表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺が理不尽です  作者: セロリM
ダンジョン問題

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

285/380

胡散臭い行商人(願望)



町の入り口へ、【創造】のスキルで作った馬車を停める、それを不安、期待、危機感を持ちながら遠巻きに此方を眺め、警戒する町の者達


だが、それもグローリーさんが外へ出るまでだった。


町の子供と思わしき子達がグローリーさんに群がる、それに続くように町の人達も。



「しししっ、グローリーさん、相当慕われてるんだな?」


ほんと、()きものを見た。


しかし、うん、あれだな

前に智核に異世界の者達の強さを聞いた時、

人の強者と呼ばれる者達の最高レベルは200にも届かない、と聞いたが。


なるほど、な。


智核は"人間社会の全知"を知れる、それこそ噂がホントかどうかさえ。


その智核がレベル200に届いた人間はいない。

と言ってた。


だが俺の目の前には230に届くレベルが二人


そこから導き出される答えは。



───この人達は、"人間"にとって、人間ではないと。



不愉快だ


この事実だけで俺の異世界への興味が更に薄れた。




が、まぁ、今ここでそれを言ってもしかたがなし、だな。

おれは今、グローリーさんに交渉を持ち出された"行商人"その役割を全うしましょうか。



グローリーさんが町の皆に挨拶をしてる中、馬車を降りる俺に気が付いたグローリーさんが慌てて口を開こうとするが、それを遮るように自己紹介をさせてもらう。



「皆──「皆様、突然申し訳ない、"わたくし"グローリー様から交渉を持ちかけられた、しがない行商人のシロヤ、と申します、長い付き合いと成りますどうぞ、宜しくお願い致します。」」



俺の自己紹介に、活気と共に沸き上がる歓喜の声

それほど食糧難も深刻だとゆうことだろう。


自分でもいささか胡散臭い、かな?と思うような笑みを浮かべる


それに続くように智核、明華が自己紹介を始める



「私はチサネと申します、旦那様共々宜しくお願い致します」


「私はメイカと言うものだ、宜しくたのむよ、皆の衆」



その二人の自己紹介に子供達がヒソヒソと話しだす……?


子供達が近付いて来た?

どったの……?こんな怪しい大人に近付いちゃイカンよ…?



「お姉さん、モテモテ?」


「百合なの?キマシタワーなの?」


「フフフッ」「ぶふっ」




なるほど、この下らない知識、異世界に召喚された勇者とか呼ばれるテンプレ野郎共だな?


赦さん……!!


そしてわたくし口調で頭の良さをUPしようと企んだのが悪かったのか、おれはお兄さんだっ!!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