力の差
少しネタバレ、と言いますかあっても関係がほとんど無いと言いますか…………白夜の事ですね、
ここまで読んで下さった読者様の方は疑問を持ったこでしょう。
あれ?初期の白夜のステータス、弱くね…?と。
ええ、読者様の思った通り、弱い。そう見えるようになってます。
実は最初に出てきたステータスはある相当、白夜の都合によって、抑えられてます。
細かくはまた過去編とかで書くので、今は"ステータス得る前の白夜の実力"をざっくり、十三災害位なら全員で襲って来ても無傷で勝てる位です。
─オーサン─視点
────ッッ!!
「ッッー〈光層城壁〉ッ!!」
光の城壁が八十が、中に張り巡らされた。
四枚あれば核を封殺できる光の城壁が八十────
「────〈煌雨〉」
──が、紙を弾丸で貫くような気軽さで、輝くモノに貫かれた。
それを認識した時には余りにも遅すぎた。
星の雨…?…………!?"身体強ッッ"ッッ足ッッ!!ダメっ間に合わッッ
その場を飛び退こうと、身体強化の気術を発動させようとしたオーサン
だが、《光》の性質を持つ、創楽の"輝く気"はそんな行動を遅いと嘲笑うかのように、オーサンの脚に風穴を空ける。
それでも一人居れば、"国に厄災を振り撒ける"と言われる"十三災害"の一人、脚に風穴を空けられながらも、身体強化した際に溢れる力を地面に伝わせ、自分の体を弾くように、その死地から体を遠ざけた。
大地に体を打ち付けながらも体制を建て直し、
脚から伝わる激痛に苦痛を口から漏らしながらも
現代医療に喧嘩を売っているとしか見えない治癒能力を誇る"再生の気術"を発動させた
「ッッイッゥゥッッ!!〈光治〉ッッ!!」
痛みが抜けきらないながらも、消えた創楽の姿を捉えようと"気を円形"に広げるオーサン。
居ない!何処にッッ??後ッ!?
反応し、後ろを向くオーサンの顔面を細腕に掴まれ、地面へ叩きつけられる
「〈煌鮫〉惨たらしく死ね」
ゴンッと地面に埋め浸けられるオーサン、そんなオーサンの臓物を惨たらしく食い荒らすために、創楽の背後から、小さな輝く鮫の群れが
ィッッ!?かがやく小さな鮫…………?ヤバッッ!?
「〈光守〉爆裂ッッ!!」
だが咄嗟にオーサンは光の球体で自分を守り、その球体爆裂に創楽を巻き込むと同時に、オーサンはその場から離脱する
山の頂上を削り飛ばすほどの爆裂、それに巻き込まれた創楽
その場所を息をなんとか整えながら、見据えオーサンは言う。
「フゥフゥッッ…、、…本当に、嫌になる位、化物染みてますね。」
もう再生しますかッッ本当に化物過ぎるでしょう!!
オーサンが爆裂場所に目を向けると、光の爆裂に巻き込まれた筈の創楽、爆裂に巻き込まれ消し飛んだ腕をぶらぶらさせ呑気に腕を見つめ、次の瞬間、
──無くなった腕の形に光が固まる、と。
同時に無くなった筈の腕が、まるで消し飛ばされた事実など無かったように、無傷で存在した。
「其方が甘いじゃないのー?家に喧嘩仕掛けてくる位だから、どんなもんかと思ったけど……。」
まるで期待ハズレだと言わんばかりに、言葉を切り
口を歪に歪め嗤う創楽
「あぁ……?もしかして、あんたあの雑魚達の中でも下っ端?
それならこの弱さにも納得ね?」
本当にこの家はッッ!!人のプライドをへし折るのがお好きなようでッッ!!!……い、いけない。
れ、冷静になるのよオーサン、、、フゥ……
オーサンは笑顔で冷静に降伏宣言をしようと口を開く
「その下っ端に腕持ってかれた貴方も、もしかしなくとも下っ端ではっ…??」
全然冷静になれて居なかった…
「…………」
「…………」
「ぶち殺して差し上げますわッッ!!」
「上等でございますッッッッ!!!」
光の雨が山を削り。
大口を開けた光の鮫が大地を飲み込み。
光の柱が大地から突き上げるように天を穿ち。
光の斬撃が湖ごとオーサンの腕を持っていく。
互いの攻撃が地形を変える!
