理不尽様の訓練終了
「よし、文句無しの合格!よく頑張ったなっ!」
「「「「「え…?」」」」」
ニコニコと笑顔で合格を告げる白夜に課題を受けていた皆が疑問を漏らす
なぜ?自分達の油断で結構な不手際を見せたはず
なのによく頑張ったと褒めて貰える?
そんな皆の心を読んだ白夜が微笑んだまま告げる
「そもそも、油断て…まぁ確かに少しそういうところが目立たなかったわけではないが…でもまずまず俺達は武器を持ってきなさいと言った訳じゃないからな?ダンジョン攻略をしますと教えてた訳でもないし?ただ気とかの訓練と言った訳だから、てかドラゴン討伐を課題にしようて皆の練度をみたから急遽ドラゴン討伐にしただけだしな?まぁ武器どうのこうのを悩むのは良いけどさ?皆マジで頑張ったよ!本来ならもっとてか、普通に即全滅だぜ?皆元の隊じゃ所属バラバラだろ?調査任務とか一緒に行ったこといる奴が居るくらいで、討伐、撃退、封印の任務を一緒にこなした奴らこの中で一人も居ないんだぜ?それをたった2時間ちょいであそこまで連携が出来て、誰も死なずに討伐だぜ?反省点があっても俺からは特に文句ないかな、だってお前ら勝手にちゃんと反省するんだもん。ま、そう言う訳で褒めることはあっても文句はねぇよ。」
言いたいことを言った白夜は皆を一人ずつ褒め怪我をおった者達を治療していく
「武蔵ぃ"~可憐ちゃん"ぁぁぁな"お"て"よ"が"っ"だ"ぁぁぁぁぁ!!!」
「たく、実は大げさなんだよ。」
殆ど達磨状態だった男が言う
「そうだぞ実よ!些細な事で心配しすぎだぞ!」
禁術の重ね過ぎで身体半分炎になっていた女が言う
「馬"鹿"だ"よ"っ二人と"もばぁぁぁぁかぁぁぁああ!!」
「「何故だっ!?!?!?」」
「いいぞーもっと言ってやって実るん!」
「まさかアタッカーがタンクする事故が発生するとはな」
「ま、それも俺達の不甲斐なさのせいだろ?」
「反省しなきゃな…」
「ねぇねぇ教官?」
「ん?どしたよ優奈」
優奈と呼ばれた女性は可憐の方を心配そうに指差す
「あの"紋様"大丈夫なの…かな…?」
優奈の質問に本人、以外皆気になっていたのだろう聞き耳をたてる
「あぁ、大丈夫だぜ?俺が"調整"したんだ不備は一切ないぞ?」
「調整…ですか?」
「そ、そもそも禁術なんて発動さえ出来てしまえば害なんて殆ど無いんだよ…それに発動した禁術は可憐に相性が良いものだけだからな…(てか相性の良いのしか目に付かないようにしたし絶対いつかやると思ったけど早かったなぁ…)」
「取り除くより馴染ました方が後々可憐の為になる、別に人じゃ失くなるとか理性や知性、感情を失うわけでもないしな?それにあの紋様だって可憐がもっと力を操れれば見えなくするのも簡単だしな」
その話を聞き皆安心する
「馬鹿と言った奴が馬鹿なんだぞ!!」
「…はぁぁぁぁもうっ!ほらっ」
実と可憐の言い合いの決着
決まり手:口封じドーナツ
「うまっ!!うまっ!!」
「「「「はぁぁぁぁぁ」」」」
その後お疲れ会を白夜が開き皆で白夜が作ったご馳走を食べゆっくり休み皆、白夜からの課題合格のご褒美を貰い家に帰った




