後悔と行進
なんとか公衆猥褻物になることを逃れ、20分
”結局のところ何処までやっていいのか”とゆう本題は適度に纏まりつつあった。
『全てお願い致します、どうか我が愛し子達をお願い致します……!!』
嘘を言った。
ほとんどお任せします発言もらってます。
まぁ、それもそうだろう、て感じだったがな。
この女神像は”薬の効果”まで分かったとしても、その”用途”までは理解できなかったのだから。
龍脈のエネルギーを智識として獲られる智核なら、理解は出来なくとも知っていただろう。
人間性をある程度研究してる明華なら、直ぐに気付き、それが大切なら、害を被る前に対処できただろう。
だが、この女神像は皆に本当にそう慕われるように、神の目線なのだろう。
滅びなどのでかい害は読めても、
一人二人ダンジョンから出る、死に直結しない中毒レベルの些細な害は、危険とも見れない。
だが、それが危険と認識したのなら?
『クロネリア……ミウ……バゼッタ……』
壊れたように、悔いしかない声は誰かを呼ぶ。
その姿を見て、分かる。
本当に愛していたのだろう。
こうすれば、ああすれば。
なんて言えない、基準が全て違うのだ。
なにが怪しい、これが危ない、それすら違う
軽く言葉を投げ掛けるべきではないだろう。
今出来ることは、取りあえずおれは里の人達の治療、後遺症一つ残さないように、
この女神像は……、また時間を置いて来ればいいか。
今は時間が必要だろう。
「………」
「………」
「…ほら、二人共怒りを納めて、妹が泣かされて怒ってるのは分かるけど此処からじゃ、どうやろうとも後悔させる事なんて出来ないよ?」
少なからず、知らないところで変死体になろうがそれだけでこの胸糞具合が納めれると思えないしね。
「…なるほど、家族のためなら、私は怒れる事が出来るようになったのですね。…こんな感情、旦那様にあの粗末な物を差し向けられた以降ですよ。」
「ふむ、一理ある、どうせなら目の前で出来るだけ惨たらしく苦しんでもらいたいからな。
今は、抑えて置こう、今は、報いは受けてもらうがな。」
あ~あ、怖い御姉様方がお怒りになってらっしゃる、死んだな、どんな名前かもしらない国。
さて、いつ行くか、行くなら皆と行きたいし、
まずはある程度周りの状況を安定させないとな~
ギルド、学校、あとうざったいゴミ掃除。
「さて、里の皆さんがご飯を用意してくれてるみたいだから行こうか。」
「イエス」
「うむ。」
早く行かねば、あの大旗にご飯が出来ましたよ~、とご丁寧に似顔絵をも添えて振り回し行進する三人衆のせいで人が腹ペコ迷子みたいな印象が里に植え付けられる前に!!




