理不尽様のお家問題開始ィ!!
現在の白夜の格好について、黒と白を強調したメイド服、スカートの丈はロング、カチューシャはちゃんと着けているようだ。
右膝に常世を乗せ常世の頭に智核が居る陣営になっている。
結構ちゃんと着こなしている…模様だ…
常世と智核の事は皆気にはしてるがまたか…程度です
(長い…てか珍しく本当に長い…?いや遊んでるだけか…)
元治の開始の挨拶がかれこれ三十分は続いてる。
元治は言いたい事があればバッサリ言ってくるタイプなのでこういう事は珍しい…だがニヤニヤ嗤いながら話す元治を、見ているところを見るとわざとなのだろう。
(要件を言わないで"誰か"を焦らしてるだろうな)
白夜は集まる傘下または家臣達に顔を向ける。
苛ついている者、真剣に聴く者、逆立ちを隠せぬ者、小声で襲撃の計画を話す者、噂話しを話す者、願望を隠しきり沈黙を貫く者。
それらを一見すると白夜は薄く嗤う。
(あーあ、あれじゃ、おじいちゃんの玩具にしてくださいて言ってる様なものだ。)
「わふっ?」
「ふふ、ちょっとなまた騒がしくなりそうだなぁ…? てな?」
『イエス。 何か来ます。』
その時、景色、空間に亀裂が走りその中から出てきた"何か"が白夜に寄り掛かる
『なんやぁ?白坊また面白い子達をつれてるなぁ? 龍脈の根源に神狼かや?』
「ん。俺の嫁さん達だよ…」
『…?…………!?なんやぁ、じゃ私は三番目かや? ま何番目でもいいけどなぁ?』
「んぃ、『イエス。もしそうなったらですが歓迎しますよ。』いや…あのぉ「わふわふー!」」
白夜の目が死ぬ。
「てか、たまには普通に出てきてやれよなぁー、魔紀和が珍しくブチギレてるぞい。」
『えーやじゃやじゃ、私の楽しみはあやつの仕事を増やすことじゃかやのー。』
『イエス。いい趣味してます。』
「わふわふぅ」
「虚声飛んできても知らんからなー」
『アヤツの事などどうでもよい、それよか"名"を呼んでくれなんか?』
「今はダメー、てかこの屋敷の結界掻き消す気かよ?」
『そしたら私は白坊の側に来れてアヤツは仕事が増える! 良いことづくめかや!』
「"神言"と"獣獄"の大喧嘩なんて笑えねぇーからやーめや」
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──”三十分前”
「な、彼処に居るのは…」「嘘だろ?」
「おいおい…」「珍しいな? てか初めてか…な…?」
(((((いやでもなんでメイド服???)))))
ざわめきの視線を辿るとこの先に白夜がいる。
少し不機嫌そうな顔で膝に狼と玉?を乗せプリンを頬張っている。
その後ろに支獲を筆頭に無表情のメイドがずらりと並んでいる。
「ありゃぁ、機神人形空位だったか…? あんな物何故こんな所に…? しかもたった一人の護衛のようなことを……」
「機神人形空位!? あの戦略兵器かよ!?」
「なんで? て、当たり前だろ、あのお方は元治様の孫だぞ?」
「あ? 孫て直人様だけじゃなかったか?」
「違う違う、てか、それ元治様の前で口にしたら消されるから気をつけろよ?」
「つか当主候補決定する会議なのになんで直人様居ないんだ?」
「そう言うことだろ? 見てみろ直人様派閥の死んだ顔…ああはなりたくないな…」
「ちっ、邪魔者がッッ、だが大丈夫だ今回はあやつらも終わりだ…………!!」
「ほぉ? あれが元治様が自慢してた"化物"かうむ軽く噂を越しおったわい、てか"アレ"ヤバくね?」
「ぐへへへ、白夜キュン!!」
「ステイぃ! ステイぃ! だぞ!!」
────こうして式理家のお家問題は始まった。
うわーん!!文才の熟練が足りなぁィ!!もっと修行するぞジョ●ョーーーッッ!!
今回もお読み下さりいつもありがとうございます!!!




