原初と煌創の女子会
「はぁーっ、今日のレベリング終了~っ」
「イエス。お疲れ様です創楽」
――死
創楽が気軽に背伸びをする中心から広がる無数の死
此処は28階層 帝狼の巣
此処ではドラゴンですら弱者 平均 存在は25万~29万
ここまでのレベルに成れば、最弱種と名高いゴブリンですら、世界を壊すことは容易いだろう。
そんなレベルが1万から50万の単位で群れをなす
帝とは……?
それを一方的に虐殺する創楽を見て智核は思う。
(流石ですね旦那様のスキル、【白夜の慈愛】が発動してるとしても、成長速度が皆様断トツですね)
「あ、ありがとですわ智核」
飲み物を差し出す智核に、輝かんばかりのお嬢様スマイルをする創楽
「あ、しかし申し訳ございません、強くなるためと言え…ここ智核のダンジョンですよね?」
「イエス。まぁ私と旦那様のダンジョンですけど、別に私が産み出したわけではないので…。しかし皆様そう言う所が律儀ですね。普通に家に虫が湧いたな位の感覚なので…構いませんよ。」
「そう…ですの?」
「イエス。それよりも今日はお嬢様スタイルなのですね?」
「えぇ、白夜の側だとスタイルが崩れてしまうので…たまにこうやって、スタイルを持続しないと、忘れてしまうのですわ。」
「まぁもう必要ないのですけどね?私、一理に戻る気ゼロですの。」
「確か…創楽は当主では?」
「知らないですの。気のせいですの。」
「まぁ、皆様自由人ですからね…。」
「えぇ、やっと昔みたいに皆揃ったのだから、あんな暇潰し、必要ないですの。」
「後継人とか置いてきてるのですか?」
「あぁ、確かちゃんと置いといたはず?ですわ。絶対、多分、もしかしたら。それに私結婚したら絶対嫁ぐから~と宣言して許可も強奪したのでしてよ。だから大丈夫ですわ、まぁ大丈夫じゃなくてもしりませんけど。」
「皆様家自体には無関心ですよね。」
「まぁ、皆家自体には言い思いで余りないのですわ、青葉は兄が居るので、飛由は父が、受難なんかは、四式自体が嫌いなのだわ、蒼夏と奏歌は姉が居るから、まぁ皆、家自体は嫌いなのだわ。」
「そう言えば旦那様もそんなことを言ってましたね。」
「二式と三式、五式は、現当主が良い人達だから部下は気の良い奴らばかりなのですけど…分家連中が糞ばかりですので…。」
「それは…人間てそう言うめんどくさいの多いですよね…」
「まったくですわ~、まぁ次起こる騒動でほとんど元治様が消すつもりのご様子ですけど。」
「…確か古くからある名家でしたのでは?」
「そんなの気にする様な人に見えまして…?」
脳内に浮かぶ高笑いするお爺さん
――――の横で苦労する田之助が見える二人。
「大変そうですね後始末…」
「まぁ、田之助さん優秀ですから~…」
「過労死しないようにエリクサーでも旦那様と持っていきますかね…?」
「いえ、田之助さんの事ですから…皆で結婚式見せた方が喜びますわ。」
「結婚式ですか…憧れで終わると思ってました…」
「智核は理想が高すぎたのでは…?このダンジョンを蹂躙は無理がありましてよ?」
「……まぁ、そのおかげで旦那様に会えたので…」
「難易度がバグってますわこのダンジョン…」
「作り込んでは無いのですけどね……」
「確か…強い種族を…」
「見ないでてきとーにポチポチしただけです。」
「だから時々コピペみたいな階層なんですわね?」
「イエス。」
「しかもこの後の階層が相当悪趣味と…」
「なんか放置してたらそうなってました。」
「まぁ、複合体とか強い種族の鉄板ですものね。」
「旦那様に言われて見てみてドン引きしました。」
「そんなに…?」
「イエス。見た目も、性質も…私人間には無関心ですけど…」
「でも確か強さ以外全部異世界のコピー、なのでしょう?実物が居たという事ですわよね?。」
「みたいですねー。」
「「人間て、業が深いですね(ですわ)~」」




