やめてよおじいちゃん!
白夜の手によって創り直された席に、座る群影達に白夜達。
今回のメインで呼ばれたのは白夜と奈月なので中央に白夜と奈月、
そのうしろに加菜恵と元治
元治の右後ろに田之助が座り、田之助を囲うように影達が座る
不機嫌な態度を隠さず胡座をかき座る白夜に怯え、気圧され畏怖し心酔する者達が混乱を起こすせいで何時までたっても始まらないイベントに
さらに苛つきが増す白夜
「白ちゃん少しおちつきなさいな。」
「……?」
「ふふふ、白ちゃんがそんなに怒るなんて、よっぽど奈月ちゃんの事好きなのね?」
何を当たり前の事をと顔に出る白夜
それを優しい表情で受け止め加菜恵は落ち着くように白夜に言い聞かせる。
言いくるめられ少しは頭をポリポリと搔くと白夜の瞳の色が普通の夜のような瞳に戻る。
それと同時に会場を覆っていたナニかが溶けていく。
▽◇▽◇▽
それから数時間の時を得て、なんとか〔術式対局〕の組分けまで進むことが出来た。
『さて!今回も始まりましたよ!術式対局!!今回の参加者はなんとその数400人!!』
『て、多くないですか?それより自己紹介。私、司会の田中蒼介と申します』
『まじめか!?と、わたくしは山田太郎ともうします!て脱線してしまったじゃないですか!』
『全くしかたがない先輩ですね、エーでは、─て、多くないですか?』
『えぇ、自己紹介忘れたわたくしだけど納得がいかんですよ、まぁ、ゴホン!─ええ!その為に今回は特別ステージを用意してあります!!』
『特別ステージですか…?』
『はい!今年は例年より術者の摘出が多かったですからね!!こうゆことも在ろうかと!用意しときましたよ!!』
『それはどのような…!』
『疑似異界で100人でドンパチやって四人まで絞るだけです。でぇす。』
『雑ぅ!!?』
『ルールは簡単、致命傷を追ったら敗けでース、致命傷おった方はこちらの医療チームが回収いたいしますのでバンバン致命傷おおうぜ!!』
『禁止事項とかは!!?』
『ネェです。』
『誰だコイツ司会に呼んだの!!』
『ちなみに4ブロックだぜ!番号は1~100、101~200て感じだぁぜ!!覚えとけよ!』
『司会なんだから呼び掛けるんだよ!このお馬鹿ァ!?』
▲◆▲◆▲
そんな司会の話を聞きながら
白夜は今奈月の肩に手回し抱き寄せながら一枚の37番と書かれた紙をぴらぴら降りながら、
元治にジトーーーッという目を向けていた。
いや白夜からだけではなく加菜恵や田之助、奈月、群影達からもジト目で見つめられていた。
「無実じゃ!!?」
「うっそだ~ぁ」
「皆は信じてくれるじゃろ!?」
「残念ながら」田之助
「日頃の行いよね~」加菜恵
「おじさま…」奈月
「「「弁護の言葉が見つからない…」」」群影達
「き、貴様らっ……そんなこと言ってもいいのかの!!?」
「「「「…?」」」」
「泣くぞ!?いい歳した爺が泣くぞ!?ジタバタもするぞ!?」
「やめてよ…おじいちゃんのそんなすがたみたくないよっっ!!」
そう言いながらスマホを構える白夜─パシャ
「あなたっっ!!」
悲痛の顔をしながらおしゃぶりを取り出し元治に咥えさせる加菜恵
「お止めください元治様っっ!!………上司が赤ちゃんプレイ、メガワロスと…」
高速で何かをスマホでツイートした田之助
「おんしら楽しんでるじゃろ」
「「「正直めっさ…」」」
「こんにゃろおおおおおおおおおおおおお!!!」
時間がなくて話が進めないですごめんなさい。




