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俺が理不尽です  作者: セロリM
理不尽様少し頑張る
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脱線!!


みんなが大なり小なり驚くなか、田之助が追加説明を始める


「いえ、まぁ実際放置といえばそうなのですが、、もう少し対策はしますよ?あまり()()は民間人を助けないだけで…」


元治の言葉につづいた田之助の言葉を考えるように皆が思考する中


花がいの一番に手を上げ質問する


「回りくどい、説明、ハッキリ、やること、言いなさい」


…訂正苦情であった


元治はニヤニヤした顔で口を開く


「にょほほ、すまんのぉ最近孫にかまってもらえんで少し遊び過ぎたの!」


悪びれも無い顔で口だけ謝罪する元治。


それを後ろで見ていた田之助は此の場に居ない白夜の為に白夜の状況を説明する。


「訓練のお願いをしたのは元治様でしょう……」


「だって…あんなに真剣に取り組んでくれるとは思わなかったじゃもん…」


そんなことを言う元治に花が白夜の性格を話す


「白ちゃんは昔から身内の為なら真面目に面倒を見てくれる子じゃないか…」


「そうなんじゃがッぅぅぅ!!儂も白夜と遊びたい!!」


「もう!分かったから!続きを話なさいや!!」


スンと元治のだだっ子が収まると何事もなかったように、続きを話す。


「あれじゃな海外は完全に放置あっちは魔術協会が何とかするじゃろ」


それを聞きそれもそうかと皆が納得する


「こっちは上の方には説明、民間人には必ず二回は噂を聞くように細工をする、どんなに不自然であってもじゃ」


なるほどと皆が納得する。

要はだ、上とは政治をするもの達そいつらは完全に此方のことを知っている、それを利用し選別するのだ、どれを生かしどれを殺すか、適用または備える事も出来ない愚者を炙り出し、殺す。


この先の世界に足を引っ張る塵はいらないと言うことだろう。

更に言うなら孫に上げる世界に塵はいらないだろうか。


方法は貸し与えてる私兵を皆回収するだけで事足りる。

此方を知っている政治家は此方を管理雇っているとそう認識する奴が多いがそれは違う。

此方が守ってやっているだけだ、あいつらの殆どはそれを勘違いしている


まぁこれは今度でいいだろう。


民間の方はこちらはいささか疑問がのこる。


その疑問を解消しようと厳重が質問よろしいですか。

そう厳重が手を上げる


「よいぞ!」


「はっ、それでは……白夜様は…納得なさっているので……?」


そう疑問はそこだ、今回ダンジョン此の世界にはなかった新たな非日常。

それを最初に発見したのは白夜だ、白夜はハッキリ言って甘い。

目の前の何も知らない一般人を捨て置けるほど非道ではない。


──だが違うぞ


「違うぞ厳重や、皆分かっていないあの子の弱点を」


甘さ…?違う。

優しさ…?違う。


白夜の弱点それは


「儂らじゃよ。あの子は皆が思っている以上に異常に異様に儂らを愛してる。種類は違うかもしれんが、だがどれも狂ってると評してもいいくらいには…な」


それは嬉しいだがそれとこれになんの関係が…?

受難、青葉、飛由、蒼夏、奏歌、獣、以外には分からなかった。


「あの子は儂らの為なら儂らが不幸にならないようなものなら全て叶えてしまう、例えそれが全人類を見棄てろそのような頼みでもな。──まぁでも今回は確かにお遊び半分入っているし他にも理由があるからの?流石に渋られたわい…でも憶えておけよ…あの子は本心なら例え"死んで"だろうが叶える…そんな事を言う奴は此処には居ないだろうが、気を付けてくれよ?──白夜はまだ自分の中の価値観を決めかねている」


元治は言わなかったがそこまで考え無しという訳では、白夜も無い

例えば元治が白夜の嫁を殺せと願っても叶える事は無いだろう、何よりそれを願わない元治だからこそ白夜は安心して愛していられるのだから…。


そして、例えば自分の死を願われたとしても。

白夜は自分が死んだ後自分の大切な人の心まで考えている、だから死ぬとしたら

白夜の大切な人全員に心から死を願われる時だろう。


「まっ、そこら辺は信用してるがの?すまんの少し脱線したわい、、、確か白夜のエロ本の隠し場所だったかの?」


そんなギャグを宗太が真剣な表情で手を上げ遮る。


「……──白くん、普通にベットの横の本棚にジャンル事に別けて綺麗に並べてるやないかい。」


──きっとこいつらにはシリアスは無理なんだろうな…




その後どのジャンルが多いか大いに揉めた主に女性陣


□■□■□


「ま、そうゆうことじゃから」


「なぁにが、そうゆうことだ、まだ白ちゃんのエロ本の話しかしてないよ!」


「にょほほ!あれじゃ、二回は噂を聞くように絶対する不自然な位にこれを言ってきたのは白夜じゃ、ま?救済処置じゃよ」


「ふーん?あぁ噂を二回は流せば不自然から更に広まるのか、まぁいいんじゃないかね?うちらはその日誰も助けないでいいのかね?」


「うむ、ま、どうしてもや、目の前に死にそうな者が居たからなら助けてもかまわんぞ?だがいちいち探し助けるまではダメじゃて話じゃな、んぅ?こんくらいかの?」


その言葉を気に皆膝を着くと


「「「ハッ。」」」


「それなんで家の伝統になったんじゃっけ?」


「家のトップ連中は緩いですよねぇ」





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