などということは無く、全て創楽の一方的な攻撃だ。
そして腕を持ってかれたオーサンは、
言ったわ良いけど、状態になった。
腕を持ってかれある程度冷静さが戻って来たようだ
ぁぁぁ!!腕と冷静の等価交換なんて割りに合ってませんよ!!
「おっ!お話しましょうッッ!!」
先ほどの啖呵を恥ごと捨てて、オーサンはそう提案をする、それを聞き満面の笑みで創楽は答える
「ええ!!テメェの手足に奪って達磨状態にして無理矢理席に着かしてあげますわッッ!!」
「そこまで気使いは無用ですよっっ!?」
オーサンは自分の身を守る為に光を自分の周りに集中し〈光層城壁〉を発動それを圧縮し、〈光多重層界壁〉を完成させる。
少し出来た時間でオーサンは思考する
所々から微かに聞こえる戦闘音明らかに向こうの陣営と一対一にされてますね、と言いますか、このカード凄く悪意が有りませんかッッ!??
「面倒ね…」
創楽はそう呟くと、中に立ちながら指を鳴らす、
次の瞬間、周囲の水分が一瞬で乾くのと全く同時に、辺りに太陽が墜ちたのではと錯覚するほどの光りが辺りを白く染め上げ、その光はオーサンの目を焼く。
「ッッ目がっ〈光治〉ッッ!!」
オーサンが目の治療を終え、目を開いたときそこに見えた物は────
────天を地を覆い隠す程の光の剣、それらがオーサンに刃を向けている。
ふざけないで下さい!!一つ一つが太陽と同じエネルギー量ッッ!?
「───そんな物いったい……!!何処から持ってきたと言うのですかッッ!?」
そうあり得ない現象なのだ、通常も異常の気術者は全員龍脈から体内に気蓄えそれを使う事で現象を起こす、おおざっぱに言えばそうなる、だが結局はどれだけ極めようとも、どれだけ自分の体内に蓄える量を増やそうとも何かしらの蓄えが必要だ、食事、龍脈、その他、結局は星から蓄える物だ、星の総量を上回る太陽など、どう作った、そう言う話になるのだ。
「はーぁ?あんた達にも一人と出来損ないが居たでしょ?………あー、めんどくさいわね、理解などしなくて良いわ!いい?───」
なにも知らない弱者を、哀れに思ったのか創楽は喋りだす。
話は簡単だ自分達五大家当主や気道衆が五頭は"創成気"と言う物を自分の体内に有るそれは、気を極めた遥か先の物だと。
"創成気"それは自分の体内に龍脈と同じ純度のエネルギーを造り出す物、それに必要な条件は生きてることただそれだけ。
空気を吸うそれだけで自分が抱えれる総エネルギー量の1%を造り出す。
睡眠を取れば平均78%を、食事を取れば平均35%を、それが出来る理由は六年前に解明されてる。
「───OK?此が、貴方達と、私達の実力差が天と地程離れてる理由。」
あ、は、ハハハ、二人…………
一席と十三席殿の事だろう…。
成る程、私達とあの人達と離れてる訳です…か…………
星と蟻の勝負……。
「とんだ茶番ですね…。」
決まった勝負など茶番と言わずなんと言うのか
「そうね、それには同意するわ、でも貴方達に同情はしませんけどね、だって挑んできたのそっちでしょ?────」
今までの喜怒楽が嘘だったかのように、創楽は無表情になり、そう告げると、創楽は手を天に上げ。
「────じゃ、またね」
手を振り下ろすのと同時にそう告げるのだった。
最後に私の目に映ったのは自分の周りの結界を紙のように引き裂く無数の剣でした。
ふー、初の一人の戦闘、話、をじっくり書いてみましたやっぱり小説書くのは凄く難しい事ですね!
とりあえずストーリーを二百話位書いてから、一からちょくちょく修正を入れていきたいですね!
今回はこのくらいになります
皆様こんな作品見て下さりありがとうございます!!!
2022.12/2 すみません、体調を崩して一話を書ける程、体調がよくないのですが、少しよくなったので、読み返し、読みにくい、分かりにくいと思った所を修正しました。サボってごめんなさい、エタリません。




