頑張れ可憐ちゃん4
田中可憐
「うーん、うぅーん」
今私達は正座させられてる。
「火力や役割分担ははっきり言ってちゃんと出来てんだよなー。うーん気の操作が雑過ぎるてことか…?」
雑っ!?
「うん、極熱地獄くらいなら、十秒掛からないで発動出来なきゃ」
あれ扱い!?
「あのー…教官」
「うん?はい林藤くん」
「極熱地獄は多重詠唱で熱系統の禁術を5つ重ねる大禁術ですよね…?十秒は無理なんじゃ…」
キョトンとした顔の白夜
「……?いやそんな面倒な作りはしてないよ…?」
え……?
「あれはもともと無駄が多かったから…創楽と一緒に無駄を…ぁ」
え…創楽様と…え…む、無駄ぁ!??
「えぇ?嘘…ごめんちょっと待ってて?」
「「「「「あっ、はい!!」」」」」
──もしもし?おじいちゃん?…まだなにも言って無いけど……えぇー?うん、うん、うん任せといて、うんじゃ、え?うん、わかった転移で一旦戻るねー、はーい
スマホをしまい振り返る白夜
「「「「「……」」」」」
「うん、よし!じゃ魔力訓練から始めようか?その後、気の訓練に集中するからねぇ」
「「「「「え、あ!はい!!!」」」」」
「まぁしかしそうだな、知らないとなるとよく頑張ったなぁ、いやしかし本当に優秀だな?特に林藤くんと可憐」
「「あ、ありがとうございます!!」」
褒められた!
「皆もよくやったよ、特に足止めに直ぐに徹したのがナイスだったな、、そう言えば此処にステータスて誰からかあるの聞いておる…?」
「「「「「はい!元治様から!」」」」」
「そうか…皆が戦ったコボルトやコボルトリーダー達はみんなのステータスの軽く5倍から10倍の差があったからね?それを技量と状況判断だけで勝ったんだからすげぇよ。」
あ、やっぱりそん位あったんだ…!
「「「「「光栄です!!!」」」」」
「と言う訳でね少し難易度上げてその初級からやろうか…!!」
凄く綺麗な笑顔で言う白夜
──え……!?今までのが訓練じゃなかったのですかぁ!?
──違うよ?
彼ら彼女らの地獄は此処から今始まる
──10階層へ
「イエス、習得早いともうしますか早すぎるような気がします。」
「わふっ?」
──気術12 level11↑New




