幕間:元原初のダンジョン核の独白
白い髪、ただただ黒い瞳その上から青を被せたような瞳、壊れ歪みきった心を一生懸命に、人へと似せようとする姿、壊れ歪みきったとは思えない程に滲み出る優しさ。
─一目惚れだった─
母様の手により生まれ、ただただ、創り、殺し、増やし、創り、殺し、増やす。それの繰り返し。何日何年何十何百何千何億。生まれながら植え付けられた本能、命令、に添い。
──何をやっているのだろうか──
母様は人の為と告げる。
──理解できなかった──
入れば殺し、星の総量を増やす。
此の何処が人の為なのか…聞き疑問を感じながら。
──どうでも良かった──
疑問を感じたかっただけだ。生まれながらの作業つまらないとも楽しいとも思わなかった。いや思考すらしたこともなかった。妹に言われた言葉の意味を追究したかった、ただそれだけかもしれない。
つまらなくないの?─つまらないとは。
こーーぉうううん??もう!つまらないはつまらないだよ!
─こんなこと何の意味があるのだろうか。疑問だ、興味が尽きないよ、そうは思わぬかね?我が最愛の、姉上よ?─意味…とは?
─ッフフ、済まない憶えていつか自分で見つけてくれ、きっと姉上ならきっと見付けれる。
いやしかし原初の全知とは厄介で便利な物だね?知っているが理解は無い、有るが故に必要がない…か。
妹たちが感情と呼ばれ認識されて要るものを手に入れ、共存し、相棒、対、部下、子供、それらと共に過ごす姿を見て見て。何処か得体の知れない知らない智識が自分を……。
─もしかしたら…もしかしたら羨ましかったのかもしれない─
力はある方がいい。性格は?優しくても壊れてても残忍でもいい。自分を見てくれれば。でもやはり互いに愛し合いたい、顔は?どんな姿でも構わない。勇者がいい?別に。魔王がいい?別に。どちらでも。自分を見て自分を到達し蹂躙してくれればなおいい。他に愛している者が居れば?構わない、そんな人じゃないんだ、気にしない。自分も愛してくれれば。一緒に創りたい。一緒に世界を見たい。母様に見せたい。ずっといたい永久に。
種族?どうでもいい。
─そんなことをここ十年思う。やっと見ておぼえ真似した不完全な心でそう夢を見る。
管理者は未だに現れず。
必然だったのかも知れない、運命だったのかもしれない、原因は自分だったのかもしれない。
旦那様に引かれ貴方の側へ現れた。
珍しい武器を引き下げ旦那様は来た。
初めてみる物に一切の躊躇なく切り捨てる姿。
きっと私が見ていることに気がついたのでしょうね旦那様は、ステータスを開くのと同時に罠の可能性を考え法則を一瞬で理解し書き換えましたね?思わず空いた口が閉じませんでした、口ありませんけど。
それからは驚きの連続でした。何億年と生きて初めて見る光景ばかり、人類史最強の勇者や魔王を捻り潰した、ドラゴン達をステーキ肉に…初めて恐怖を憶えました。
それら試練を…試練、し…試練!を乗り越え私の前に現れた旦那様。
私の私の愛しい愛しい
愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しいイトシイ─
─旦那❤️
「イエス。では初夜を始めましょうか?」
黄緑の髪、髪の先端がすべて虹色に変わる変わった髪にロングヘアー、瞳は黒と白のオッドアイの発育の良い中学生が無表情に淫らに笑みをうっすら浮かべ寄り添う
「しょやー!」
黒塗りの髪、奈落を思わせる髪を足元まで伸ばしきる髪型、瞳は赤く紅と言うよりは深紅のロリ巨乳の童女、が獣のような雰囲気でのし掛かる事案である。
「辛抱たまりませんな!では」
黙っていれば童女の姉に見える残念美女以上。
「思考の渦から抜け出したら押し倒されていた。何を言ってるかわからない!でも一つだけ!!雰囲気とかもっとなかったですかねぇ!!」
「「「頂きます❤️」」」
「俺のセリフッ!!!盗られたッ!!!」
─愛しています
雷神周回たのちぃ以上!!ごめんなさい!!!!




