎弾丸ファイヤーバレット〉!」


「“風よ、槍となりて敵を貫け”〈乱風槍ウィンドスピア〉!」


「“水よ、波となりて敵を飲み込め”〈水流波浪ウォーターウェーブ〉!」


コウパーティーに向かって悪魔教団が放った魔法が飛んでいく。


〔ここは俺に任せろ!〕


〔頼んだよ、モル〕


〔ああ!〈範囲防御〉発動!〈大地の盾〉!〕


ゴゴゴゴッ!ダン!ドン!ドォォン!


モルが発動した〈大地の盾〉の効果で地面が盛り上がり盾となった。そこに悪魔教団が放った魔法がぶつかる。


「防がれただと!」


「あんな子供ガキに!」


「馬鹿な!」


「今度は全員で行くぞ!」


悪魔教団が全員で同じような魔法を放つ。


〔はん!こんな豆鉄砲効くかよ!〕


〔次はこっちの番だ!〕


〔行くよ!〕


コウとトウが飛び出し、峰打ちや当て身で悪魔教団を気絶させて行く。


〔私もよ!〈小雷サンダー〉!〕


ビリッ。ビリッ。ビリッ。


ホウが一番弱い〈雷魔法〉で気絶させて行く。


〔出番なかった〕


〔仕方ないぜ。ゾクは戦闘も強いが、索敵が仕事なんだからな!〕


〔ん、自分の仕事を頑張る〕


モルとゾクが話している内に、


〔これでラストだ!〕


コウが最後の1人に止めを指した。


〔よし、これで悪魔教団の残党は全員片付いたな。タイムさん達も終わっているみたいだ〕


タイム達の方を見るともうすでに全員縛り上げられていた。


〔こっちも縛っておきましょう〕


〔そうだな〕


〔ドラゴンの方はどうなったかな〜?〕


sideファイア達。


同じ頃、グラビティ、ファイア、ウォーター、ウインド、アース、ライト、ダーク、アイス、サンダーの9人はドラゴン5体と対峙していた。


〔見た感じドラゴンは上位竜種が4体、属性竜種が1体だね〕


〔どうするの、ファイア?〕


〔う〜ん。飛んでるのが厄介だからまずは落とそう!グラビティ、お願い!〕


〔わかった!〈重力落下グラビティニュート〉!〕


グラビティが放った魔法によってドラゴン達に普通の何十倍もの重力がかかり、落ちてくる。


〔ありがとう、グラビティ!よし、皆で一斉攻撃だ!〕


〔ドラゴンは魔物だから倒しても問題なよね?〕


〔大丈夫!今までも倒してるから〕


そう言ってファイア達がドラゴン達に攻撃しようとすると、


「〔お前達、待て!〕」


ジークがスライム達を止めた。


〔どうしたの?〕


〔同族を倒すのが嫌になったの?〕


「〔違うわ!ダンジョンの魔物だったり、悪事を働くようなやからは容赦無く倒すが、そうで無いものを倒すのはそうもいかない、と言うわけだ〕」


〔どう言う事?〕


〔襲ってたんだから悪者じゃ無いの〜?〕


「〔確かに襲ってはいたが、それは此奴こやつらの意思では無い筈だ。此奴らの首を見てみろ〕」


〔真っ黒い首輪がついてるね〕


〔全員についてるね〜〕


〔それに、なんだろう〜?〕


〔うん、すごい禍々まがまがしいね〕


「〔あれは確か“隷属の首輪”と呼ばれる禁忌の魔道具だ。付けたものを強制的に操ると言う外道の魔道具よ〕」


〔じゃあ、ドラゴンさん達は操られて襲ったって事?〕


「〔ああ、おそらくな〕」


〔どうする?〕


〔マスターならこう言う時は絶対助けるって言う筈だよ!〕


〔そうだね!助けよう!〕


〔でもどうやって助けるの?〕


〔う〜ん、その前にグラビティ、後どれくらい抑えてられる?〕


〔う〜ん、ドラゴンさん5体を同時に押さえつけるのは結構魔力を消費しちゃうみたいだから、持って後5時間かな〜〕


〔結構あるね、なら考えよう。皆も何か案出して〕


〔単純に壊せば?〕


「〔それは難しいだろう。“隷属の首輪”はかなり丈夫だ。我達にかかれば壊す事は簡単だがその余波でドラゴン達が死んでしまうだろう〕」


〔そっか〜〕


〔やっぱり、外すしかないね〜〕


〔でもどうやって外す?〕


〔閃いた!1回ドラゴンさん達を倒して、ヒールに蘇生して貰えばいいんじゃない?〕


〔いいね!〕


「〔それなら首輪は取れるだろうが、ダメだ〕」


〔え〜!なんで〜!〕


「〔見ている人が多すぎる。〈蘇生魔法〉なんて伝説中の伝説の魔法だ。求める者は多すぎるからな〕」


〔そっか〜〕


〔ほんとにどうしよ〜?〕


「どうしたんだい?困ってるみたいだな?」


〔あ!マスター!〕


〔そっちは終わったの〜?〕


「ああ、終わったぞ」


〔実はね〜〕


そう言ってスライム達がこれまでの経緯を話す。


「ふむふむ、なるほどな。わかった!俺に任せとけ!」


〔ありがと〜、マスター!〕



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