理不尽様の引率訓練
・白夜くんは仲間のことになると結構真剣にネジ曲がりながら考え込みます。
ここ二日凄い、珍しく、ほんとーに珍しく危機を感じた……。
喰われかけること大体672回……[7人+2日]
まさか…俺がここまで好かれてるなんて思い…も…
と言うか、微塵も考えなかった……。
道理で久しぶりの感じがしなかった訳だ…ガチで申し訳ない←[ストーカー被害]
何年も一緒に居たのになぁ……、あの時の何気無い選択…。
間違ってたな……、はぁ
力だけ強くなった末路がこれか、
人の想いが分からない。
人の思考を理解できない。
愛の境界線が分からない。
「はっ、無様だなぁ」
皆が明るいからこのままでいい?
なわけないだろ?
思わず受け入れそうになった。
離したくない誰にも渡したくない…もっと有るが此が、世間一般の恋や愛。
でもそんなの俺にとって、全部そうだ──
全て皆俺にとって狂おしい程愛しい者達
はぁ、昔の俺なら老若男女問わず受け入れてそう…
て、脱線してるなぁ。
とりあえず1人でうだうだ考えてもしょんねぇから、おじいちゃん……はやめとこ、
おばあちゃんや勝彦さんに奉納さんかなぁ……
「イエス。旦那様がキャパシティオーバーしてます。」
「わふっ」
常世に言葉教えなきゃ……常世初夜しか喋れないって…だめだろ…
──ギャッッッァァァァァァ白夜様ァ!そんなところで黄昏て無いで助けてェェェェ!!
──カッ!!カスッタ!!いまブレスカスッタ!!
此処は原初のダンジョン10階層
──竜の巣
白夜の引率
今日から。
──普通ぅ!もっっと順序踏みませんかぁ!?
「普通じゃ強くなれないでしょー?」
──鬼ー!鬼教官ー!ペド野郎ー!!
「アッハッハー!なんとでも言いやがれー」
──最近オカマ口調ぅー!
「よし!よく言った。てめぇら今から魔力弾と気弾撃ちまくるから当たった奴らに応じて訓練倍にしてくからな?」
──ギャー~ーーーーッッ
「ノー。やれやれですね」
「わふっわふっー?」
─ちょっと元気でたー?
白夜達が時蔵で過ごした日数。
一週間。
ナニをしてたかは御想像どうりだと思います。




